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最終更新 : 2023.8.30
近年増加傾向にあるスタートアップ企業は、一般的な企業にはない様々な魅力があり、転職市場で注目を集めています。本記事では、スタートアップ企業に転職するメリットや求められている人材などを解説します。
加藤 美季エキスパートキャリアアドバイザー
ブライダルジュエリーの販売と店舗の店長を経験。モノではなく、個人の提案力が試される職業に挑戦したいという想いから、「type転職エージェント」キャリアアドバイザーに。現在では営業職経験者を中心に、転職者に「寄り添ったカウンセリング」をモットーに転職希望者に向き合っている。 監修者プロフィールを詳しく見る >>これまでにないイノベーションを起こし、新たなビジネスモデルを構築していく組織を指します。「スタートアップ」は、IT企業が多く集まるシリコンバレーで使われ始めた言葉です。
もともと「始動」や「開始」の意味で使われていましたが、近年はGoogleやAmazon、Facebookなどの台頭に合わせて、短期間で急成長を遂げる企業を指す言葉として使われています。
スタートアップ企業とベンチャー企業の意味合いは異なります。両者の違いはビジネスモデルです。ビジネスモデルを一から構築していくスタートアップ企業に対して、ベンチャー企業のビジネスモデルは、既存のモデルをベースに収益性の工夫やスケールの拡大により、利益を上げていきます。
スタートアップ企業はベンチャー企業の中に含まれています。両者に違いはあるものの、そこまで明確に使い分けられていないのが現状です。
一般的な企業では、従来の年功序列制を採用しており、年齢が高く社歴が長いほど責任のある仕事を任されやすい傾向にあります。そのため、このような企業に勤めていると年齢や社歴が原因で、責任のあるポジションに就けない可能性があります。
スタートアップ企業は、年功序列ではなく成果主義を採用していることが多く、年齢が低かったり社歴が浅かったとしても、実績さえ出していれば、入社から早い段階で責任のあるポジションに就ける可能性があります。
スタートアップ企業は、一般的な企業に比べると組織自体が小さい傾向にあります。部署が細分化されていないフェーズであることが多く、一人の従業員が複数の役割を担当するケースも珍しくありません。
スタートアップ企業が一つの組織として成長するためには、従業員一人ひとりが主体性を持って働き、臨機応変に仕事に取り組む必要があります。
企業や組織には長い年月をかけて築かれてきたルールややり方があり、中途入社者にとっては違和感があるもの、まずはそこを受け入れていく必要があります。
その点、スタートアップは組織が若いため、ルールが固定化されていない場合が多く、自分達でこれからそれを決定していく段階です。従業員数も少ないため、柔軟に変わっていけるのがスタートアップの特徴です。
通常、一従業員が社長をはじめとする経営陣と直接顔を合わせる機会は少ない傾向にあります。特に全国各地に支店を展開するような大企業では、本社で働いていない限り経営陣との距離は遠いです。
しかし、スタートアップ企業は従業員数が少ないため、経営陣との距離も近くなります。少人数の企業なら、従業員と経営陣が同じ空間で働いているケースも珍しくありません。スタートアップ企業で働くと経営陣の仕事ぶりを近くで見られ、経営者としての視点や思考を学べるため、将来起業を検討している場合は参考になります。
スタートアップ企業に転職すると仕事の幅が広がる、経営に近いところで働けるなどのメリットがあります。しかし、スタートアップ企業ならではのデメリットもあるため、転職先として選ぶかどうか慎重に検討しましょう。ここでは、スタートアップで働くデメリットと、そのデメリットを最小限に抑える対処法を併せて解説します。
一般的な企業の場合、年齢や社歴に応じて給与が上がっていくケースがほとんどです。一方のスタートアップ企業は、年齢や社歴が給与に影響しない傾向にあります。そのため、成果が出せなければ年収は上がらない、もしくは減給の可能性もあり得ます。
スタートアップへの転職を検討する際は、想定年収だけを確認するのではなく、どのような評価制度をとっているかや、働いている社員の年収のモデルケースを聞いてみると、自身の年収ダウンのリスクがどのくらいあるのか把握できるでしょう。
また、スタートアップは事業が大きく成長するまでは一定の利益が確保できず、従業員に十分な金額を還元できないかもしれません。そういった危険性もあるので、賞与や昇給の機会についても事前に聞いておくのが大切です。
スタートアップ企業は成長途上にあるため、事業が成功するとは限りません。資金難に陥れば、倒産するリスクもあります。倒産すると当然ながら失職するため、再び転職活動をしなければなりません。
スタートアップ企業に転職しても長い期間勤められるとは限らず、安定性に欠けるのがデメリットと言えるでしょう。そのため転職を決める前に、事業や業界の将来性、どんなビジネスモデルを採用しているのか、働く人の様子、第三者視点からのサービスに関するフィードバック(口コミ)などの情報を、徹底的に確認してみましょう。上記で挙げた情報をもとに、安定性があるかどうかきちんと判断をしておくことが大切です。
スタートアップ企業は、大手企業と比べて福利厚生が少ない傾向にあります。そのため大手企業からスタートアップ企業に転職すると、これまでは利用できていた福利厚生が利用できなくなる可能性があります。
ただし、スタートアップ企業のなかにはユニークな福利厚生を用意し、注目されているところもあります。福利厚生は応募前に確認しておくようにしましょう。
近年は働き方改革の推進により、長時間労働が是正されたり、有給休暇が取得しやすくなったりしています。特に大企業では、専門組織を立ち上げて働き方改革を進めるなど、時代に合わせた変化が進んでいます。
もちろんスタートアップでも、労働環境を意識した取り組みをしている企業はありますが、一般的な企業に比べて人手が足りないため、従業員一人あたりの業務量が増えがちです。その結果、労働時間が長くなる可能性もあるため、応募前に平均残業時間や平均有給消化日数などの実態を把握しておくことも大切です。
スタートアップ企業への転職を成功させるには、企業が求めている人物像を把握しておくことも大切です。ここからはスタートアップ企業が求める人材の特徴を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
スタートアップ企業は、新たなビジネスモデルにチャレンジする組織です。前述したように、社員数が少ないため入社直後に重要な業務を任されることも少なくありません。スタートアップ企業は「未経験の分野に挑戦したい」、「積極的に仕事に取り組みたい」といった成長意欲が高い人材を求めています。新たな環境に身を置きつつ常に高みを目指したい人は、スタートアップ企業への転職にチャレンジしてみましょう。
スタートアップ企業は、これまでにない新たな商品やサービスに挑戦する組織です。固定概念にとらわれていると、新たな商品やサービスを生み出せません。そのため、スタートアップ企業は従来のルールや価値観にとらわれない人材を求めています。
また、新たな商品やサービスを生み出しても、普及すれば古くなります。スタートアップ企業が成長し続けるためには、時代の変化に合わせた商品やサービスを生み出さなければなりません。時代や価値観の変化を楽しめる人は、スタートアップ企業が求める人材とマッチする可能性が高いでしょう。
スタートアップ企業は大手企業のように多くの従業員を抱えておらず、少人数で運営しているケースも珍しくありません。部署も細分化されておらず、一人の従業員が幅広い業務を担当することもあります。
従業員の教育体制が十分に整備されていない場合は、従業員一人一人が主体性を持って業務に取り組まなければなりません。そのため、スタートアップ企業では自身で課題を見つけ、自発的に動ける人材を求めています。
最後に、スタートアップ企業に転職する際のポイントを紹介します。転職を成功させるには目的を明確にし、企業情報を徹底して収集するよう心がけましょう。
スタートアップ企業に転職するにあたり、キャリアプランは、より具体的にイメージしておくことが大切です。例えば「将来的に起業したい」「20代で営業のマネジメント職に就きたい」などです。
前述したように、スタートアップ企業は発達途上であり、スピード感をもった成長が求められるため、時には厳しい場面に遭遇する可能性もあります。そういった苦境に立った際に「なぜスタートアップ企業に転職したのか」という軸に立ち返る必要があるため、転職理由は明確にしておいた方が良いでしょう。
関連記事:転職理由の答え方・書き方と例文を解説
スタートアップ企業への転職を成功させるには、徹底した情報収集が重要です。しかし、インターネット上にあるスタートアップ企業の情報は、大手企業に比べて少ない傾向にあります。
事前に把握できる企業情報が少ない場合、採用に至っても入社後にミスマッチが起きる可能性もあることから、公式サイトだけでなくX(旧:Twitter)やFacebookなどのSNSも駆使して、幅広く情報をチェックするようにしましょう。
スタートアップ企業はこれから成長していく過渡期にあるため、採用にかけられる予算が少ない場合も多いです。そのため、採用できなくても広告費が掛かってしまう転職サイトではなく、成功報酬型の転職エージェントだけで求人を出す企業もあります。つまり、転職エージェントを利用すれば、自分では見つけることのできないスタートアップ求人に出会える可能性があるということです。
また、転職エージェントでは企業と連携をとっているため、社内の雰囲気や教育制度の実態などの公開されていない情報を得ることもでき、情報収集の観点からもおすすめです。
スタートアップ企業への転職を目指すなら、type転職エージェントにご相談ください。type転職エージェントでは、一人一人の希望条件に合う求人を紹介しております。専任のキャリアアドバイザーが応募から内定までを徹底してサポートするので、安心して転職活動を進められます。
スタートアップ企業は新たなビジネスモデルを構築する組織なので、異業種からでも転職できる可能性があります。仕事の幅が広がり、柔軟性が高い環境で働けるなどのメリットがある一方で、いくつかのデメリットもあります。事業が安定するまでは倒産リスクもあるため、入社して間もなく失職する可能性もゼロではありません。
企業によって教育制度や福利厚生などの有無や内容は様々なので、応募前により多くの情報を得る必要があります。
本記事で紹介した内容をもとに自身に合っているかどうかを検討し、企業選びの判断に役立ててください。
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