転職エージェントを利用する際の流れ｜気になる疑問もまとめて紹介

最終更新 : 2024.1.11

「転職エージェントを利用したいけれど、どのように進めていけばよいのだろうか」「登録した後はどのような流れで転職活動を行うのか」と気になっている人に向けて、本記事では転職エージェントを利用する際の流れを詳しく解説します。

また、転職エージェントの利用に関するよくある質問と回答、実際にtype転職エージェントを利用して転職活動を行った求職者の声も紹介するので、転職エージェントの利用を検討している人はぜひ参考にしてください。なお、本記事で紹介する流れや日程は一般的なものであり、エージェントによっては異なる場合があります。

この記事の監修者

今田 千穂子エキスパートキャリアアドバイザー

【保有資格】国家資格キャリアコンサルタント、米国CCE,Inc.認定GCDF-Japan キャリアカウンセラー
type転職エージェントで企業担当を2年経験後、キャリアアドバイザーへ。IT領域専任のアドバイザーとして蓄積された転職マーケットの知見・ノウハウをもとに、目の前の転職だけでなく、長期視点で将来的なキャリアを築けるような提案や関係づくりに力を入れている。 監修者プロフィールを詳しく見る >>

1. 転職エージェントを利用する際の流れ
2. 【１】転職エージェントへの登録
3. 【２】キャリアアドバイザーとの面談・求人紹介
4. 【３】応募・書類選考
5. 【４】面接
6. 【５】内定・退職交渉・入社
7. 転職エージェントの利用に関するよくある質問
8. 転職エージェントを利用すれば初めての転職でも安心

転職エージェントを利用する際の基本的な流れは次の5ステップです。

まずは利用したい転職エージェントを決めて登録しましょう。その後は担当者であるキャリアアドバイザーとの面談で希望や条件などを伝えます。

面談の内容をもとに求人紹介をしてもらって、、応募先を決めたら、書類作成をして応募しましょう。書類選考に通過したら面接対策を行い、面接に臨みます。

無事に内定をもらったら、現在の職場の退職交渉を行い、入社日など細かい条件を決めて入社するといった流れです。それぞれの手順を詳しく解説していきます。

転職エージェントとは

まずは利用したい転職エージェントを選び、登録します。転職エージェントへ登録する際の詳しい手順を見ていきましょう。

転職エージェントの選定

転職エージェントは、おもに「総合型」「業界・職種特化型」「年代・属性特化型」の3種類があります。

総合型は、全業界・全職種の求人を豊富に保有している転職エージェントで、求人数の多さと幅広さが特徴です。職種が同じであれば業界はこだわらないといった場合や、数多くの求人の中から選びたいといった人に向いています。

業界・職種特化型は、例えば「ITエンジニア」や「医療従事者」といったように、専門分野の業界や職種の求人に強みを持つ転職エージェントです。自分の専門分野で活躍したい人や特定の業界でスキルや経験を磨きたい人に合っています。

「年代・属性特化型」は、「20代」「第二新卒」「ミドル世代」など年代に特化した転職エージェントや、「ハイクラス」「女性」などの属性に強みを持つ転職エージェントです。自分の希望に合わせて登録する転職エージェントを選ぶとよいでしょう。

関連記事：転職エージェントの選び方を徹底解説！自分に合う転職エージェントを見極める方法とは？

サービスへの登録

転職エージェントのサイト内の登録フォームから、現在の就業状況や転職希望時期、経歴、個人プロフィール、職種や年収などの希望条件といった項目を入力して登録します。

登録フォームで入力した情報だけでもキャリア面談は行えますが、事前にマイページにログインして経歴や希望条件などの詳しい情報を入力しておくことをおすすめします。なぜなら面談をするキャリアアドバイザーは求職者の経歴や希望条件をもとに、キャリアアドバイスや求人を紹介するため、情報が多ければ多いほど、よりあなたに合った求人を紹介してくれるからです。

入力した内容を参考にしてキャリア面談がおこなわれるため、正確な情報や詳しい希望条件などを登録しましょう。

面談の日程調整

サービス登録後は、転職エージェントからの連絡を待ちましょう。登録当日～1週間程度を目安に電話もしくはメールにて連絡が来るのが一般的です。

転職エージェントによっては、マイページから日程を決められる場合もあるので、確認してみましょう。

連絡があったら、キャリアアドバイザーとの面談の日程調整をおこないます。日程の候補日を伝えられたら自分のスケジュールと照らし合わせて希望日時を伝え、面談の日時を決めましょう。

関連記事：転職エージェントを利用するメリット！デメリットも知って徹底検討

転職エージェントに登録して面談日時が決まったら、事前準備をして面談に臨みます。面談終了後は、面談内容をもとにした求人紹介がおこなわれます。

面談前準備

キャリアアドバイザーとの面談の際には、履歴書や職務経歴書の提出を求められるケースが多いため、事前に用意しておきましょう。職種によってはポートフォリオがあるとよりキャリアアドバイスを受けやすくなります。

また、面談の際は、今回の転職で実現したいことや譲れない条件など、自分の希望を明確にして伝えることが大切です。希望や条件が曖昧だと最適な求人を紹介してもらえない可能性があります。

限られた時間の中で、自分の希望や条件、今回の転職で実現したいことや今後のキャリアプランなどをキャリアアドバイザーにわかってもらえるよう、事前に希望や条件を整理しておきましょう。もし整理ができなくても面談の中でキャリアアドバイザーがサポートしてくれるので問題ありません。

面談の実施

面談の日時が来たら、キャリアアドバイザーと面談を行います。面談形式は転職エージェントによって異なりますが、対面またはオンライン、電話面談が一般的です。

面談では、スキルの棚卸しによって強みや弱みを明確にし、希望する業界の動向や求人傾向を踏まえたキャリアプランニングが行われます。この内容をもとに、キャリアアドバイザーが最適な求人を探して提案してくれます。

また、転職のタイミングや転職活動に関する不安についての相談にも乗ってくれるため、気になることは相談してみるとよいでしょう。

転職エージェントの面談の内容とポイント

キャリアアドバイザーによる求人紹介

面談後に、転職エージェントからの求人紹介が始まり、保有している求人と面談での内容を照らし合わせて最適な求人を紹介してくれます。

気になる求人があれば、企業の風土や職場環境、業界の最新動向など、転職エージェントならではの情報も提供してもらえます。

なお、紹介された求人への応募は、1週間を目安に決めましょう。なぜなら、違うキャリアアドバイザーがほかの求職者に紹介をしているため、ライバルがいる可能性が高く、良い条件や人気の職種の求人であればあるほど、早く募集が集まってしまうからです。

また、紹介された求人の中に応募したい求人がない場合は、遠慮せずに理由を添えてしっかりとキャリアアドバイザーに伝えてください。

理由を曖昧に伝えると、その後も自分の希望するような求人が紹介してもらえない可能性があります。

非公開求人とは

応募先が決まったら、応募書類を作成して応募し、書類選考に通過したら面接に進みます。詳しい手順を見ていきましょう。

書類作成・添削

応募するときに必要となる履歴書や職務経歴書を作成します。応募書類を自分でチェックするときのおもなポイントは次のとおりです。

作成した書類はキャリアアドバイザーの添削を受け、アドバイスをもらいましょう。そのほかにも応募先企業の人事担当者に対してアピールできる書き方も教えてくれるため、履歴書や職務経歴書の書き方に自信がない場合でも安心です。

求人への応募

応募の際、転職エージェントによっては履歴書や職務経歴書とともに、キャリアアドバイザーが応募先へ推薦状を書いて一緒に送付してくれます。

推薦状は、企業が選考する際の判断基準の一つです。キャリアアドバイザーから見て求職者が企業にとってどのようにマッチしているのか、履歴書や職務経歴書だけではわからない強みなどを補足説明してくれます。

企業にとって信頼できるキャリアアドバイザーからの強い推薦があれば、「一度会ってみよう」と考え、選考に通過しやすくなるかもしれません。そのため、キャリアアドバイザーに正確な情報を正直に伝えておくことや信頼関係を築いておくことも大切です。

書類選考

応募を受け付けた企業の採用担当者は、履歴書と職務経歴書、推薦状を確認しながら書類選考をおこないます。書類選考で採用担当者がチェックするおもなポイントは次の通りです。

なお、書類選考の結果がわかるまでの期間は最短で即日、平均的には1～2週間程度が目安です。選考結果は、キャリアアドバイザー経由で通知されます。

転職エージェントの書類添削・面接対策

書類選考を通過したら、次は面接です。面接の日程はキャリアアドバイザーが調整してくれます。面接には「必ず聞かれる質問」があるので、最低でもその質問には答えられるよう、事前に答えを用意しておく必要があります。

面接で必ず聞かれる質問は以下の３つです。

自分で考えた回答に不安がある場合や、実戦的な練習をしておきたい場合は、キャリアアドバイザーに模擬面接を依頼し、必要に応じてアドバイスをもらうとよいでしょう。

模擬面接では想定される質問に対して受け答えの練習をすることで、回答の仕方を準備しておけるだけでなく、メンタル面の安心感も得られます。緊張しがちな本番でも、落ち着いてスムーズな受け答えができるでしょう。

type転職エージェントでは、丁寧な面接対策で求職者から高い評価を得ています。また対策の回数制限も設けていないので、面接に不安を感じている方は、ぜひ登録してみてください。

全ての面接に通過したら、晴れて内定です。内定後は現在の職場を退職し、転職先への入社に備えて準備します。この際の流れを詳しく解説します。

内定（オファー面談）

内定が出た後、「オファー面談」が行われることが多いです。オファー面談とは「条件面談」や「処遇面談」とも呼ばれ、「給与」「労働条件の確認」「制度の説明」など、内定者と企業が入社条件をすり合わせるための面談です。

現職場の退職交渉

内定企業へ入社決断をした後に現在の職場を退職しなければなりません。転職エージェントでは、現職への退職代行は出来ませんが、スムーズに円満退職するためのサポートも受けられます。

例えば、上司に退職を切り出すときのタイミングや説明の仕方や、引き止められた場合の対処法、家族に反対された場合の相談にも乗ってもらえます。現職に退職意思を告げるのはなかなか勇気がいります。退職交渉で困ったときはキャリアアドバイザーに積極的に相談しましょう。

入社

転職エージェントは転職先へ入社したら終わりではなく、定期的な連絡でその後の状況確認をおこない、入社後もサポートをしてくれます。

入社したら聞いていた条件と違っていたという場合や会社の雰囲気が合わないときなど、入社後の悩み相談にも乗ってくれます。

困ったことがあればキャリアアドバイザーに相談してみるとよいでしょう。

転職エージェントに関するよくある質問を紹介します。利用する前に、気になる疑問を解消しておきましょう。

転職エージェントは有料サービスなのか

求職者は、転職エージェントを無料で利用できます。これは職業安定法により、求職者から手数料を徴収してはいけないと定められているためです。

転職エージェントは求職者の入社が決定すると、企業から成功報酬を受け取る仕組みになっています。そのため、求職者は無料で転職エージェントのサービスを利用できるのです。

関連記事：転職エージェントの仕組みとは？求職者が無料で利用できる理由やサービスを解説

複数の転職エージェントに登録してもよいのか

転職エージェントは複数登録しても問題ありません。スムーズに転職活動を進めたい場合は、総合型と専門特化型、年代・属性特化型といったタイプの異なる転職エージェントを含めて3～4社に登録しておくとよいでしょう。

複数社に登録しておけば、それぞれの利点を活かして幅広い求人の提案が受けられ、選択肢が広がる可能性があります。また、複数社のキャリアアドバイザーの中から、自分に合ったキャリアアドバイザーに出会える可能性も高くなるでしょう。

しかし、登録している転職エージェントが多いと、連絡工数が増えたり、選考が進めば面接の日程スケジュールの調整が難しくなります。そのため、ある程度転職エージェントと自分の相性が判断できるようになったら、1つに絞り込むのもおすすめです。

関連記事：転職エージェントは併用するべき？複数社に登録するメリット・デメリットを解説

転職エージェントとの面談は何回まで受けられるか

基本的にキャリア面談の回数に制限はありません。転職活動の進み具合や担当キャリアアドバイザーによっても異なりますが、複数回おこなうケースが多くなっています。

転職活動中に不安や相談したいことが出てきた場合や、模擬面談を依頼したい場合などは面談の希望を伝えてみるとよいでしょう。

type転職エージェントでは、経歴やスキルの棚卸しから求人紹介、応募書類の作成方法や面談対策まで充実したサポートを受けられます。

それだけでなく、内定が決定した後の、条件交渉や退職に関するアドバイス、入社後の悩み相談もできます。つまり、転職活動における一連の流れをサポートしてもらえるということです。だからこそ、求職者は信頼できる転職エージェントを利用する必要があります。

サービスを開始してから25年の豊富な転職ノウハウを持つtype転職エージェントでは、これまでに34万人以上の転職をサポートしてきた実績と経験があります。手厚いサポート体制で利用社様から高い評価を受けており、初めて転職エージェントを利用する方や、質の高い転職支援を受けたい方におすすめな転職エージェントサービスです。

キャリア相談だけでも大丈夫なので、気になる方はお気軽にご登録ください。

type転職エージェント利用者の声

ここでは実際にtype転職エージェントを利用して転職活動をされた求職者の方の感想をご紹介します。

type転職エージェントをもっと知りたい方は下記のページで紹介をしているのでチェックしてみてくださいね。

関連記事：type転職エージェントとは

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