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最終更新 : 2022.12.08
応募書類に書かれた「志望動機」は、採用担当者が「この求人にマッチした人材かどうか」を見極める重要な材料になります。
書類選考を通過し、面接へ進むにはどのような志望動機を書けばいいのか、押さえるべきポイントを解説します。
藤井 歩クライアントサービス部 部長
求人広告の営業、転職フェア企画・運営を担当した後、type転職エージェントへ。現在ではIT・Web業界の求人企業を担当するクライアントサービス部の部長。企業の採用担当者が志望動機を読む時、チェックしているポイントは大きく以下の4つです。
志望動機を作成していくにあたり、これら4つのポイントを更に伝わりやすくするためのコツが存在しています。1つずつご説明していきます。
まずもっとも重要なことは、上記の「4つのポイントに一貫性があるか」です。
「前職では残業が多く、ワーク・ライフ・バランスが実現できない」という動機なのに、叶えたいことが「貴社でキャリアアップを目指したい」だったり、その業界を選んだ理由が「より高いレベルの営業スキルを身につけられる」だったら、採用担当者は「この人が本当に求めているものは何なのだろうか」と懸念を抱きます。
一方、「①前職は年功序列で若手にチャンスがない」→「②実力主義の貴社で若手リーダーを目指したい」→「③この業界は未経験だが、前職と同じ営業職なので、これまでに身につけたスキルと経験を生かして成果を出せる」→「④入社後は新人や後輩のロールモデルになれる人材になりたい」といった一貫性があれば、採用担当者もその応募者が自社で活躍しているイメージを描きやすくなります。
「自分が転職によって叶えたいこと」を書く際は、同時に「自分が入社したら、どんな成果や利益を会社にもたらすことができるか」を伝えることが重要です。
「もっと大きな仕事を任せてもらいたい」だけでは、単なる自己主張やエゴと捉えられてしまいますが、「前職では少人数のチームながらリーダーを務め、限られた納期で新規のアプリ開発をやり遂げた経験があります。そのマネジメント経験を生かして、貴社ではより大きなプロジェクトにおいても責任ある職務を遂行できると考えております」と書かれていれば、その人が入社後にどんなパフォーマンスや実績を上げてくれるか具体的に把握できます。
採用担当者が探しているのは、あくまでも「自分の会社に貢献してくれる人材」です。
志望動機でも、「自分が会社に何を与えてもらいたいか」だけでなく、「自分が会社に何を与えられるか」を明確に伝えることが必要です。
企業が求人を出すということは、「自社のビジネスや事業にとって、その職種やポジションの人材が必要な状況である」という意味です。
よって、志望動機がその状況に合うものでなければ、採用担当者へのアピールにはなりません。
例えば、これまで代理店販売を中心としてきた会社が、今後は個人ユーザーへの直販モデルを拡大するための求人を出した時に、「代理店営業を長く経験してきたので、そのスキルを生かしたい」と志望動機に書かれていたら、採用側のニーズとはズレていると判断される可能性が高くなります。
自分がその求人にふさわしい応募者であると示すには、その会社の事業や今後の方向性について自分なりに調べた上で、「現在の事業状況なら、自分のスキルや経験がこのように役立つ」と示すようにしましょう。
採用担当者にとって困るのは、自社に転職した応募者が希望や目標を叶えた後、またすぐに別の会社へ転職してしまうことです。
例えば「年収を上げたい」「マネジャーを経験したい」といった志望動機だけでは、「それがうちで叶ったら、また転職してしまうのではないか」という懸念につながります。
ですから、志望動機に入社後のビジョンを書く時は、「現在の希望や目標が叶ったら、その先にどんなキャリアを描いているか」というところまで書ければベスト。
「個人の業績を達成することはもちろん、チームとして新たなマーケット開拓にも取り組んでいきたい」「マネジャーとして若手の部下を多く持つようになったら、新人教育や研修プログラムの開発にも携わりたい」といった長期的なキャリアビジョンが伝われば、採用担当者に「この人なら長く自社で働いてくれそうだ」と印象づけることができます。
採用担当者が見ているポイントはわかっても、いざ志望動機を書こうとすると、具体的にどう文章にまとめればいいのか悩んでしまうもの。
ここでは、志望動機の書き方・作り方について解説していきます。
応募書類には、ダラダラと長文を書く必要はありません。志望動機は100文字から、長くても200文字くらいを目安にまとめましょう。
文字数が足りない場合は、先ほどの「4つの要素」を無理に全部盛り込む必要はありません。
4つの中で優先順位が高いのは、「(2)転職によって叶えたいこと」と「(3)その業界・業種や職種を選んだ理由」。つまり「自分は何をやりたいのか」と「なぜ貴社なのか」がきちんと書かれていることが大事ということです。
この2つを重点的に書くようにして、残り2つは文字数との兼ね合いを見ながら、盛り込む分量を調整してくてください。
多数の企業に応募する場合、志望動機を使い回す人もいますが、応募先が変われば「応募先の企業なら、何を叶えられるのか」「なぜこの業界・業種や職種でなら叶えられるのか」も当然変わってきます。
それをすべて「キャリアアップのために応募しました」で済まそうとしても説得力がないため、結局はどの採用担当者の目にも留まらない志望動機になってしまいます。
特にエンジニアやクリエイティブなど専門的なスキルや能力が必要とされる職種や、ある程度のキャリアを積んだミドル層の場合、「自分は前職で何を身につけ、それを転職先でどのような成果として提供できるか」が具体的に書かれていなければ、書類選考を通過するのは難しくなります。
多少手間はかかっても、志望動機は応募先によって書き分けるのが王道と考えてください。
志望動機の書き方でも紹介したように転職理由と志望動機に一貫した流れがあるかが重要です。しっかりと準備しておくことで、「今回の転職理由を教えてください」「なぜ当社を志望するのか」と面接で聞かれたときも説得力のある回答ができます。説得力のある回答をするためには事前に情報収集をする必要があります。
「転職したい」と思った原因を思いつく限り書き出してみましょう。書き出した内容を「仕事内容」「人間関係」「待遇」「職場環境・条件」の4つのテーマに分類し、その中で「どれが一番の原因か」を考えます。一番の原因をどのように改善したいのかを書き出します。
書き出した内容をみると、「転職を考えたきっかけ」「前職では叶えられないこと」「どのように改善すれば叶えられるか」が明確になります。これで前項の「志望動機のどこを採用担当者は見ているのか」のチェックポイント「①転職を考えた動機」が整理できました。
「なぜ当社を志望するのか」の質問に答えるには応募企業のことを調べておく必要があります。企業HPや応募職種の業務内容は最低でも確認しておきましょう。理解を深めるためには、代表のメッセージ、会社概要、経営理念、沿革、事業内容などを読むことをお勧めします。同業他社や競合のサービス・商品、業界の市場規模やシェアなども確認すると応募企業の特徴や強みを見つけることができるでしょう。
あわせて採用情報や求人の募集要項も読み込み、採用側のニーズを理解しておくことも大事です。求める人物像と共通点はあるか、応募職種の方向性と今後のキャリアの希望が一致しているか、転職で求めることを実現できそうかなど、応募企業と自分の合致しているか確認します。
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志望動機を作成するにあたって、「こういう場合どうすれば良いの?」という疑問にお答えしていきます。
A : 条件に見合う実績やスキルが自分にあることを伝えましょう
収入や労働時間などの「条件」が志望動機の場合、「自分が叶えたいこと」だけを書くと、単なる自己主張やワガママという印象を採用担当者に与えてしまいます。
それを避けるには、自分がその条件にふさわしい人材であると示すことが必要。
例えば、「年収を上げたい」という志望動機で給与水準の高い企業へ転職するなら、自分はその年収に見合う業績や成果を前職で出していること、そのために必要な能力を持っていることを書きます。
「残業を減らしたい」なら、前職の実績をもとに自分が短時間で高いパフォーマンスを出せることを示せばよいでしょう。
どんな志望動機であっても、「自分が会社に何を与えてもらいたいか」だけでなく、「自分が会社に何を与えられるか」を書くという基本を忘れないようにしてください。
A : 自分なりに調べた情報をもとに、一貫性のある志望動機を書きましょう
まずはその業界や職種について自分なりに調べて、大まかでいいので仕事に対するイメージを描けるようにしてください。
その業界の上位3社の企業ホームページを見て事業概要やサービス概要に目を通すだけでも、その業界のビジネスモデルや働く人たちがどんな業務を担当しているのかを把握できます。
その上で、「その業界や職種に転職すれば、前職ではできなかったことが叶えられる」という一貫性のある志望動機が書ければ、採用担当者に「未経験だが、この業界や会社についてよく調べている」と好印象を与えられます。
未経験転職の場合こそ、事前に業界や職種研究をしている人と、「あの業界が盛り上がっているから」といった何となくの理由で応募してくる人で大きな差がつくものと心得てください。
A : その会社の理念や組織風土に着目した志望動機でもOKです。
「営業→営業」「経理→経理」など、「前職の経験を生かして同じ職種に転職したいが、正直言って業界はどこでもいい」という人は少なくありません。
その場合は、業界・業種全体の話ではなく、応募先の会社ならではの特性にフォーカスして、「この会社に転職すれば、やりたいことが叶えられる」と書ければOK。
例えば「貴社の『地球環境に優しい商品開発』という理念に共感し、貴社でなら『より社会貢献につながる商材を営業したい』という私の思いが叶うと考えました」「貴社の女性活躍推進への積極的な取り組みを知り、私も経理として長期的なキャリアを描けると考えました」など、会社の理念や組織風土などに着目して一貫性のある志望動機を作れば問題ありません。
転職理由と志望動機がズレていると説得力が失われます。「残業時間を改善したい」という理由で転職を決めたのに、志望動機が「キャリアアップできるから」だと一貫性がなく、本音ではないのか、他の会社でもいいのではと思われる可能性があります。
志望動機は応募先によって書き分ける必要があります。職種、業界、企業の3つの軸で語れるように準備しましょう。事前に調べた応募企業の情報で共感できる点や自分が目指すキャリアと合致する点、サービスやプロダクトで興味を惹かれた点など、魅力に感じた理由をいくつか用意しておきましょう。
志望動機のなかで自分がやりたいことだけを一方的に伝えるのではなく、「今までの○○での経験を活かして御社に貢献していきたい」など、入社後に即戦力になれる人材であることを示すことも重要です。
ここまで志望動機の書き方・作り方についてご説明してきましたが、次にNGとなりやすい志望動機について、例文をもとに解説していきます。
自分が叶えたいことしか書かれていないのに加えて、「前職で叶えられなかったこと」を他責(会社や他人のせい)にしている点がマイナス評価となる志望動機パターンです。
前職への不満が書かれていた場合、採用担当者は「では、その環境を改善するためにあなたは何をしたのか?」という点を必ず見ます。
それが書かれていなければ、単なる愚痴と受け止められて評価は下がることに。
例えば「前職の会社は長時間労働が常態化していたため、業務フローの見直しや会議の短時間化などを提案し、残業時間の短縮に取り組みました。
マネジメント層が改革に積極的ではなかったため残業時間削減の効果は限定的でしたが、この経験を生かし、貴社ではより短時間で高い成果を出したいと考えています」など、「改善への努力・実績」と「その経験を転職先でどう生かすか」が書かれていれば、採用担当者に「この人に会ってみたい」と思わせることができます。
一見すると問題ないように思えますが、「入社後は既存顧客のフォローしかやりたくない」と業務の幅を限定している点がマイナス評価となる志望動機パターンです。
たとえ応募要項に「既存顧客へのルート営業が中心」と書かれていても、実際は新規開拓も担当することはあり得ますし、入社後に事業部のトップが変われば、方針も変わって新規開拓に力を入れることになるかもしれません。
よって、採用担当者が「新規開拓は絶対にやりたくないのかな」「任せられる業務範囲が狭くなりそうだ」などと感じれば、書類選考の通過を見送る可能性も出てきます。
その会社や仕事のことを調べるのは良いことですが、あまり細かく想定しすぎず、自分ができることの範囲は広めにしておきましょう。
この場合なら、「前職の新規開拓営業も非常にやりがいがありましたが、今後は既存のお客様を長くフォローするような案件の比率も増やしていきたい」といった書き方が無難です。
志望動機を書き終えたら提出前にチェックしましょう。採用担当者の目に留まる内容になっているか確認します。
ケース別の志望動機の例文サンプルをご用意しました。志望動機作成の参考にご活用ください。
貴社の「個人の力を押し上げ、時代に捉われない働き方を実現する」という理念と、それを体現しているサービスに感銘を受けました。
前職ではJava言語を用いたBtoCWebサービスの開発を担当し、主にユーザーが利用する検索機能や、顧客情報管理システムなど幅広く構築してきました。貴社サービスはJavaをメインとして使用していると伺っており、前職の開発経験を活かすことが可能です。前職で身につけた技術力で貢献し、サービスへ成長させたいと思い志望致しました。
新卒で入社した会社で研究開発として1年ほど勤務しました。しかし、配属先が大学で学んだ知識をほとんど活かせない環境だったため、自身の専門性を活かせる企業で働きたいと考え、貴社を志望しました。前職では配属後、すぐに転職することも頭によぎりましたが、最低限、社会人としての基礎を学び、何らかの成果を残してから転職しようと考えました。専門分野の知識だけでなく、社会人として学んだ経験も貴社で活かしたいと考えています。
営業職の成果が評価や待遇に還元される点はもちろん、自分の成果が明確な数字として表れることに魅力を感じました。貴社では個人の成果に対する褒賞など、評価制度が充実している点に惹かれ志望いたしました。営業の経験こそありませんが、前職では総務職として各部署とコミュニケーションを図り、業務が円滑に進行するように尽力して参りました。その際に培った経験が、顧客のニーズや悩みを適切に把握することに役立つのではないかと考えています。
Webマーケティング支援事業に注力されている点に魅力を感じ、貴社を志望致しました。前職ではクラウド通信システムの営業職として、主に中小企業向けに営業活動を行ってきましたが、さまざまな顧客と接する中で、Web上で顧客接点を持てないことに課題を感じている企業が多いことが分かりました。未経験ではありますが、前職で培ったIT知識と分析能力を活かして、早期に戦力となれるよう努力いたします。
より経営に近い立場で経験を積みたいと考え、コンサルティング事業を行う貴社を志望致しました。両親が自営業を営んでいたことから、幼少の頃より経営に興味を持ち、大学では経営学部にて学んでいました。前職の不動産ディベロッパーには、事業や経営に近く大きな金額を動かせる事業内容に魅力を感じ入社しましたが、配属されたのは個人向けの住宅販売の部署でした。異動の希望が通る可能性が無いことも分かり、当初より希望していた経営に近い業務経験を積むことが難しいと分かったため、早期ではありますがコンサルタント職へのチャレンジをしたいと考えております。
これまでプログラマーとしてソフトウェア開発に携わってきました。5年間にわたって業務を行う中で、次第に要件定義や設計といった上流工程に関わっていきたいという思いが強くなってきた所に、知人から貴社の紹介をいただきました。貴社においては、Javaによるシステム開発をメインにしていると伺っています。これまでの経験と、私自身の得意分野でもあるJavaのスキルを活かして、貴社に貢献できればと思います。
今も発展し続ける流通業界に将来性を感じ、実際の仕事内容を知りたいと思いインターンシップの参加を志望しました。現在、私は営業の仕事に就いていますが、どの業種と取引を行うにあたっても物流の必要性を顕著に感じました。貴社では、人員輸送と物流輸送の双方において魅力的なサービスを提供しており、物流を通して社会に貢献されています。そのような企業で実際に業務を経験することが、自身の成長にもつながると考えております。
職種別の志望動機の例文サンプルをご用意しました。志望動機作成の参考にご活用ください。
貴社の「個人の力を押し上げ、時代に捉われない働き方を実現する」という理念と、それを体現しているサービスに感銘を受けました。前職ではJava言語を用いたBtoCWebサービスの開発を担当し、主にユーザーが利用する検索機能や、顧客情報管理システムなど幅広く構築してきました。貴社サービスはJavaをメインとして使用していると伺っており、前職の開発経験を活かすことが可能です。前職で身につけた技術力で貢献し、サービスへ成長させたいと思い志望致しました。
これまで、主に非上場企業における月次、年次決算業務をこなしてきました。経験を積み、重要なポジションを任されるようになりましたが、自身のキャリアを考えた上で、上場経理や上場会計に携わりたいと考え転職を決意しました。今回の募集では求職者のステップアップを応援する目的もあり、上場企業での経理未経験であっても採用されると伺っています。その姿勢に大変感銘を受けたため、貴社を志望いたしました。
前職は社員50人程度のベンチャー企業でしたので、総務に関するあらゆる業務を担当しており、備品購買・管理や什器レンタル、ファシリティマネジメント、株主対応など、さまざまな業務を自ら考え行動し、再現性のある仕事として仕組み化して参りました。一定の成果を残した今こそ、より大きな企業で自身の力を発揮したいと考え、株式上場を控えた貴社を志望しました。前職で得た株主対応の経験などを活かしつつ、将来的には株主総会の運営全般に関わりたいと考えています。
大手居酒屋チェーンの店長として約3年間、現在の会社で勤務してきました。その間2つの店舗を経験し、売上管理や在庫管理、スタッフのシフト管理・育成といった業務に携わり、いずれの店舗でも売上目標を達成してきました。貴社を志望した理由としては、給与や福利厚生などの待遇面もありますが、なにより店長に大きな裁量を与えて店舗作りを任せるという方針が非常に魅力的だと感じており、自身の経験を活かして店舗の売上を伸ばすだけでなく、店舗作りを通して貴社の事業全体に貢献できればと考えています。
これまで銀行の法人営業として業務に携わってきましたが、業務フローが長年変化していないことや銀行のシステム自体に疑問を感じていました。その中で、インターネットの進化に合わせ、ネット銀行として時代のニーズに応えたシステムやサービスの開発・提供している貴社に魅力を感じました。市場分析や交渉などの場で、これまで培った経験を活かしつつ、自分自身もIT関する知識をアップデートしていきたいと考えています。
前職では食品メーカーで工場設備の導入や管理を担当していました。新規設備の導入計画全般に携わる機会にも恵まれましたが、導入後は既存設備のメンテナンス業務が中心となっていました。今後のキャリアアップのために、新しい設備の導入に携われる企業を探し、貴社を志望いたしました。自身が持つ、食品加工・製造設備に関する知識や多数の設備会社への管理経験を活かして、貴社に貢献できればと思います。
私にとって、ジュエリーアドバイザーとしての一番のやりがいは、「お客様の人生の大事な記念日に寄り添えること」でした。しかし、現在の会社は全国に店舗展開をしているため、異動が多く、お客様と長きにわたって信頼関係を築けないことがネックでした。だからこそ、貴社のブランド方針でもある「お客様との長いお付き合いを大切にする」という理念に深く共感しました。これまで培ったジュエリーアドバイザーの経験を活かすことはもちろん、「いかにお客様と良好な関係を築くか」という仕組み作りにおいても力を発揮していきたいです。
20代前半向けのブランドで4年ほど販売職を経験しましたが、長く勤務するうちに、よりお客さまと距離の近い仕事をしたいと考えるようになりました。具体的には、より自分と近い年代のお客様に、自分が心から良いと思える商品をお勧めしたいと思ったのです。貴社のブランドは30〜40代をターゲット層にしており、私自身も普段から愛用しております。また、前職では接客だけでなくディスプレイ企画も得意としていたため、より多くの方に貴社の商品の魅力を伝えるお手伝いができるのではないかと考えております。
現職では、販促物のデザイン業務を担当していました。デザインの仕事にやりがいは感じるものの、基本的にそれらは大手広告代理店にてクリエイティブの方向性があらかじめ定まっているものでした。自身がステップアップするためにも、より大規模なアートディレクションに携わる機会を得るために、貴社を志望しました。「いかにして商品の魅力を世の中に届けるか」という観点を大切にしている貴社の業務に携わることで、さらに多くの学びを得て成長していきたいと考えています。
基本的には、「書類に書いた志望動機を面接でも踏襲する」と考えてください。
応募書類に書く志望動機の文字数は限られるので、たいていの面接では、書類の記載をもとにより詳しく具体的に話を聞かれることになります。
最初に挙げた「4つの要素」のうち、書類では2つか3つしか入らなくても、面接では全てを聞かれることがほとんどなので、志望動機を書く時に最初から4つの要素を整理し、一貫性のある話の流れを作っておけば、面接に進んだ時も質問に答えやすくなります。
A.「なぜキャリアチェンジをしたいのか」「今までの経験やスキルをどう活かせるのか」の2点を具体的に記載しましょう。希望する職種や業界を調べる中で、今までの経験で活かせることをみつけてアピールすると、熱意や思いだけにならずに伝えることができます。
A.自分が叶えたい条件だけを志望理由にするのは避けましょう。前職の不満だけを書く、自分の叶えたいことだけを書くとマイナス評価となります。志望動機では、なぜこの業界・職種・企業で働きたいのか、自分の経験やスキルをどう活かしていきたいのかを伝えましょう。
応募書類の志望動機は、採用担当者に「この人に会ってみたい」と思わせるかどうかの重要なポイントです。
志望動機を書く際は、自分が言いたいことだけでなく、「企業が何を求めているか」という視点も忘れないようにしましょう。
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