転職エージェントから連絡が来ない・遅い理由！3つのケース別に対処法を解説

最終更新 : 2024.7.30

「転職エージェントから選考結果の連絡が来ない」「返事が極端に遅い...。」というように、担当者とのやり取りに困っている人もいるのではないでしょうか。

この記事では、なぜ転職エージェントの担当者から連絡が来ない・遅いのかを段階別に解説していきます。また、転職エージェントから連絡が来ないときの問い合わせ方法や、問い合わせ後に返事が返ってこない場合の対処法も解説するので、状況に応じた適切な対応をとることができるでしょう。

この記事の監修者

河村 泰子キャリアアドバイザー部 部長

インテリア業界にて販売職として4年間従事。店長を勤める。自身の経験を活かした更なるステップアップを求め、type女性の転職エージェント キャリアアドバイザーへ転職。幅広い方のご支援を実現し、管理・コンサル・企画系職種のチーム立ち上げに携わり、現在では同部門のマネジメントとして活躍。細やかで丁寧な対応が強みとなっている。 監修者プロフィールを詳しく見る >>

1. 【登録後】転職エージェントから連絡が来ない・遅い理由
2. 【面談後】転職エージェントから連絡が来ない・遅い理由
3. 【書類選考・面接】転職エージェントから合否結果の連絡が来ない・遅い理由
4. 【例文付き】転職エージェントから連絡が来ないときの問い合わせ方法
5. 転職エージェントへの問い合わせ後にも連絡がこない場合の対処法
6. 転職エージェントとの連絡に関するよくある質問
7. まとめ

転職エージェントに登録をすると、転職における希望条件やスキル、経験などをヒアリングするために、キャリアアドバイザーとの面談が行われます。

登録当日〜1週間程度を目安に電話やメールで「面談の日程調整」に関する連絡、もしくは現時点でご案内可能な求人がないため面談をお待ちいただくお願いの連絡が来るのが一般的です。しかし、何日待っても転職エージェントからどちらのアクションもない場合は、下記の2点が考えられます。

関連記事：転職エージェントとの面談とは？何を話すかや聞かれることを解説

1. メールや電話履歴を見落としている

連絡が来ない理由の1つとして、メールや電話履歴を見落としていることも考えられます。転職エージェントからメールや電話で連絡が来ていても、迷惑メールフォルダに振り分けられて気づかなかったり、連絡先に登録されていない電話番号の着信を拒否する設定になっていたりといったケースもあります。転職エージェントに登録したメールアドレスの受信履歴や迷惑メールフォルダ、着信拒否の履歴を確認してみることをおすすめします。

また、通信状況の影響などにより、「登録完了」のボタンを押したのに反映されておらず、登録が上手くできなかったケースもあるでしょう。転職エージェントの公式サイトから会員ページにログインすると、登録情報が記載されている場合があるため、心配な方は、一度確認してみると良いかもしれません。

2. 転職エージェントが多忙で連絡が遅れている

転職エージェントは、複数の求職者に対応しているため、多忙で連絡が遅れる、または、見落としている可能性もあります。とくに休み明けは問い合わせが多く、混雑する傾向にあるため、返信が遅くなる場合があります。

転職エージェントの公式サイトに「登録後の流れ」の解説ページにて、連絡が来るまでの日数が記載されていることもあるので、確認してみてください。その日数よりも連絡が遅れている場合は、メールや電話で問い合わせをしてみましょう。

たとえば、「type転職エージェント」の場合は、「転職エージェントサービスのご紹介」を開くと、サービス利用の流れがまとめられており、下の画像のように連絡が来る目安の日数が記載されています。

転職エージェントに問い合わせる際には、「登録後の連絡がない場合」の例文を参考にしてみてください。

キャリアアドバイザーとの面談が終わると、キャリアの方向性に基づき、転職エージェントが保有している求人の提案を受けます。しかし、面談後にいつまで経っても求人紹介の連絡が来ない場合は、下記の理由が考えられます。

1. 転職を急いでいないと判断された

キャリアアドバイザーが求職者とコミュニケーションを図る中で、「転職を急いでいない」と感じた場合、連絡が遅くなる可能性があります。

転職エージェントとの面談の際に「今すぐではないけど、いつか転職したいと思っている」「現職に満足しているもののほかの業界にも興味がある」などの旨を伝えた場合は、転職活動に対して前向きではないと判断され、転職エージェント側は連絡を控える可能性が高いです。

2. 希望条件に合う求人を探している

面談を実施してキャリアの方向性を確認した結果、経歴やスキル、希望に合う求人を保有していないケースもあります。求職者にマッチした求人を探すために多くの時間を有しており、連絡が遅れている場合もあるので、面談後は1週間ほど待つことを推奨します。

いずれも紹介できる求人が見つかったタイミングで連絡が来る傾向にありますが、待ち時間が長く発生することや、適した求人がなければ連絡が来ない恐れもあるので、転職サイトやほかの転職エージェントを併用しながら転職活動を進めた方が良いでしょう。

3. 職務経歴（レジュメ）などに記入漏れがある

転職エージェントによって異なりますが、登録後や面談後に、指定のフォームに職務経歴（レビュメ）などの記入を求められることがあります。とくにエンジニアなどの技術職やデザイナー、動画編集者などの実務経験を重視されるようなクリエイティブ職がその傾向にあります。

前述したように、転職エージェントは求職者の経歴やスキルに合った求人を紹介します。職務経歴の空欄が多いと、求人の照会に必要な情報量が足らず、適切なマッチングが行えません。そうなってしまうと、紹介できる求人がないということでなかなか連絡出来なくなってしまうのです。

4. 企業への紹介に不安を感じている

事前に連絡もなく、面談の時間に大幅に遅れてしまったり、連絡が数日置きにしか返ってこなかったりすると、求人を紹介してもらえない可能性があります。
転職エージェントに求人を出す企業は「転職エージェントは自社の求める優秀な人材を紹介してくれる」と、信頼して求人を出しています。そのため、面談時やこれまでのやり取りを通して、「企業に自信を持って紹介できない」と感じた場合は、たとえマッチする求人があっても提案をしない可能性が高いです。

転職エージェントとの面談は、採否が決まる面接とは違うので、身構える必要はありませんが、社会人としての最低限のマナーを守って挑むことをおすすめします。

面談後に連絡が遅い場合は、「面談後の連絡がない場合」の例文を参考にメールを送ってみてください。

転職エージェントに紹介された求人に応募をすると、選考結果の連絡が転職エージェントに届きます。そのため、転職エージェントの連絡が遅いのではなく、企業側が選考に時間がかかっていることが想定されます。

たとえば、応募先企業の人事部が繁忙期だったり、採用担当者が不在だったり、企業内の調整に時間がかかっているケースもあるでしょう。書類選考にかかる期間の目安は、1週間〜2週間ほどといわれています。この期間を過ぎても連絡がない場合は、担当のキャリアアドバイザーに選考にかかる時間の目安を確認してみてください。返答を待つ間にほかの求人への応募を行い、効率的に転職活動を進めましょう。

目安の期間を経過しても、転職エージェントの担当者から連絡が来ないときは、催促のメールを送るのも一つの手です。登録後・面談後・書類選考/面接後など段階によって問い合わせの内容が異なるので、それぞれ例文付きで解説します。

登録後の連絡がない場合

登録後に連絡が来ない場合は、担当者のメールアドレスが分からないため、転職エージェントの公式ホームページの問い合わせフォームから送ります。

【登録後の連絡がない場合の例文】

面談後の連絡がない場合

【面談後の連絡がない場合の例文】

書類選考・面接の合否結果の連絡がない場合

【書類選考・面接の合否結果の連絡がない場合の例文】

ここでは、転職エージェントへの問い合わせ後にも連絡が来ない場合の対処法を3つにわけて解説します。

転職エージェントに問い合わせをした後も状況が好転せず、連絡が来ない場合は、催促のメールを送る、あるいは、担当者の変更依頼を申し出るなどの方法をお試しください。それでも改善されない場合は、ほかの転職エージェントを利用するという選択肢を取ることを推奨します。

1. 催促のメールをする

問い合わせ後に連絡が来ない場合、担当者がメールを見落としている、あるいは、失念している可能性があります。再度、催促のメールを送ることで返信が来るケースもあるので、下記の例文を参考にメールの文章を作成しましょう。

2. 担当者を変更してもらう

催促メールを送っても返信がなかったり、スムーズなやり取りができなかったりする場合は、遠慮なく転職エージェントに担当変更の希望を伝えましょう。

感情的に不満をぶつけるのではなく、合わない理由を明確にして、後任の担当者には、どのようなサポートを受けたいのかを丁寧に伝えることがポイントです。

対面や電話で申し出にくい場合は、メールや公式サイトの専用フォームなどほかの手段を利用しましょう。

関連記事：転職エージェントの担当者を変えたい！変更を申し出る方法を解説

3. ほかの転職エージェントを活用する

転職エージェントの担当者から連絡が来ない原因として、「紹介できる求人がない」ケースも挙げられます。転職エージェントは、求人の紹介を前提としたサービスであるため、マッチした求人がなければ、問い合わせや催促メールを送っても、求人の提案やサポートを受けることができません。

転職エージェントは、それぞれ特徴やサポート方針、保有する求人のジャンルなどが異なるため、自分に合っていない可能性も考えられます。まずは、利用中の転職エージェントの強みやサポート方針について確認しましょう。そして自分が希望する方向性と合わない場合は、転職エージェント自体を変更するのも一つの選択肢です。

円滑に転職活動を進めるために、総合型と専門特化型（医療やITなど）、年代（新卒向け、30代向けなど）属性特化型（女性向け、ハイクラス向け）といったさまざまなタイプがあるので、異なる転職エージェントを3～4社に登録しておくと比較検討しやすくなるでしょう。その分、多くの求人紹介を受けられるため、豊富な選択肢から自分にピッタリな転職先を見極めることができるでしょう。

関連記事：転職エージェントの選び方を徹底解説！自分に合う転職エージェントを見極める方法とは？

基本的に転職エージェントを利用しているときに感じる不安や疑問は、担当者に聞いて解決策を提案してもらいますが、連絡が遅いことに関する内容であれば、直接言いづらい部分もあるかと思います。

ここでは、転職エージェントとの連絡に関するよくある質問に対して、Q&A形式で回答するので気になる項目があればぜひチェックしてみてください。

選考にかかる日数の目安は？

選考にかかる日数は、企業の体制や方針などによって異なりますが、選考結果がわかるまでの期間は最短で即日、平均的には1〜2週間程度が目安です。

転職エージェントとの連絡頻度はどれくらい？

転職エージェントとの連絡頻度は、段階ごとに異なります。たとえば、登録後は日程調整のために1回〜2回ほどやり取りを行います。面談後には紹介できる求人が発生したタイミングで提案のための連絡がくるでしょう。

書類選考や面接に進む場合は、書類作成の進捗状況の確認や、日程調整、意向の確認などを目的として複数回のやり取りが発生します。その後は合否の結果や、ほか企業の求人に応募する場合には、同時進行でやり取りを進めるため、連絡頻度は高くなるでしょう。

転職エージェントから連絡が来るまで何日くらいかかる？

転職エージェントから連絡が来るまでの日数は、営業日で平均的に3〜5日ほどです。1週間以上経過しても連絡が来ない場合は、担当者が見落としている可能性があるので、進捗状況の確認をすると良いかもしれません。

転職エージェントから内定の連絡が来ないのはなぜ？

転職エージェントから内定の連絡が来ない理由は、企業側が選考に時間を有している可能性があります。選考に必要な期間の目安は、最短で即日、平均的には1〜2週間程度といわれているので、2週間以上経過しても連絡がない場合には、担当者に進捗状況を確認してみてください。

転職エージェントからメールが返ってこないのはなぜ？

転職エージェントからメールが返ってこない理由として、下記の7点が挙げられます。

転職活動の段階によって、連絡が来ない理由や対処法が異なるので、現在の状況に合う対応をとることが大切です。

最初だけ連絡が来ていたのに急にこなくなった理由は？

登録後や面談後は、スムーズにやり取りができていたのに、ある時期を境に急に連絡が来なくなった場合、紹介できる求人がない、または、「自信を持って企業に紹介できない」「転職意欲が低い」と判断された可能性があります。

転職エージェントから連絡が来ない理由とアプローチ方法は、「登録後」「面談後」「書類選考後」といった段階によって異なります。その段階に応じて、催促メールを送るなどの対処法を試しても、改善がみられない場合は、ほかの転職エージェントを活用した方が良いかもしれません。

求職者一人ひとりに寄り添った丁寧なサポートが強みの「type転職エージェント」では、電話やメール、LINEで担当のキャリアアドバイザーと連絡を取ることが可能です。

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type転職エージェントのキャリアアドバイザーとスピーディなやり取りをして、リアルタイムで最新の情報を迅速にキャッチし、内定獲得のチャンスを掴みましょう。