自分に合った仕事がわからないときは？見つけ方や見極めるためのポイントを解説

最終更新 : 2023.6.23

「自分に合った仕事がしたい」と考えている人は多いのではないでしょうか。自分に合った仕事ならモチベーションを保ちやすく、日々ストレスが少ない状態で働けます。業務時間は1日のうちの長い時間を占めるものです。それ故に、仕事が自分に合っているかどうかで毎日の充実度が変わってくるといっても過言ではありません。

本記事では、自分に合った仕事とはどのような仕事のことなのか、見つけるにはどのような方法があるのかを詳しく解説します。見極めるためのポイントや、探すときの注意点なども紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者

石井 祐太朗キャリアアドバイザー部 課長

住宅メーカーで戸建事業部、リフォーム事業部にて個人、法人相手の営業を経験。様々な業界の知見を深めることができること、前職より多くの方の人生の転機に立会いサポートできることに魅力を感じ、type転職エージェントのキャリアアドバイザーへ転身。転職希望者の側に立ち、未来を見据えたご支援を続けている。

1. 自分に合った仕事とは
2. 自分に合った仕事の見つけ方
3. 自分に合った仕事を見極めるためのポイント
4. 自分に合った仕事を探すときの注意点
5. 自分に合った仕事を見極めよう

「自分に合った仕事をしたいけれど、そもそも自分に合った仕事とは何なのか？」と考えている人もいるのではないでしょうか。自分に合った仕事とは、次のような仕事であると考えられます。

それぞれの内容を詳しく解説します。

強みや長所を活かせる

自分の強みや得意なことを活かして働ける仕事は「自分に合っている」と言えるでしょう。得意なことであれば、興味を持って仕事を覚えやすく、成果も出しやすくなります。

例えば「整理整頓が得意」「細部まで気を配れる」という人であれば、データ入力やデータ分析、ITエンジニアやWebデザイナー、翻訳、倉庫内作業といった黙々と細かい作業をする仕事に適性がある可能性があります。

他にも「誰とでもコミュニケーションを取れる人」は営業職や販売職など、「人とは違う視点から物事を捉えられる人」であればイベント運営や企画開発などの仕事を選ぶと、強みや適性を活かせるかもしれません。

自分の強みや得意分野を仕事に活かせると、転職しても即戦力として活躍できる可能性が高くなります。

過度・慢性的なストレスを感じない

ストレスは、仕事をする上で良い影響と悪い影響の両方があります。適度なストレスは、緊張感から集中力がアップしたり問題解決能力が向上したりと、自己成長や達成感を得るきっかけとなる場合があり、仕事のやりがいへとつながります。

しかし、過度なストレスや慢性的なストレスにさらされている状態になると、疲労と回復のバランスがうまく取れずに心身に悪影響をもたらすことがあるでしょう。

過度のストレスや慢性的ストレスがない仕事であれば、心身ともに「無理をしていない」状態で働けるため、自分に合っている仕事であると考えられます。

ずっと続けたいと感じる

「ずっと続けたい」と感じる場合、その仕事に対して「辞めたい」「違う仕事がしたい」といったマイナスな感情を持っていないと考えられます。

そのような感情がないのは、実は当たり前ではありません。なぜなら「仕事に対してストレスを感じる」「自分の強みを活かせていない」といった理由で「自分はこの仕事に合っていないので辞めたい」と考えて転職を検討する人が一定数いるからです。

もし仕事に対してマイナスな感情を持たず「ずっと続けたい」と思っているのであれば、その仕事が自分に合っていると言えるでしょう。

自分に合った仕事を見つけるには、次のような方法があります。

それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。

他の業種・職種で勤めている人の話を聞く

世の中には様々な種類の仕事があるので、まずはそこから知っていくことをおすすめします。様々な業種・職種の仕事内容を知ることで「今の仕事より自分に合っているのではないか」と考えられる仕事や、興味のある仕事が見つかる可能性があります。

そのための簡単なやり方として、他業種で活躍中の知り合いに話を聞いたり、転職イベントに積極的に参加したりして、実際に働いている人の声を聞いてみるのも良いでしょう。

適職診断ツールを活用する

適職診断は、自分に向いている仕事（適職）を見つけるのに役立ちます。診断方法は「簡単な質問に回答していく」「自分の好みを直感的に選ぶ」など様々です。適職診断を受けると、自分の特性を客観的に捉え、向いている仕事を判断してくれます。また、診断結果は自己分析として、応募書類や面接での志望動機に活用することも可能です。

ただし「診断結果が必ずしも正しい」とは限りません。あくまでも可能性の一つとして、参考にする程度にとどめておきましょう。適職診断はハローワークで受けられるほか、Web上で適職診断ツールを無料で公開しているところもあります。

転職エージェントに相談する

自分に合った仕事を見つけるには、転職エージェントの利用もおすすめです。転職エージェントでは、キャリアアドバイザーが求職者の適性を客観的に判断してくれます。キャリアアドバイザーは多くの転職支援実績があるからこそ「どのような人が転職したのか」も把握しているだけでなく、様々な業界や企業に関する詳しい知識を持っています。これらの情報を総合的に判断した上で仕事を紹介してくれるため、自分に合った仕事を見つけやすいのが特徴です。

type転職エージェントでは、25年以上の豊富な実績とノウハウを活かして、プロのキャリアアドバイザーがじっくりと相談にのってくれます。無料で利用できるので、一度プロに相談してみることも検討してください。

自分に合った仕事かどうかを見極めるには、次のようなポイントに注意しましょう。

それぞれのポイントを詳しく解説します。

希望条件を満たしているか

自分にとって絶対に譲れない労働条件を明確にして、それを満たしている仕事かどうかを精査することが大切です。

たとえ職種や業務内容、社風などが自分のタイプに合っていても、給与や休日数、就労時間や働き方、勤務地など、自分の希望する労働条件に満たしていなければ、モチベーションを保ちにくくなる場合があります。そのため、自分の希望条件を満たす仕事を選びましょう。

なお、希望条件は「これだけは譲れない」という条件と「あればなお良い」「できれば叶えたいがある程度譲歩できる」といったように優先順位をつけて考えると良いでしょう。仕事選びにおいてある程度の判断基準が明確になり、転職活動がスムーズになります。

自分の強みを活かせる仕事かどうか

自分の強みを活かして働ける仕事内容であるかどうかも確認します。そのためにもしっかりと自己分析をして、自分の強みを把握しておくことが大切です。保有している資格やスキル、経験や実績だけでなく、性格や特性も含めて、その仕事で自分の強みが活かせるかどうか判断しましょう。

自分の強みと企業が求めていることや業務上必要とされることが合致している場合、得意なことで活躍できる可能性が高まります。

社内環境が良いか

前述したように、仕事内容が合っているかどうかは大切なポイントですが、同様に働く環境も重要です。毎日長時間を過ごすことになるため、自分にとって居心地の良い環境かどうかは働きやすさにも影響するでしょう。

社内環境は、求人票を見るだけでは得られにくい情報です。しかし、転職エージェントなら社内環境や職場の雰囲気など内部の情報を知っているかもしれません。そのため転職エージェントを活用するのもおすすめです。事前に社内環境や雰囲気がわかれば、実際に自分が働くイメージもつきやすく、安心して働き始めることもできます。

自分に合った仕事を探すとき、注意すべきポイントは次の通りです。

それぞれの注意点を詳しく解説します。

好きなことを仕事にする弊害もある

自分に合った仕事というと、「好きなことや趣味を仕事にすればよいのでは？」と考える人がいるかもしれません。しかし、好きなことや趣味が仕事に向いているとは限らないということは覚えておいてください。

どれだけ好きなことでも、仕事になったら実は向いていないと分かり、逆に嫌いになってしまう可能性もあります。そのため、好きという理由だけでは選ばないことが大切です。

業界・職種に固執しすぎない

「自分に合っている仕事はこの業界の、この職種しかない」と業界や職種に固執しすぎないようにしましょう。そうなってしまうと視野が狭くなり、選択肢が限られてしまいます。自身の考えに捉われず、一度視野を広げて業界・職種研究から始めてみるのもおすすめです。もしかしたら、より自分の強みやスキルに合った仕事に出会えるかもしれません。

業界・職種研究は、本や雑誌、インターネットで調べる、説明会に参加するといった方法があります。そこで気になった業界・職種が適性と合っているかどうか不安な場合は、転職エージェントに相談してみてください。幅広い業界・職種について調べ「自分に合っている仕事」は何かをあらためて考えてみましょう。

人の意見を鵜呑みにしない

自分に合っている仕事を探すときは、友人・知人や他の職種で活躍中の人の話も判断材料に加えてみてください。ただし、周囲の意見だけで「自分に合っている仕事」だと思い込まないようにするのが重要です。

誰かの意見を鵜呑みにして自分に合っていると決めつけてしまうと、実際働き始めてからミスマッチを感じたりモチベーションが保ちにくくなったりする可能性も考えられます。後悔することのないよう、周囲の意見は参考程度に受け止めて、自分の考えをしっかり持つことが大切です。

なお、自分だけで自己分析や適職の判断が難しいと考えられる場合は、適職探しのプロである転職エージェントや、自己分析ツールなどを活用すると良いでしょう。

転職の相談はどこがおすすめ？不安を解消して理想を実現しよう

仕事は、人生の時間において大きな割合を占めるものです。自分に合った仕事を見つけられれば、モチベーションを保ちやすく充実した毎日を過ごせるようになります。自分に合った仕事を見つけるためには、自分の強みやタイプを把握し、様々な仕事の情報収集をした上で希望条件に合ったものを探すことが大切です。

自分一人では強みや適職の判断が難しいと感じられる場合には、適職探しの経験が豊富な転職エージェントを活用してみましょう。自分だけでは見つけられなかった「あなたに合った仕事」を客観的にアドバイスしてくれるでしょう。

自分に合った仕事を見つけて、充実した毎日を過ごしましょう。

転職エージェントを利用するメリット！デメリットも知って徹底検討