インフラエンジニアのキャリアプランの考え方|キャリアパスと併せて解説

最終更新日 :2023.11.14

インフラエンジニアのキャリアプランの考え方|キャリアパスと併せて解説

社会人になってしばらく経つと、周囲が転職し始めて、「自分はこの会社で働き続けて良いのか、そもそもこれからどうなりたいんだろう」と焦りを感じる方がいらっしゃいます。この不安を払拭するのにおすすめなのが、キャリアプランの設計です。

そこで本記事では、キャリアについて考えたことのない方に向けて、インフラエンジニアにとってのキャリアプランの重要性について解説します。他にもキャリアパス、キャリアプラン設計時のポイントについて紹介するので、参考にしてみてくださいね。

この記事の監修者
監修者の浜野 陽介

浜野 陽介エキスパートキャリアアドバイザー

【保有資格】国家資格キャリアコンサルタント
前職では生活用品のメーカー営業として法人営業を経験。人生の重要な転機に関われるキャリアアドバイザーに魅力を感じ、キャリアアドバイザーへ転身。以来、一貫してIT領域でのキャリアカウンセリングに従事しており、エンジニアの転職支援を強みとしている。
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【基礎知識】キャリアプランとは?

キャリアプランの設計方法-type転職エージェント

キャリアプランとは、「これからの人生でどんな仕事や働き方をしたいか」を計画することです。キャリアプランを設計する際は下記のような順序を踏みます。

従来の年功序列制度は衰退し、何もせずとも昇進や昇格ができる時代は終わりました。そのため、これからのキャリアの方針を自分で決めるキャリアプランの重要性はとても上がっています。

キャリアプランについて詳しく知りたい方は下記の記事をチェックしてみてくださいね。

関連記事:キャリアプランとは? 年代・職業別の答え方・例・考え方

インフラエンジニアがキャリアプランを考えた方が良い理由

ITの世界は日々進化し、技術は多様化しています。需要の高いエンジニアを目指すのであればインプットとアウトプットを繰り返して技術を磨くのは必須です。しかし、目指したいキャリアが見えない中で、手当たり次第に色々な技術や分野に手を出してしまうと「浅く広く」になってしまい、エンジニア技術は高められない可能性が高いです。

特にインフラエンジニアはサーバーやクラウド、ネットワークなど担当領域が広いですし、選ぶキャリアパスによってやるべきことは変わってきます。しかし、キャリアプランを持っていれば、どの技術や分野に焦点を当てて学び続けるべきかが明確化されるので、方向性を見失わずに済むでしょう。

インフラエンジニアは選ぶ道によって生涯年収や役職などが大きく変わるため、20代などの早い段階でキャリアプランを決めておくのがおすすめです。

インフラエンジニアのキャリアパス

キャリアプランを設計する前に、まずはどのようなキャリアパスがあるのか、どれが自分のなりたい像に近いのかを知ることが大切です。ここではインフラエンジニアの代表的なキャリアパスを紹介します。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーとは?こんな人におすすめ-type転職エージェント

プロジェクトマネージャーは、コストや技術リソースなどの管理を行いプロジェクトをまとめあげる立場のエンジニアを指します。プロジェクトマネージャーに抜擢されるには、一定以上の開発経験があることや、マネジメントスキルが必要です。プロジェクト全体を統括するため、マルチタスクの対応が得意な方は向いていると言えます。

他にも、顧客折衝や社内の他部署との連携を担当することもあるので、高いコミュニケーション能力があるとなお良いでしょう。

「マネジメントをしたい」「エンジニアスキル以外も伸ばしていきたい」といった志向があるインフラエンジニアには、とてもおすすめなキャリアパスです。プロジェクトマネージャーについて詳しく知りたい方は下記の記事をチェックしてみてくださいね。

関連記事:プロジェクトマネージャーになるには?向いている人の特徴や、転職がおすすめなケースを解説

ITスペシャリスト

ITスペシャリストとは?こんな人におすすめ-type転職エージェント

ITスペシャリストとは、専門分野で高いITスキルを持つエンジニアを指します。先ほど紹介したプロジェクト全体に関わるプロジェクトマネージャーとは異なり、ITスペシャリストはプロジェクトの中で、自身の専門分野に関係する工程を技術面でサポートします。

ITスペシャリストになるために、必要な認定試験や取得必須の資格などはありません。経済産業省が定めたITスキル標準(ITSS)のレベル3以上のスキル項目を満たすことが、ITスペシャリストを名乗れる条件となっています。

「エンジニア技術を追求していきたい」「特定の分野でプロフェッショナルになりたい」といった志向がある場合、ITスペシャリストを目指すのがおすすめです。ITスペシャリストについて詳しく知りたい方は下記の記事をチェックしてみてくださいね。

関連記事:ITスペシャリストとは?仕事内容や向いている人、必要な資格を解説

ITコンサルタント

ITコンサルタントとは?こんな人におすすめ-type転職エージェント

ITコンサルタントとは、企業が抱える経営課題に対してITを使った解決手法を提案する職種です。「IT戦略の重要性は分かるが、社内にIT知識を持つ人材がいない」「経営課題に対して何をすれば良いか分からない」といった企業は多く、昨今ITコンサルタントのニーズは高いです。

ITコンサルタントは、ITに関する深い知識はもちろんのこと、提案力、コミュニケーション能力など、多様なスキルが必要になります。また、提案資料作成や分析などで業務が重なりハードワークになりやすいため、それに耐えられるタフネスさもITコンサルタントになるには必要です。

しかし、ITコンサルタントは成果次第ではインフラエンジニアで働くよりも高い年収を獲得できる可能性があり「今よりも年収をあげたい」「成果に応じた評価を得たい」といった志向の人におすすめです。ITコンサルタントについて詳しく知りたい方は下記の記事をチェックしてみてくださいね。

関連記事:ITコンサルタントとは?仕事内容・資格について解説

インフラエンジニアのキャリアプランを考える際のポイント

いざキャリアプランを考えてみようと思っても、どうしたら良いプランが設計できるか悩んでしまいますよね。ここではキャリアプランを考える際のポイントについて紹介します。

第3者視点のアドバイスを貰う

前述したように、キャリアプランを設計する際に初めに「自己分析」を行います。これまで行ってきた業務や、自分が保有するスキルを洗い出して、現状を理解する工程です。

しかし1人で棚卸しをすると主観が入ってしまい、正しい自分のスキルを高くもしくは低く見積もってしまう可能性があります。そのため、キャリアプランを設計する際はエンジニアの同僚や、上司に相談して客観的に判断してもらうのがおすすめです。

もし身近な人には相談しにくいという方は、IT専任の転職エージェントに相談してみましょう。「転職エージェントに登録したら必ず転職しないといけないのでは?」というご質問をいただくことがありますが、そんなことはありません。キャリア相談だけでも大丈夫なので、気軽に登録してみてくださいね。

関連記事:転職エージェントは登録だけでもOK?登録するメリットやポイントを解説

柔軟性を持つ

環境や業務の変化によって、目指したい将来像が変化する可能性は十分にあり得ます。そのため、「このキャリアプランにしたから」と無理に守る必要はありません。前述したように、IT業界はトレンドの動きが大きいです。

例えば、今得意としている分野を追求しようと思っていたら、その分野自体の需要がなくなってしまうことや、使っている言語が廃れることもあります。このような可能性があるのがIT業界なので、無理にキャリアプランを守るのではなく、柔軟に対応させていくことも視野に入れておきましょう。

「キャリアプランを変えたいけど、本当に変えてもいいのか?」と不安な方は、キャリアのプロである転職エージェントに相談してみましょう。ヒアリングをもとにプランの再設計の最適なアドバイスをくれます。

まとめ

インフラエンジニアは職種が多く、キャリアの選択肢も複数あるため、早めに自分のなりたい将来像を実現させるためのキャリアプランを設計することが大切です。

その中で今の会社に残るか、それとも転職をすべきか、どちらがキャリア実現に最適なのか悩むタイミングがあると思います。その場合は、気軽に転職エージェントに相談してみてくださいね。

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