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最終更新日 :2023.12.14
Webエンジニアと聞くと「将来性がありそう」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?でも同時に「エンジニアって技術職だし、スキルが無いと転職できないのでは……?」と不安を覚える方もいるかと思います。 景気が芳しくない現代だからこそ「自分の年収がこのまま上がらなかったら……?」と不安に感じるのは当然のことだと思います。
そこで本記事では、未経験でWebエンジニアを目指したい方に向けて、Webエンジニアの仕事内容や、Webエンジニアの平均年収、向いている人の特徴、未経験転職のコツを解説していきます。
中嶋 千博キャリアアドバイザー部 部長
【保有資格】米国CCE,Inc.認定GCDF-Japan キャリアカウンセラー何かを知りたいとき、見たいとき、Webサイトやスマホのアプリケーションを使いますよね。これらのサービスや製品を開発・運用を行うエンジニアをWebエンジニアと言います。
Webエンジニアと似ている仕事で「システムエンジニア」が挙げられます。
システムエンジニアとは、ソフトウェアやハードウェアの開発、システムの統合などのシステム開発で、要件定義や設計などを担当するエンジニアです。一方、Webエンジニアは、Webサイトやアプリケーションに特化して開発を行います。
つまり、担当するサービス、製品によって呼称が変化すると覚えておくと良いでしょう。システムエンジニアについて詳しく知りたい方は、下記の記事をチェックしてみてくださいね。
前述したように、Webエンジニアは、Web上のサービスやアプリケーションを作るのが仕事です。その中で、仕事内容によって担当が「フロントエンドエンジニア」と「バックエンドエンジニア」の2つに分かれています。
フロントエンドエンジニアは、Webサイトやアプリケーション上で、ユーザーが直接目にする「フロントエンド」の設計、開発、保守を行います。ユーザーの満足度に直結する仕事で、エンドユーザーの視点を常に念頭に置いて作業を進めることが重要です。企業によってはフロントエンドエンジニアがUI/UXまで担当することもあります。
フロントエンドエンジニアの主な使用言語は、HTML/CSSやJavaScriptです。他にも、Next.jsやReact.jsなどのフレームワークの知識が求められます。フロントエンドエンジニアについて詳しく知りたい方は、下記の記事をチェックしてみてくださいね。
関連記事:フロントエンドエンジニアとは?仕事内容と必要なスキルについて解説
バックエンドエンジニアとは、Webサイトやアプリケーションの「サーバーサイド」の機能開発や管理、保守を行うエンジニアを指します。ユーザーが直接目にすることはありませんが、安定したWebサイトやアプリケーションの運用に、バックエンドエンジニアの存在は必要不可欠です。
バックエンドエンジニアは、主にPython、Ruby、PHPなどの言語を使用します。サーバーサイドやデータベースに関する知識も求められます。
関連記事:サーバーサイドエンジニアの仕事内容とは?サーバーエンジニアとの違いと併せて解説
フルスタックエンジニアとは、Webサイトやアプリケーション開発において、フロントエンドとバックエンド、両方の技術に精通して担当できるエンジニアを指します。
フルスタックエンジニアは、1人で複数の工程に対応できることから、規模の小さいプロジェクトや、リソースの限られるベンチャー企業などで大変重宝されます。そのため、通常のWebエンジニアよりも、高い年収を提示してもらえるのがメリットです。
厚生労働省の職業情報サイト「job tag」によると、Webエンジニアの平均年収は約550万円でした。国税庁が2023年9月に発表した「令和4年分民間給与実態統計調査」によれば、国民の平均年収は約458万円(男性:約563万円、女性:約314万円)のため、Webエンジニアの平均年収は全体平均よりも約90万円も高いことが分かります。
今後もWebエンジニアの需要は高まっていくとみられ、それに伴いWebエンジニアの平均年収も増加する可能性は高いでしょう。Webエンジニアの年収や、年収アップ方法、転職成功事例について詳しく知りたい方は下記の記事をチェックしてみてくださいね。
Webエンジニアの未経験可求人が全くないというわけではありませんが、基本的に経験者を条件とした求人が多い傾向にあります。
もし未経験でWebエンジニアを目指すのであれば、Web業界の知識や、使用するプログラミング言語の学習はしておいた方が良いでしょう。そうすることで、企業の採用担当者から「エンジニアの基礎がすでにある」「勉強意欲が高い」というプラスの印象を与えられます。
ここからは、Webエンジニアが未経験転職を検討する前に、知っておきたいことを紹介していきます。
Web業界は絶え間なく進化しています。プログラミング言語やフレームワーク、ツールが継続的に登場します。これらの変化に迅速にキャッチし、最新の技術トレンドに対応するには高い情報収集能力が必要です。
また、技術面だけではありません。トレンドを抑えたデザインはユーザー満足度にも関係してきます。そういった、マーケティング観点の知見もWebエンジニアは必要なので、常に最新の情報を追い続けられる人はWebエンジニアに向いているでしょう。
Webエンジニアは、フロントエンド、バックエンド、デザイナー、プロジェクトマネージャーなど、さまざまな役割を持つチームメンバーと協力しながら開発を行っていきます。お互いの認識を一致させ、齟齬を無くすには、相手の視点を理解し、共感を持って対話できるコミュニケーションスキルが非常に大切です。
フロントエンドエンジニアであれば、デザインスキルが必要になります。そのため、日頃からSNSに投稿するための画像をillustratorやPhotoshopで作成していたり、趣味の範囲でもデザインツールを使ってデザインしている人であれば、フロントエンドエンジニアの業務の際に活かせるでしょう。
Webエンジニアは人気な職種のため、未経験だと採用ハードルが高い可能性があります。ただし、Webエンジニアに必要なスキルがあればポテンシャルを評価され、採用チャンスがあるかもしれません。
採用可能性のあるスキルは以下の通りです。
他にもこれまでの業務経験が、意外とWebエンジニアと結びつくこともあります。そういった観点からも、転職活動の前に自分のこれまでの経験・スキルを洗い出して整理をする「スキルの棚卸し」が重要です。ご自身だけで行うのが難しい場合は、キャリアのプロである転職エージェントに相談するのも一つの手です。
Webエンジニアに転職するのに資格は必須ではありませんが、資格を持っておくことで選考で「Webエンジニアとしての基礎知識がある」という点で評価される可能性が高いです。また、資格取得の過程でエンジニアの業務内容の理解を深められるため、自身とWebエンジニアという仕事の相性を確かめられます。
取得がおすすめな資格は以下の通りです。
基本情報技術者試験とは、情報処理に関する国家資格です。開発から運用、ネットワーク、セキュリティなどの技術面の問題から、戦略やマネジメントまでと、その出題範囲は多岐に渡ります。取得しておけば、Webエンジニアに必要な基礎知識を身に付けられるでしょう。
業界でもかなり認知度が高い資格になるので、採用でもアピールにつながる可能性が高いです。
Webクリエイター能力認定試験とは、Webサイト制作に必要な能力をどれだけ有しているかを示す民間の認定試験です。試験は「スタンダード」と「エキスパート」に分かれており、試験内容は基本的に実務経験ですが、エキスパートだけ知識問題が出題されます。
Webサイト制作の基礎知識の証明にもなるので、フロントエンドエンジニアを目指す方はまずこちらの資格を取得することを推奨します。
PHP技術者認定試験とは、動的なWebページ生成に必要なバックエンド言語の「PHP」の技術能力を証明するための民間資格です。ランクごとに試験が分かれており、未経験者であれば初級からの受験を行いましょう。PHPは国内シェアが高く、業務で必要になる可能性が高いです。
そのため、未経験でPHP技術者認定資格を取得しておけば、選考で有利になるだけでなく、その後のWebエンジニア業務にも活かせるでしょう。
未経験の転職成功には、適性やスキル、資格以外にも対策しておくと良いことがいくつかあります。それぞれ解説していきます。
Webエンジニアへの未経験転職をする前に、2つの適性を確認しておく必要があります。
一つ目は、「Webエンジニアという仕事が自身に向いているか」Webエンジニアのような技術職は、向き不向きがあります。「将来性が高い」「年収が高い」といった、良い面だけを見てしまうと、入社後についていけず後悔するケースは意外と多いです。
時間をかけて転職しても、結局すぐ転職活動することになっては本末転倒ですよね。後悔を未然に防ぐためにも、必ずご自身がエンジニアとして長く働けるかを確認する必要があります。
2つ目は、「フロントエンド、バックエンドどちらを担当したいか」です。前述したように、同じWebエンジニアといえど、役割や担当する仕事内容には大きな違いがあります。知識や技術にも大きな違いがあるため、最初に絞った方が効率的に技術を身に付けられるでしょう。また絞っておくことで、志望動機も具体的に作れ説得力が上がるといったメリットもあります。
2つの適性を判断するのに迷った場合は、転職エージェントに相談してみるのもおすすめです。これまでのキャリアサポートの経験から、自分では気づかなかった意外な適性を見つけてくれるでしょう。
企業の採用担当者は「なぜ未経験なのにWebエンジニアを志望したのか」という点に興味を持っています。志望動機が筋の通った志望動機でないと担当者に「長く続かなそう」「本当は違う理由があるのでは?」という印象を与えてしまいます。
そのため、下記のポイントを抑えて志望動機を作成することをおすすめします。
「現在、Web広告の代理店で営業として働いています。アフィリエイト施策を提案していく中で、Webサイト構造の仕組みの面白さに気づきました。そこで、3か月前からHTMLとCSSを学び始め、さらに自作のWebサイトを制作し、現在はブログを運営しています。この「一から作り上げる」という楽しさとやりがいを実感し、趣味の範囲だけでなく、仕事として顧客の満足いくWebサイトやサービスを作りたいと強く思うようになりました。貴社はグッドデザイン賞のシステム/サービス部門で受賞されたことがあり、その高いデザインスキルを持つ既存社員の方々のもとで働きながら自身のスキルも伸ばしていきたいと強く思い、貴社を志望いたしました」
転職エージェントは、さまざまな業界・ジャンルの求人を取り揃えている「総合型」と、特定の業界やジャンルに絞って取り揃えている「特化型」の2つの種類があります。今回のように「Webエンジニア」という職種に絞るのであれば、IT/Web業界に特化した転職エージェントを利用するのがおすすめです。
また、転職エージェントを利用すれば、Webエンジニアに転職すべきかなどのキャリア相談ができるだけでなく、未経験転職にもおすすめな求人の紹介や、書類添削や面接対策などを行ってくれます。未経験転職は難易度が高いからこそ、プロのサポートを受けた方が成功確率を高められるでしょう。
type転職エージェントでは、IT/Web業界に特化したキャリアアドバイザーが多く在籍しています。業界ならではの転職ノウハウをもとに最適な求人紹介やサポートを行ってくれるので、ご興味のある方は登録してみてくださいね。
関連記事:type転職エージェントとは
Webエンジニアとは、Webサイトやアプリケーションを開発するエンジニアです。需要は高まり続けており、将来性が高く人気な職種になります。人気がゆえに、未経験転職のハードルはやや高めではありますが、Webエンジニアに必要なスキルを持っていたり、独学で資格を取得すれば、未経験でも採用可能性を高められるでしょう。
転職活動を始める前に、ご自身との適性があるかをしっかりと確認することが重要です。他にも、自分にあった求人などを知りたい方は、ぜひ転職エージェントに相談してみてくださいね。
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