プログラマーとは?仕事内容やキャリアパスなど徹底解説

掲載日 : 2021.04.06最終更新日 :2021.04.06

プログラマーとは?仕事内容やキャリアパスなど徹底解説

システム開発において、なくてはならない存在がプログラマーです。担当する領域や使う言語によって「オープン系」「汎用系」などさまざまな種類があり、求められるスキルや経験も異なります。

そこで本記事では、プログラマーの仕事内容から種類、必要なスキル・経験、キャリアパス、転職市場の動向まで、詳しく解説します。

この記事の監修者
監修者の石川 真衣

石川 真衣キャリアアドバイザー部 課長

前職では、システムエンジニア・SES営業を兼務。エンジニアとして、大手航空会社ユーザー系SIに常駐し、航空券予約システム刷新プロジェクトにメンバーとして参画。設計~テストまでを経験。人生においてターニングポイントとなる転職のサポートにチャレンジしてみたいという思いからtype転職エージェントのキャリアアドバイザーへ転身。エンジニアとしての自身の経験を生かした転職サポートを行っている。

プログラマーとは

プログラマーとは-type転職エージェント

プログラム言語を用いて、さまざまなシステムを作る職業です。コンピューターは人間の言葉を理解できないので、人間がやりたいことをコンピューターへ命令するために「プログラム言語」を用いて通訳する(コーディング、実装)ような仕事です。

プログラマーの仕事内容

・主な仕事内容

プログラマーの主な仕事内容は、システムエンジニアが作成した仕様書に基づいてコードを書くことです。設計のミスやバグのチェックをしながら、正確に作業を進めることが求められます。

・プログラマーとSE(システムエンジニアの違い)

似た職種にシステムエンジニアがありますが、こちらは主に要件定義や設計業務などの「上流工程」と呼ばれるプロセスを担当します。プログラマーは上流工程で作成された設計をもとに、機能や仕様を実装する役割です。

プログラマーの種類

プログラマーにはいくつかの種類があり、仕事内容や扱うプログラミング言語はそれぞれ異なります。主な種類は次の通りです。

・ オープン系

オープン系とは、技術的な仕様が公開されているOS、周辺機器、ソフトウェアなどを自由に組み合わせてシステム構築する手法を指し、大きく分けて業務系(toB)システムとWebサービス(toC)があります。なかでもインターネットを介してWebブラウザで表示されるWebアプリケーションは、非常に高いニーズがあります。

・ 汎用系

汎用系とは、メインフレームやオフコンと呼ばれるクローズドなシステムで、金融業界で使用されることが多い分野です。汎用系を代表するプログラミング言語COBOLは、「レガシー」と呼ばれる導入から時間が経過したシステムで使われていることが多く、最近ではオープン系へ移行する案件が増えています。

そのため汎用系の新規案件は減っているものの、金融業界の基盤になっているため、COBOLを使う業務が完全になくなることは考えにくいと思われます。

・ 組み込み系

モノに組み込まれているシステムで、メーカーやIoT、セキュリティ分野などでよく使われます。例えば、家電や自動車、パソコンや医療機器などに組み込まれるプログラムを書くのは、組み込み系プログラマーの仕事です。

・ モバイル系

スマートフォンやタブレットのアプリを開発します。iPhoneのアプリを開発する際はiOSやSwiftなどの技術が使用され、Androidのアプリを開発する際はAndroidやJava、Kotrinなどが使われます。最近ではモバイル開発の経験を持つエンジニアの採用ニーズが高く、転職者からもオープン系と並んでモバイル開発の仕事が人気を集めています。

この他にも、ゲーム開発に携わる「ゲームプログラマー」や、Webサイト・Webサービスのシステム開発を手がける「Webプログラマー」など、さまざまな種類があります。

プログラマーに必要なスキル・経験

プログラマーに必要なスキル・経験-type転職エージェント

プログラマーとして活躍するには、どのようなスキルや経験が必要なのでしょうか。「仕事をする上で必須のスキル」と「転職で必要となるスキル」に分けて解説します。

【仕事をする上で必須のスキル】

・技術スキル

プログラマーにまず求められるのは、技術的なスキルです。自分が担当する領域で必要となるプログラミング言語やフレームワーク、データベース、OSの知識などを身につけることが不可欠です。

・ コミュニケーション力

システム開発はプロジェクト単位で行われるため、同じチームのシステムエンジニアやプログラマー同士で連携しながら作業を進めます。一人で黙々と作業するだけでなく、他の人との報連相や調整などが発生するため、コミュニケーション力も求められます。

・ QCD管理の視点

システム開発において重要なのが、「Quality(品質)」「Cost(コスト)」「Delivery(納期)」です。システム開発では納期が決まっているので、それを厳守するのはもちろんのこと、品質やコストについてもクライアントや関係者の期待値をクリアすることが求められます。

【転職で必要となるスキル】

・プログラミング能力

近年ニーズが高まっているのは、RubyやPython、PHP 、JavaScriptなどのWEB系言語です。また、ユーザーが見ている画面側のシステムやデザインなどの「フロントエンド」と、その裏側でプログラムを実行する「サーバーサイド」の両方の知見があるエンジニアは、企業からの需要が高まっています。

・+αの能力

さらにはプログラミング能力に加え、+αの強みを持つ人材は転職市場でも高いニーズがあります。「プログラミング能力+セキュリティ知識」「プログラミング能力+マネジメント能力」など、技術力以外にアピールできる知見や経験があると、転職活動を優位に進められます。

プログラマーにおすすめの資格・言語

転職活動をするにあたって、資格は必須ではありません。ただし「未経験可」の求人では、特定の資格が必須だったり、「あれば尚可」を条件にしているものもあります。

これから自己研鑽をする際の参考に、転職活動で役立つお勧めの資格や言語を紹介します。

・ 基本情報技術者試験

ハードウェアやソフトウェアの基礎知識から、データベース、ネットワーク、プロジェクトマネジメントまで、IT業界で働く上で必要な知識が集約されている資格です。プログラマーになってから1~3年目に受験を促す会社もあり、未経験者にお勧めです。正答率60%以上で合格できるため、実務が未経験でも、しっかり勉強すれば取得可能なレベルです。

・ Java プログラミング能力認定試験

Javaに関する基本知識やプログラム作成能力を認定する試験で、サーティファイ株式会社が実施しています。2級・3級は筆記試験、1級は実技試験です。

・各種プログラミング言語

Javaはさまざまな分野で開発言語として採用されているため汎用性が高く、引き続き高いニーズを維持しています。求人が多い言語としては、他にPython、PHP、C#、Ruby、JavaScript などがあります。最近はモバイル開発の求人も増えているため、SwiftやKotlinも転職市場で高く評価される傾向にあります。

職務経歴書にプログラミング言語を記載する際は、過去の実績として「どのフレームワークを使用して開発したか」も書き添えるといいでしょう。

プログラマーの将来性

プログラマーの将来性-type転職エージェント

コロナ禍において不確定要素が多くなっていますが、それでも世の中のIT化は止まることなく、むしろ加速を続けています。企業もテクノロジーの活用による業務効率化を推進するなど、コロナ禍で加速する環境変化に対して、迅速な対応を迫られているのが現状です。

この変化に対応するための人材として、どの企業でもプログラマーの重要性が高まっています。なかでもIT業界では採用が活発化していますが、クライアントの要望に速やかに対応することが求められるため、現状では即戦力を求める傾向が強まっています。

プログラマーのキャリアパス

・1年目~3年目

プログラマーとして、まずは開発やテストの作業からスタートします。上司や先輩のアシスタント的な立場で、基礎的な技術力や開発スキルを磨きます。知識や技能を確実に習得するため、「基本情報技術者試験」の受験を促す会社もあります。

・ 3年目~5年目

プログラマーとして経験を積み、より上流の工程を担当します。会社によっては、この時期から職種名がシステムエンジニアに変わります。主に詳細設計から開発、テストまでを担当するほか、クライアントとの打ち合わせに参加する機会も増えます。

エンジニアとして一人前の仕事をしつつ、2名から5名ほどの小規模チームリーダーやサブリーダーなどを任され、狭い範囲ながら進捗管理などを担当し始めるケースもあります。

・ 5年目~10年目

システムエンジニアとして、要件定義から基本設計、詳細設計、開発、テストまでを担当します。ここまでに培ったスキルや能力により、人によって経験できる領域に差がつく時期でもあります。

プロジェクト内ではPMの補佐やPLなどのリーダー的な立場になり、メンバーのマネジメントや進捗管理、品質管理などの管理業務を担い始め、クライアントへの提案にも関わります。

この時期はキャリアの大きな分岐点になるケースが多く、多くの人は次の2つのうちいずれかの道を選択することになります。以前はマネジメントに進むのが一般的でしたが、スペシャリストのポジションを用意する企業も増えています。

① マネジメント

PMとして顧客折衝やプロジェクト管理、メンバーのマネジメントなどを担当します。基本的に自分が手を動かして開発することはなくなりますが、会社によってはマネジメントと現場の仕事を両立するプレイングマネージャーになる場合もあります。

PMになると、技術的な知識やプロジェクトマネジメントのスキル、クライアントの業界・業務に関する知識、顧客折衝力などが求められます。PMの経験を活かし、その先のキャリアとしてITコンサルタントなどを目指す人もいます。

②スペシャリスト

技術力やテクノロジーの知見を武器に、特定領域の専門家としてプロジェクトを支援します。管理よりも現場で手を動かして開発するのが好きな人や、新しい技術の習得に強い関心がある人は、こちらのキャリアを選択するケースが多くなります。

プログラマーの転職市場

プログラマーの転職市場-type転職エージェント

・未経験でも自己研鑽をアピールすれば採用のチャンスが広がる

前述の通り、コロナ禍では即戦力を求める傾向が強まっているため、未経験者可の求人は減っているのが現状です。また経験者でも、プログラマーになってから3年未満の場合は、実務経験に加えてどれだけ自己研鑽を積んでいるかを見られます。最近では、自発的な開発実績を証明するために、ソフトウェア開発のプラットフォーム「GitHub」のアカウント提出を応募条件とする求人も登場しています。

裏を返せば、今は過去の転職市場より実力主義になっているため、経験が浅くても自己研鑽を積んで努力している人なら、面接に進むチャンスがあるということです。

実務経験が少ない人は、「書籍を読んで勉強している」というレベルではなく、「講座に通っている」「自宅で実際に制作物を作っている」といった、より本気度が伝わる自己学習や自己啓発のアピールが必要となります。

・ニーズの高い言語を複数使える人材が強い

転職市場で評価が高いのは、「プログラマーにおすすめの資格・言語」で紹介した通り、Java 、Python、PHP、C#、Ruby、JavaScriptなどです。求人はオープン系が圧倒的に多く、なかでもWebアプリケーション開発の求人が増えています。

また、単一言語での開発経験者より、複数言語の開発経験がある人材が重宝される傾向にあります。

転職を成功させるポイント

プログラマーにもさまざまな種類があることからもわかる通り、企業が求めるスキルは多様化しています。またコロナ禍で先行きが不透明なため、企業側は「このプログラマーを採用すれば、自社にメリットがある」と確信できる人材を採用したいと考える傾向が強まっています。

企業に採用したいと思われる人材になるには、やはりニーズが高い経験やスキルを身につける必要があります。すでに紹介したものを含めて、「転職を成功させるために、今プログラマーに求められること」をまとめました。

  • ・ Java 、Python、PHP、C#、Ruby、JavaScriptなど、需要の高い言語で開発経験を積む
  • ・ フロントエンドとサーバーサイドの両方の経験を積む
  • ・ 「プログラミング能力+セキュリティ知識」「プログラミング能力+マネジメント能力」など、“+α”の強みを身につける
  • ・ 現職で上記の知見を習得できる機会があれば、みずから積極的に手を挙げる
  • ・ 実務経験が不足している領域があれば、自己研鑽による実績をアピールできるようにする

また、転職活動をする上で重要なのが、自分の強みと企業ニーズを理解することです。いくら強みを磨いても、それが企業の求めるものとマッチしなければ、採用には至りません。

よって、まずは求人や企業の採用ページなどを読み込み、その会社が求める人物像や仕事内容、スキルなどを理解することが大事です。その上で、「この企業に入社したら、自分の強みをどのように活かせるのか」を面接で伝えられるように準備しましょう。そのためには、これまでのキャリアを棚卸しして、身についたスキルや経験を整理する作業が必要です。

とはいえ、自分で自分の強みを客観的に振り返るのは難しいこともあります。その場合は、転職エージェントを活用するのも一つの方法です。転職のプロであるキャリアアドバイザーがキャリアの棚卸しや強みの整理をサポートし、的確なアドバイスをします。

type転職エージェントは企業情報や転職市場に精通しており、最新かつリアルな情報を転職者に提供できます。また、応募書類の添削や面接対策などの転職支援も行っています。プログラマーの転職やキャリアについて迷った時は、ぜひtype転職エージェントにご相談ください。

まとめ

社会全体でDXやIT化が推進される今、プログラマーの活躍の場は広がっています。企業が求めるスキルを理解し、必要な言語や経験を身につければ、転職市場でもニーズの高い人材になれます。転職に成功するためのポイントを知って、ぜひキャリアの可能性を広げてください。

こんなことでお悩みではありませんか?

-type転職エージェント
 \ type転職エージェントが解決いたします!/ 

登録してキャリアアドバイザーに相談する

合わせて読みたい転職ノウハウ
転職ノウハウ記事 転職ノウハウを一覧で見る
転職エージェントサービスをもっと知る
セミナー・相談会・イベントを探す 一覧を見る
キャリアアドバイザーを味方に、有利な転職を。

キャリアアドバイザーを味方に、
有利な転職を。

あなたの経験や職種に合わせて、キャリアアドバイザーが納得感のある転職を実現するお手伝いをいたします。書類の作成、面接対策、企業との交渉など、意欲的にサポートします。

「転職支援サービス」に申し込む無料