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最終更新日 :2023.11.28
エンジニアとして働いている方の中には「エンジニアって稼げるって聞いていたけど、そんなに稼いでいる実感ないな」と感じる方もいるのではないでしょうか? 景気が芳しくない現代だからこそ「自分の年収がこのまま上がらなかったら……?」と不安に感じるのは当然のことだと思います。
そこで今回は「ネットワークエンジニア」にフォーカスして、現在のネットワークエンジニアの平均年収や、年収を上げる方法、実際に転職で年収アップを実現した事例を紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
江口 歌奈子キャリアアドバイザー部 課長
携帯電話キャリアの代理店で法人営業を行っていた。顧客折衝の経験を活かしつつ、もっと自分の介在価値を生み出せる仕事にチャレンジしたいと思い転職エージェントのアドバイザー職へ転職。現在はIT領域での転職支援を行っている。 監修者プロフィールを詳しく見る >>厚生労働省の職業情報サイト「job tag」によると、
もともとIT人材は不足していて、企業からのニーズは高まっています。さらに近年注目されている、IoTの開発などにはネットワークの知見が必要不可欠のため、今後もネットワークエンジニアの需要は高く、それに伴って年収が高くなるかもしれません。
ネットワークエンジニアは、20代の間は年収は国民平均以下ですが、30代以降は平均を超え始めます。最も平均年収が高い年齢は55歳〜59歳の約732万円です。前述したように、今後もIT技術の需要は高まっていくとみられ、将来的には今回紹介した平均年収がさらに上がるかもしれません。
年齢 | 平均年収 |
---|---|
20歳以上24歳以下 | 約332万円 |
25歳以上29歳以下 | 約403万円 |
30歳以上34歳以下 | 約480万円 |
35歳以上39歳以下 | 約545万円 |
40歳以上44歳以下 | 約649万円 |
45歳以上49歳以下 | 約644万円 |
50歳以上54歳以下 | 約644万円 |
55歳以上59歳以下 | 約732万円 |
60歳以上64歳以下 | 約427万円 |
ここまでネットワークエンジニアの平均年収について紹介してきました。平均年収を知ることで、今後の平均年収の見通しがついたかと思います。しかし、中にはご自身の今の年収と比較して「数年後、自分の年収がこうなるとは思えない……。」と感じた方もいるのではないでしょうか。
たしかにネットワークエンジニアは将来性が高く、年収も国民平均より高いです。しかし、年功序列制度が廃止されつつある中で、スキルや成果を出さずに年収を上げるのはほぼ不可能でしょう。
ここでは、ネットワークエンジニアが年収を上げる3つの方法を紹介します。
今の会社で年収アップを目指したい方であれば、プロジェクト全体のマネジメントを担当するプロジェクトマネージャーや、専門に特化した技術でプロジェクトを支えるITスペシャリストなどの役職に昇進し、給与を上げるのが一番でしょう。それぞれの役職に抜擢されるには、異なるスキルが求められますが、共通しているのは継続した自己研鑽と、エンジニア経験の積み重ねが重要という点です。詳しい目指し方を知りたい方は下記の記事で説明しているので、参考にしてみてくださいね。
関連記事:プロジェクトマネージャーになるには?向いている人の特徴や、転職がおすすめなケースを解説
関連記事:ITスペシャリストとは?仕事内容や向いている人、必要な資格を解説
ご自身の進みたいキャリアパスが明確化されていない方は、まずはじめにキャリアプランの設計から始めることをおすすめします。キャリアプランが決まっていると、どの技術や分野に焦点を当てて学び続けるべきかが明確化されます。ネットワークエンジニアは、選ぶキャリアによって必要なスキルや学びが変わってくるので、20代の内にある程度のキャリアプランは設計しておいた方が良いでしょう。
キャリアプランの設計方法について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてみてくださいね。
関連記事:ITエンジニアのキャリアプランはどう設計する?キャリアパスの例とスキルアップ方法を紹介
ネットワークエンジニアで得たエンジニアスキルを活かして、今よりも年収が高いIT関連の職種にジョブチェンジするという選択もあります。ネットワークエンジニアスキルを活かしてキャリアチェンジできるIT関連の職業は以下の通りです。
上記で挙げた職種への社内異動が難しい場合は、転職するのも一つの手です。職種未経験にはなりますが、ネットワークエンジニアの経験があれば採用してもらえる可能性は十分あります。
とはいえ、30代以降の未経験転職のハードルは高くなってしまうため、もし気になっている職種があれば、早めに行動をした方が良いでしょう。
関連記事:ITコンサルタントとは?仕事内容・資格について解説
関連記事:プリセールスってどんな仕事?役割や業務内容、転職成功のポイントを解説
関連記事:セキュリティエンジニアとは?仕事内容や資格情報、転職成功のポイントを解説
ネットワークエンジニアで今よりも給与水準の高い企業に転職するという方法もあります。
その場合おすすめなのが、転職エージェントの活用です。給与アップありきになってしまうと、求人選定での業務内容や職場環境の確認がおろそかになってしまったり、提示された条件が嫌だったとしても「年収が良いから我慢しよう」と、冷静な判断ができない可能性があります。特にIT業界は人手不足のため、設定されている年収も高い傾向にあり差別化が難しいです。
そうなってしまうと、選考途中や、転職後に「こんなはずじゃなかった」とミスマッチを感じる恐れがあります。しかし、転職エージェントを利用すれば、求職者の経歴や希望条件など詳細なヒアリング情報をもとに保有している求人の中から最適なものを提示してくれるので、ミスマッチを求人選定の段階で防げるのがメリットです。
ほかにもITエンジニアの転職支援経験が豊富なため、応募書類の添削や模擬面接など手厚い転職サポートをしてくれます。初めての転職活動をする方や、効率良く転職活動を成功させたい方には特におすすめです。
ここからは、type転職エージェントを利用したネットワークエンジニアの中で、どのくらいの求職者が年収アップを実現できたか、実際の転職事例などを紹介していきます。
2022年10月1日から2023年9月30日までの間で、type転職エージェントを使用したネットワークエンジニア転職者の平均年収について調査を行いました。結果、転職前の全体の平均年収が約413.8万円だったのに対し、転職後の全体の平均年収は約473.9万円で、割合としては約84.2%でした。
このデータから、転職をきっかけに年収アップが狙えることが分かります。
ネットワークエンジニアの平均年収は約534万円と、国民平均よりも高い水準です。ただし、平均以上の年収を得るには、継続した自己研鑽や一定以上のエンジニア経験が必要です。年収アップを目指したい方は、今回紹介した方法の中からご自身に合ったものを見つけて実践してみましょう。
type転職エージェントでは、IT/Web業界に特化したキャリアアドバイザーが多く在籍しています。業界ならではの転職ノウハウをもとに最適な求人紹介やサポートを行ってくれるので、ご興味のある方は登録してみてくださいね。
関連記事:type転職エージェントとは
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