29歳の転職は遅い?厳しい?転職成功のポイントを解説

最終更新 : 2024.08.01

29歳の転職は遅い?厳しい?転職成功のポイントを解説-type転職エージェント

給料や人間関係、やりがいなど、現職に対する不満がきっかけで、転職を検討しはじめた29歳の方も多いのではないでしょうか。ただ中には「29歳で転職はもう遅い?厳しい?」と不安を感じている方も少なくありません。

そこで今回は、29歳の転職について、メリット・デメリットや、失敗しやすい人の特徴、それをもとにした成功のポイントなど詳しく解説します。type転職エージェントを使って実際に転職された方の声も紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

>>20代転職成功のポイントはこちら

この記事の監修者
監修者の黒田 恵実

黒田 恵実キャリアアドバイザー部 課長

アパレル業界の販売職として、店長経験を経て、SVとして約5店舗の売上管理・マネジメント・店舗運営に従事。たくさんのお客様に関わってきた経験から、今後は人生の選択肢をサポートできる人になりたいと思いtype転職エージェントへ。現在は、営業領域の専任のキャリアアドバイザーとして転職支援を行っている。 監修者プロフィールを詳しく見る >>

【結論】29歳の転職は遅くない!

結論、29歳の転職は遅くなく、むしろ転職活動を行う方が多いタイミングです。29歳は社会人経験もあり、業務に関するテクニカルスキルも身についている年齢のため、企業からも採用ニーズが高いといわれています。これまでの経験や、自身のスキルを活かせる転職先であれば、内定ももらいやすいかもしれません。

未経験転職は他の20代と比較すると難易度が高い可能性も

すべての29歳の転職が成功率が高いわけではありません。未経験の職種・業種への転職の場合、難易度が高い可能性があります。

20代前半は、ポテンシャルが評価され未経験でも採用してもらえる可能性が高いといわれています。一方、30代以降は即戦力として成果を期待される、経験者採用がほとんどです。29歳は30代に最も近いため、未経験の異業種転職は他の20代と比べ、難易度が高いかもしれません。

ただし、可能性はゼロではありません。「挑戦したい仕事がある」という方は、転職が可能かどうか、まずは転職エージェントに相談してみましょう。

29歳が転職を考えるきっかけや悩み

29歳が転職を考えるきっかけや悩み

実際にtype転職エージェントの転職相談で上がった、29歳の方が転職を考えるきっかけや悩みの一例をご紹介します。

  • 【30歳を目前にして】
  • ・年齢的にも転職するなら今が最後のチャンスだと思ったから
  • ・30歳になる手前で行動に移したいと思ったから
  • ・新卒から働いており、他のキャリアを考えはじめたから
  • ・30代を迎えるにあたって、キャリアアップしたいと考えたから
  • ・新たな挑戦ができる環境に移りたいと考えたから
  • 【会社に対する不満】
  • ・業務内容が変わってしまったから
  • ・頑張りに対して、評価をしてもらえなかったから
  • ・人手不足で本来の業務をさせてもらえないから
  • 【給与】
  • ・年収を上げていきたいから
  • ・会社の経営状況が悪化しているから
  • ・業務量に対して、給与が割りに合っていないと思ったから
  • 【働き方】
  • ・リモートワークができる仕事がしたいから
  • ・休日も出社しなくてはいけないから
  • ・休日出勤があり、家庭との両立が難しいから

上記の通り、【30歳を目前にして】【会社に対する不満】【給与】【働き方】に対する不満や悩みをきっかけに、転職を検討される29歳の方が多いようです。「30歳になる節目をきっかけに」という声が多いのは、他の20代にはない29歳ならではの転職理由でしょう。

29歳の転職メリット

29歳の転職メリット

ここでは、29歳で転職をするメリットを紹介します。29歳での転職に不安を感じている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

スキルや経験を評価してもらえる

29歳は、約7年近くの社会人経験を積んでいるため、社会人としてのマナーがあることはもちろんながら、業務に関する専門的なテクニカルスキルも豊富です。そのため、これまでの経験やスキルが、即戦力人材に値すると評価し「29歳を採用したい」という企業も少なくないのです。

自分のスキルや経験を活かせる環境に応募すれば、転職成功率が高いといっても過言ではありません。

年収アップしやすい

29歳は年収アップ転職が成功しやすい年齢でもあります。前述したように、29歳はスキルも経験も豊富なため、即戦力として活躍し企業に貢献してくれる可能性が高いからです。

しかし、どの企業でも年収アップできるわけではありません。人材が不足している業界や職種や、事業を伸ばしていくために人材を必要としている、ベンチャーやスタートアップ企業などを転職先に選ぶのがおすすめです。このような企業では、「優秀な人材を確保したい」という意欲が高く、現在の年収よりも高い年収を提示してもらえる可能性があります。

29歳の転職デメリット

29歳の転職デメリット

29歳での転職はメリットがある一方で、デメリットも存在します。メリット・デメリットをしっかりと把握したうえで、転職をするか判断しましょう。

未経験転職の場合、他の20代と比べると難易度が上がる可能性も

29歳で未経験転職をする場合、他の20代と比べて難易度が上がる可能性があります。20代は、ポテンシャルの高さや、投資をすることで30代以降に戦力人材として活躍してくれることを期待され、未経験でも採用してくれる企業が多いです。

一方で30代以降の場合、転職市場では「スキルや専門性がある即戦力人材」と認識され、未経験転職の採用ハードルが高くなるのです。30代に近い29歳は「即戦力人材」として評価されるケースも少なくなく、未経験採用において、企業から人気のある20代前半と比べて、難易度が上がる可能性があります。とはいえ、29歳でも未経験転職を成功する人はいます。これまでの経験やスキルを使って、未経験の仕事にどう活かしていくかを上手くアピールできるかが鍵になるでしょう。

また、29歳の未経験転職で気を付けたい、もう一つのポイントが、年収です。基本的に、未経験転職は採用しても結果がすぐに出づらい、研修などの人材育成に投資が必要という観点から、企業もはじめから高い年収を提示しにくく、年収が下がるといわれています。未経験転職の場合、これまでの年収はキープできない可能性が高いことをあらかじめ認識しておきましょう。

スキルや経験が足りていないと選考通過しにくい可能性もある

いくら29歳が企業ニーズが高いとはいえ、必ずしも選考通過するわけではありません。他の20代にもいえることですが、自分のスキルや経験に合っていない求人を選んでしまうと、応募基準を満たしていないと判断され、選考通過できないでしょう。

同じ年齢のライバルがいる就職活動と違って、転職活動はさまざまな年齢、経験やスキルを持つ社会人と、少ない応募枠で競い合います。企業ニーズが高いことはポジティブに考えつつも、油断は禁物です。

29歳の転職で失敗しやすい人の特徴

29歳の転職で失敗しやすい人の特徴

29歳は転職市場でもニーズが高いといわれていますが、すべての人が転職が上手くいっているわけではありません。ここからは、29歳の転職で失敗しやすい人の特徴を解説していきます。

キャリアプランが定まっていない

キャリアプランが定まっていない状態だと、求人選びも選考アピールもなかなか上手くいきません。企業側も30歳以降の人材には、マネジメントやスペシャリストとしての役割を期待していることが多いです。そのため、面接では「今後のキャリアをどう考えているか」「5年後、10年後どうなっていたいか」と、キャリアに関する質問をされることが多いといわれています。

ここできちんとしたキャリアプランを回答できないと、企業は「うちの会社に入っても、ミスマッチが発生しそう」と懸念を抱き、不採用になる可能性が高いでしょう。

条件にこだわりすぎている

年収や働き方、職種、業界、福利厚生など、転職先に求める条件にこだわりすぎるあまりに、転職活動が上手くいかない方は多いです。もちろん、条件を持つことに問題はありませんが、多すぎるとすべての条件を満たす求人が見つかりづらく、なかなか転職活動のスタートが切れません。

とくに、未経験転職の場合はすでに「未経験可」という条件があるので、ハードルはさらに高くなるでしょう。

自分のスキルを把握していない

「29歳の転職デメリット」でも解説しましたが、自分のスキルに合わない転職先を選ぶと選考通過しにくいです。このようなケースの場合、きちんと自分のスキルを把握していないのが大きな原因の一つです。自分のスキルを客観的に評価できていないため、今のレベルよりも高い求人に応募してしまいます。

「大手企業で働きたい」「フルリモート可の求人がいい」と希望が先行し、募集要項に記載されたスキルがないのにもかかわらず、その求人に応募してしまい、書類選考で落ちてしまったというケースは少なくありません。

選考対策をしていない

「経験もスキルもあるし、選考対策はいらないだろう」と、慢心して選考対策を怠って不採用になるケースは多いです。

転職の面接は、就職活動とは聞かれる質問も全く異なるので、事前に準備をしておく必要があります。また、企業ごとに質問の傾向も違うので、個別の対策をしておかないと、選考通過率は上げられないでしょう。

29歳の転職を成功させるポイント

29歳の転職を成功させるポイント

先ほど紹介した失敗しやすい人の特徴をもとに、29歳の転職を成功させるポイントを解説します。ぜひ実践してみてくださいね。

30代以降のキャリアプランを考えておく

まずは転職活動を始める前に「30代以降、どうなっていきたいか」キャリアプランが決まっていない人は考えてみましょう。キャリアプランを明確にすれば、必要な経験や、環境が明確になり、自然と自分に合った求人が見つかります。

また、前述したように、キャリアプランは選考でもよく聞かれる質問です。事前にキャリアプランを考えておけば、スムーズに納得感のある回答を話せるでしょう。キャリアプランの考え方は以下の通りです。

  • ①現状を自己分析する
  • ②「将来なりたい像」を具現化する
  • ③現状と将来像の差をどう埋めるか考える

関連記事:キャリアプランとは? 年代・職業別の答え方・例・考え方

自分一人でキャリアプランを考えるのが難しい場合は、キャリアの相談先を頼るのも一つの手です。詳しくは下記の記事を参考にしてみてくださいね。

関連記事:【20代向け】キャリアを考えるメリットとおすすめの相談先を解説

求人選びは慎重に行う

30代以降は、未経験転職のチャンスが減り、ポジション採用が増えるため、採用ハードルが高くなります。29歳は、選択肢が多い20代での転職のラストチャンスになるため、求人選びは慎重に行う必要があります。

転職先で叶えたい条件の優先順位を決め、絞って求人を選んでいくのがおすすめです。気になる企業が見つかったら求人票に載っている情報だけでなく、企業のHPや、SNS、口コミサイトなど多方面から情報を厚め、応募先を選びましょう。

スキルの棚卸を行う

自分がどのようなスキルを持っているか、スキルの棚卸で整理してみましょう。スキルを把握することで、求人選びのミスマッチを防ぐことができます。また、スキルの棚卸は強みの発見にもなり、書類作成や面接のアピールもしやすくなるでしょう。

スキルの棚卸は、一人ではなく第三者と行うことを推奨します。客観的な意見をもらうことで、自分では気付けなかった一面を見つけられるからです。実際に、自分では大したことないと思っていたスキルが、市場価値の高いスキルで、新しい発見になったというケースは少なくありません。

面接対策を徹底する

面接対策は企業ごとに行うのがおすすめです。とくに29歳は「20代の中でも最も社会人経験やスキルがある」という前提で、採用担当者も見ています。

コミュニケーションがきちんと取れることや、自分のスキルを最大限アピールするためにも事前対策は重要です。前述したように、企業によって質問の傾向が違うため、過去の面接であった質問の情報や、企業が求めている人物像をもとに対策を行いましょう。とくに「緊張しやすい人」「就職活動のときに面接が上手くいかなかった人」は、入念な対策を推奨します。

転職エージェントを利用する

ここまで、29歳の転職の注意点を解説してきましたが、一人で行うのは大変です。転職エージェントを利用すれば、これらのポイントもサポートしてくれるので、忙しい29歳の方でも、円滑に転職活動を進めることができるでしょう。

転職エージェントとは、求人企業と求職者双方の希望を把握して、両社にとって最適なマッチングを提供するサービスです。求職者は無料でサービスを利用でき、転職活動のはじまりから終わりまで、手厚いサポートを受けられます。

転職エージェントの主なサポート内容は以下の通りです。

  • ・キャリアカウンセリング
  • ・スキルの棚卸
  • ・求人紹介
  • ・応募書類の添削
  • ・面接対策
  • ・求人の応募や企業との日程調整の代行

転職エージェントは、企業との連携も密に行っているので、ここでしか得られない情報を提供してもらえるかもしれません。「転職が上手くいくか不安」「30代以降のキャリアも見据えて、アドバイスが欲しい」といった方に、転職エージェントの利用は非常におすすめです。

転職エージェントを利用したからといって、必ず転職しなければならないというわけではありません。キャリア相談だけでも全く問題ないので、気になる方はぜひ登録してみてくださいね。

関連記事:転職エージェントを利用するメリット!デメリットも知って徹底検討

29歳の転職でよくある質問

29歳で転職回数が2回あり、今回3回目です。選考に影響はありますか?

必ず影響があるというわけではありません。ただ企業によっては短期離職を懸念する可能性があるので注意をしておきましょう。

また、「なぜ転職をしたのか」1社目と2社目、それぞれの転職理由はかなりの確率で聞かれます。納得感のある回答が出せるよう、事前に用意しておくことをおすすめします。

29歳で年収アップ転職は可能ですか?

可能です。これまでの経験やスキルが評価され、企業の求める人材条件とマッチすれば、年収が上がる可能性が高いです。

29歳未経験でit業界に転職できますか?

職種によっては可能です。営業職で他業界からIT業界へ転職するなら、採用してもらえる可能性があるでしょう。

専門性が求められるエンジニア職はここ最近、経験者採用を積極的に行っているため、完全未経験で転職をするのは非常にハードルが高いです。ただし、すべての企業が未経験採用を止めているわけではありません。エンジニアになりたい理由を明確にし、自己学習や資格取得を上手くアピールできれば、未経験でも採用してもらえる可能性があります。

29歳の転職ならtype転職エージェントがおすすめ

type転職エージェントでは、これまでの多くの29歳の方の転職支援を行ってきました。目の前の転職だけでなく、中長期的なキャリアを見据えてキャリアアドバイスを行うので、30代以降のキャリアに不安を感じている方にもおすすめです。

また、type転職エージェントは手厚い面接対策に定評があり、実際に調査を行った結果、面接対策を受けた場合と受けなかった場合を比べると、前者の方が約12%も選考通過率が高いことが分かりました。(※2016年10月~12月 type転職エージェントの利用者調べ)

「30歳になるのをきっかけに、改めてキャリアを考えたい」「自分の強みを最大限アピールできる選考対策を受けたい」という方は、ぜひtype転職エージェントにご登録ください。

29歳の転職成功事例

  • 【29歳女性】
    1. 転職前:広告代理店営業
      転職前年収:560万円
    2. 転職後:大手インターネット企業人事
      転職後年収:600万円
    3. 年収40万円アップに成功!

type転職エージェントの転職相談を体験した29歳の口コミ・評判

「面接対策や企業の情報を教えていただきとても助かりました。なかなか面接結果が出ない企業についても現状を詳しく教えていただけたので、不安なく他の面接にも取り組めました。」
(29歳女性学校教員)

>>担当キャリアアドバイザーのプロフィールを見る

「面談のおいて、とても親身に丁寧にご相談に乗っていただきました。1人では考えつかなかったご意見やアドバイスを下さり、企業を絞り込むうえで大変参考になりました。」
(29歳男性システムエンジニア)

>>担当キャリアアドバイザーのプロフィールを見る

まとめ

29歳は、社会人経験もあり、業務に関するテクニカルスキルもあるため、企業からの採用ニーズも高く転職がしやすい年齢です。また、「30歳」という節目の年を目前にして、改めて自身のキャリアを見つめ直すタイミングでもあります。

転職をしやすいメリットがある一方で、未経験転職の難易度が高い可能性などデメリットもあります。30歳以降は即戦力を期待されたポジション採用が大半を占めるので、20代最後の転職は慎重に行った方が良いでしょう。

type転職エージェントでは、キャリアに関する相談から、求人紹介、選考対策など、転職成功に向けたサポートを行っています。サービスは完全無料で利用でき、相談だけでも問題ありません。気になる方はぜひ登録してみてくださいね。

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