平均年収ランキング一覧 〜年齢・業種・職種別モデルの金額をチェック

掲載日 : 2020.09.07最終更新日 :2020.09.07

平均年収ランキング一覧 〜年齢・業種・職種別モデルの金額をチェック

自分の年収は同年代に比べて高いのか低いのか、同じ業界や職種の人たちはどれくらいの年収をもらっているのか。年収に関するあれこれは誰だって気になるもの。そこで本記事では、最新の平均年収データをご紹介。2019年7月〜2020年6月にtype転職エージェントに登録した正社員の方の平均年収を集計し、年代別・年齢別・職種別・業種別にまとめました。年収のリアルな実態をご覧ください。

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調査概要

対象期間:2019年7月〜2020年6月
調査方法:対象期間にtype転職エージェントに登録した正社員の方の年収を元に算出。
有効回答数:約2万件

20代の平均年収

・ 20代全体

全体 男性 女性
平均年収 380万円 423万円 356万円

20代全体の平均年収は380万円で、男女別に見ると男性が423万円、女性が356万円となりました。

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年収の分布を見ると、20代全体では40%が「300〜400万円未満」に集中しており、次いで「400〜500万円未満」で25.5%でした。

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また男女別に見ると、20代男性は「300〜400万円未満」が32.3%、「400〜500万円未満」が31.1%とこの二つの年収帯がほぼ同率で並びました。一方、20代女性は「300〜400万円未満」が44.4%と突出して多く、次いで「300万円未満」が24%、「400〜500万円未満」が22.1%と続きます。

・ 20代年齢別

年齢 平均年収
全体 男性 女性
20歳 256万円 274万円 263万円
21歳 257万円 270万円 253万円
22歳 281万円 316万円 268万円
23歳 297万円 330万円 288万円
24歳 332万円 366万円 317万円
25歳 357万円 389万円 343万円
26歳 379万円 411万円 359万円
27歳 401万円 440万円 378万円
28歳 415万円 454万円 390万円
29歳 431万円 475万円 399万円

20代の平均年収を年齢別に見ると、全体では20歳が256万円、29歳が431万円で、約1.7倍の開きがあります。一般に大卒新卒となる23歳の297万円と比べても約1.5倍となっており、年齢を重ねるごとに年収が大きく伸びています。20代後半になると、責任ある仕事を任されたり、役職についたりする人も出てくるため、年収が上がりやすくなると考えられます。

・20代職種別

職種 平均年収
全体 男性 女性
営業 418万円 448万円 391万円
管理・事務・企画 364万円 432万円 350万円
IT・WEB・通信系エンジニア 396万円 410万円 379万円
電気・電子・機械 411万円 426万円 370万円
メディカル・化学 352万円 390万円 338万円
建築・土木 380万円 392万円 367万円
専門職 379万円 431万円 361万円
クリエイティブ 347万円 367万円 341万円
販売・サービス 330万円 363万円 321万円
その他職種 355万円 408万円 341万円

20代の平均年収を職種別に見ると、全体では「営業」が418万円で最も高く、次いで「電気・電子・機械」の411万円、「IT・WEB・通信系エンジニア」の396万円と続きます。さらに職種の詳細ごとに順位を見ると、20代全体での平均年収の1位は「ITコンサルタント」の493万円で、2位が「電気・電子・機械(工場長、知財、ライター、デザイナーなど)」の490万円、3位が「メディカル系営業」の484万円という結果になりました。

なお年収600万円以上の職種内訳を見ると、「営業」が57%と過半数を占めており、成果に応じたインセンティブがあるため同年代の他職種より年収が高くなりやすいと考えられます。次いで「管理・事務・企画」と「IT・WEB・通信系エンジニア」が共に13%で続きます。

・20代業種別

業種 平均年収
全体 男性 女性
IT/通信 400万円 419万円 381万円
Web・インターネット 393万円 416万円 376万円
金融 400万円 466万円 373万円
コンサル・リサーチ/専門サービス 426万円 463万円 396万円
人材・アウトソーシング・コールセンター 376万円 412万円 357万円
メディカル 371万円 453万円 346万円
住宅・不動産 404万円 437万円 379万円
建築・土木 377万円 407万円 355万円
メーカー 416万円 448万円 382万円
商社/流通 382万円 421万円 354万円
店舗/小売/外食 339万円 377万円 325万円
メディア 386万円 414万円 372万円
サービス 332万円 374万円 324万円
生活インフラ 387万円 425万円 369万円
その他 362万円 385万円 348万円

20代の平均年収を業種別に見ると、全体では「コンサル・リサーチ/専門サービス」が426万円で最も高く、給与水準の高いコンサルティング業界がトップとなりました。次いで「メーカー」の416万円、「住宅・不動産」の404万円、「IT・通信」「金融」の400万円が続きます。

男性だけを見ると「金融」が466万円で最も多く、次いで「コンサル・リサーチ/専門サービス」の463万円、「メディカル」の453万円が続きます。なお年収600万円以上の業種内訳を見ると、「IT・通信」「金融」(共に18%)、「メーカー」(16%)が他業種より高い割合を占めています。

20代女性のための転職成功ガイド

30代の平均年収

・ 30代全体

全体 男性 女性
平均年収 497万円 558万円 423万円

30代全体の平均年収は497万円で、男女別に見ると男性が558万円、女性が423万円となりました。

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年収の分布を見ると、30代全体で最も多かったのは「400〜500万円未満」で25.2%、次いで「300〜400万円未満」で22.5%、「500〜600万円未満」が20.2%で、この三つの年収帯がほぼ横並びとなっています。

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また男女別に見ると、30代男性は「500〜600万円未満」が23.5%で最も多く、20代男性より年収分布の山が高い方へ移動したのに対し、30代女性は20代女性と変わらず「300〜400万円未満」が最も割合が多くなりました。

・ 30代年齢別

年齢 平均年収
全体 男性 女性
30歳 450万円 495万円 413万円
31歳 456万円 507万円 410万円
32歳 471万円 522万円 417万円
33歳 480万円 533万円 419万円
34歳 506万円 568万円 420万円
35歳 513万円 571万円 424万円
36歳 543万円 610万円 434万円
37歳 571万円 628万円 462万円
38歳 556万円 621万円 444万円
39歳 590万円 654万円 472万円

30代の平均年収を年齢別に見ると、全体では34歳で500万円の大台に乗ります。また男性だけを見ると36歳で600万円台に乗りますが、女性は39歳でも400万円台で、年齢ごとの年収の伸び率に男女差が見られます。
なお30代以降、40代や50代も含めて、平均年収の男女差は200万円近く開いています。男性は管理職に就く人が増えて年収が上がっていく年代であるのに対し、女性の管理職は男性と比べて少ないこと、昇給の機会に恵まれないことなどが影響しています。

・ 30代職種別

職種 平均年収
全体 男性 女性
営業 528万円 561万円 465万円
管理・事務・企画 472万円 613万円 410万円
IT・WEB・通信系エンジニア 550万円 576万円 467万円
電気・電子・機械 537万円 546万円 430万円
メディカル・化学 481万円 532万円 437万円
建築・土木 428万円 451万円 379万円
専門職 535万円 648万円 436万円
クリエイティブ 452万円 484万円 431万円
販売・サービス 393万円 435万円 367万円
その他職種 449万円 491万円 429万円

30代の平均年収を職種別に見ると、全体では「IT・WEB・通信系エンジニア」が550万円で最も高く、「電気・電子・機械」の537万円、「専門職」の535万円が続き、高い専門スキルや専門知識を必要とする職種が年収を伸ばしています。さらに職種の詳細ごとに順位を見ると、30代全体の1位は「経営管理/エグゼクティブ/事業開発」の736万円で、2位が「ITコンサルタント」の725万円、3位が「シンクタンク/ビジネスコンサル」の715万円という結果になり。700万円を超える職種はこの3職種のみでした。

一方、「販売・サービス」は30代全体で393万円、30代男性が435万円、30代女性が367万円と、男性・女性ともに低い水準です。これは30代だけに限らず、全年代を通して平均年収が低い職種となっています。
ただし職種の詳細ごとに平均年収を比較すると、30代の「スーパーバイザー・エリアマネージャー」の497万円に対し、「店長/販売/店舗管理」は388万円と100万円以上の開きがあります。同じ「販売・サービス」でも、業務内容や役割によって平均年収に差が生じることがわかります。

なお年収600万円以上の職種内訳を見ると、「営業」が31%、「IT・WEB・通信系エンジニア」が30%となり、この2職種で6割以上を占めています。

・30代業種別

業種 平均年収
全体 男性 女性
IT/通信 539万円 568万円 469万円
Web・インターネット 497万円 531万円 443万円
金融 548万円 649万円 450万円
コンサル・リサーチ/専門サービス 558万円 660万円 451万円
人材・アウトソーシング・コールセンター 442万円 478万円 413万円
メディカル 499万円 603万円 396万円
住宅・不動産 479万円 539万円 413万円
建築・土木 446万円 485万円 375万円
メーカー 532万円 576万円 447万円
商社/流通 474万円 516万円 409万円
店舗/小売/外食 401万円 457万円 364万円
メディア 490万円 541万円 449万円
サービス 405万円 459万円 377万円
生活インフラ 535万円 599万円 440万円
その他 486万円 531万円 439万円

30代の平均年収を業種別に見ると、全体では「コンサル・リサーチ/専門サービス」が558万円で最も高く、次いで「金融」の548万円、「IT・通信」の539万円、「生活インフラ」の535万円が続きます。世間一般ではコンサルティング業界や金融業界は年収が高い業界というイメージがありますが、データもそれを裏付けた形です。なお年収600万円以上の業種内訳を見ると、「IT・通信」(30%)や「メーカー」(23%)が高い割合を占めています。

40代の平均年収

・ 40代全体

全体 男性 女性
平均年収 654万円 710万円 518万円

40代全体の平均年収は654万円で、男女別に見ると男性が710万円、女性が518万円となりました。

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年収の分布を見ると、40代全体では「400〜500万円未満」(17.2%)、「600〜700万円未満」(16.2%)、「500〜600万円未満」(16.0%)がほぼ同率で並びます。

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なお男性の約6割、女性の約5割が何らかの役職に就いていて、年収1000万円以上に限れば7割が役職に就いていました。40代になると管理職になる人が増えるため、それとともに平均年収も30代より大きく上昇しています。

・ 40代年齢別

年齢 平均年収
全体 男性 女性
40歳 612万円 660万円 501万円
41歳 622万円 674万円 512万円
42歳 615万円 688万円 500万円
43歳 678万円 738万円 511万円
44歳 687万円 731万円 519万円
45歳 657万円 706万円 534万円
46歳 679万円 723万円 554万円
47歳 636万円 699万円 503万円
48歳 631万円 703万円 457万円
49歳 666万円 737万円 515万円

40代の平均年収を年齢別に見ると、全体ではどの年齢も600万円台で推移しています。30代までは年齢が上がれば平均年収も上がりましたが、40代で役職に就いたところでいったん年収の伸びは横ばいになる傾向が見られます。男性だけを見れば、40代半ばは年収700万円台を突破するタイミングでもあります。

・40代職種別

職種 平均年収
全体 男性 女性
営業 646万円 674万円 541万円
管理・事務・企画 625万円 782万円 502万円
IT・WEB・通信系エンジニア 709万円 725万円 593万円
電気・電子・機械 589万円 634万円 390万円
メディカル・化学 616万円 669万円 490万円
建築・土木 600万円 570万円 750万円
専門職 741万円 835万円 571万円
クリエイティブ 574万円 628万円 491万円
販売・サービス 460万円 517万円 382万円
その他職種 599万円 587万円 617万円

40代の平均年収を職種別に見ると、全体では「専門職」が741万円で最も高く、「IT・WEB・通信系エンジニア」が709万円、「営業」が646万円、「管理・事務・企画」が625万円で続きます。男性だけを見ると、やはり「専門職」(835万円)がトップですが、次いで「管理・事務・企画」が782万円で全体より150万円以上高くなっています。また女性だけを見ると「建築・土木」が750万円で最も高くなっています。

なお年収800万円以上の職種内訳を見ると、「IT・WEB・通信系エンジニア」が51%で過半数を占め、次いで「管理・事務・企画」(21%)、「営業」(13%)となっています。

・40代業種別

業種 平均年収
全体 男性 女性
IT/通信 673万円 687万円 595万円
Web・インターネット 643万円 670万円 586万円
金融 730万円 818万円 532万円
コンサル・リサーチ/専門サービス 706万円 818万円 519万円
人材・アウトソーシング・コールセンター 510万円 560万円 441万円
メディカル 606万円 697万円 509万円
住宅・不動産 557万円 600万円 469万円
建築・土木 546万円 600万円 466万円
メーカー 660万円 735万円 510万円
商社/流通 577万円 627万円 501万円
店舗/小売/外食 586万円 637万円 476万円
メディア 622万円 672万円 486万円
サービス 528万円 636万円 419万円
生活インフラ 667万円 751万円 470万円
その他 574万円 573万円 576万円

40代の平均年収を業種別に見ると、全体では「金融」が730万円で最も高く、次いで「コンサル・リサーチ/専門サービス」の706万円、「IT・通信」の673万円、「生活インフラ」の667万円、「メーカー」の660万円が続きます。コンサルティング業界や金融業界は30代に引き続き年収が高く、電気・ガスなどの生活インフラを担う会社や自動車・電気などの大手メーカーも高い年収を維持しています。特に金融や生活インフラ、メーカーは、年功序列で年収が上がっていく傾向にあります。
なお年収800万円以上の業種内訳を見ると、「IT・通信」(40%)や「メーカー」(16%)が30代に引き続き高い割合を占めています。

50代の平均年収

・ 50代全体

全体 男性 女性
平均年収 748万円 790万円 515万円

50代全体の平均年収は748万円で、男女別に見ると男性が790万円、女性が515万円となりました。

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年収の分布を見ると、50代全体では「1000万円以上」が22.4%と最も多くなっています。40代では約10%だった1000万円以上が2割以上を占めるのは、50代で部長や役員クラスの役職に就く人が多いためです。また年収1000万円以上になると勤続年数が長い人が増え、転職の平均回数は1.9回と少なく、転職回数がゼロの人も3割近くいました。

・ 50代年齢別

年齢 平均年収
全体 男性 女性
50歳 672万円 735万円 566万円
51歳 653万円 702万円 555万円
52歳 751万円 779万円 556万円
53歳 771万円 847万円 490万円
54歳 775万円 801万円 604万円
55歳 724万円 759万円 490万円
56歳 789万円 799万円 420万円
57歳 734万円 750万円 538万円
58歳 808万円 859万円 370万円
59歳 873万円 886万円 530万円

50代の平均年収を年齢別に見ると、50〜51歳は600万円台、52〜57歳は700万円台、58〜59歳が800万円台と右肩上がりで伸びています。これも50代半ば以降、部長職や役員に昇格する人が増えるためです。女性だけを見ると400万円代から600万円前後で推移していますが、これは日本においてまだまだ女性の役職者が少ないことの表れとも言えます。

・50代職種別

職種 平均年収
全体 男性 女性
営業 741万円 746万円 607万円
管理・事務・企画 744万円 843万円 520万円
IT・WEB・通信系エンジニア 844万円 863万円 570万円
電気・電子・機械 791万円 793万円 700万円
メディカル・化学 583万円 720万円 515万円
建築・土木 713万円 713万円
専門職 771万円 802万円 555万円
クリエイティブ 563万円 593万円 470万円
販売・サービス 548万円 605万円 398万円
その他職種 792万円 814万円 450万円

50代の平均年収を職種別に見ると、全体では「IT・WEB・通信系エンジニア」が844万円で最も高く、「電気・電子・機械」や「専門職」も700万円台後半の高い水準となっています。なお年収800万円以上の業種内訳を見ると、「管理・事務・企画」(26%)、「IT・WEB・通信系エンジニア」「営業」(共に21%)、「電気・電子・機械」(12%)が高い割合を占めています。

・50代業種別

業種 平均年収
全体 男性 女性
IT/通信 767万円 802万円 581万円
Web・インターネット 610万円 610万円
金融 939万円 953万円 829万円
コンサル・リサーチ/専門サービス 963万円 992万円 650万円
人材・アウトソーシング・コールセンター 480万円 503万円 445万円
メディカル 812万円 973万円 619万円
住宅・不動産 630万円 563万円 830万円
建築・土木 646万円 760万円 417万円
メーカー 815万円 839万円 442万円
商社/流通 683万円 743万円 423万円
店舗/小売/外食 758万円 816万円 553万円
メディア 663万円 710万円 430万円
サービス 574万円 593万円 415万円
生活インフラ 925万円 925万円
その他 743万円 775万円 300万円

50代の平均年収を業種別に見ると、全体では「コンサル・リサーチ/専門サービス」が963万円で最も高く、「金融」や「生活インフラ」も900万円台です。また「メディカル」「メーカー」が800万円台でやはり高い水準となっています。女性だけを見ると「住宅・不動産」が830万円で、「金融」に次いで高くなっています。年収800万円以上の業種内訳を見ると、「メーカー」が32%と突出して高く、業界全体で役職者の給与水準が高いことが伺えます。

まとめ

働く人にとって、年収はやりがいやモチベーションに大きく関わる重要な要素です。平均年収を知れば、今の自分の働き方を見直すきっかけにしたり、転職活動の参考にしたりできます。今回紹介した平均年収データを、ぜひ今後のキャリアを考えるために役立ててください。

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目次

  1. 調査概要
  2. 20代の平均年収
  3. 30代の平均年収
  4. 40代の平均年収
  5. 50代の平均年収
  6. まとめ
アドバイザーのイメージ

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