【転職したいけど自信がない】スキル・経歴・年齢別！不安を解消する方法を解説

最終更新 : 2024.5.28

「転職したいけど実績やスキルなどアピールポイントがない」「面接が苦手だから転職できないと思う」など転職に対して自信が持てずに悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

この記事では、転職したいけど自信がない原因や、不安を解消する方法について解説します。「転職を考えているけれど不安、自信がない」という理由で一歩を踏み出せない方は、どのように行動したらいいのかが見えてくるでしょう。

この記事の監修者

石井 祐太朗キャリアアドバイザー部 課長

住宅メーカーで戸建事業部、リフォーム事業部にて個人、法人相手の営業を経験。様々な業界の知見を深めることができること、前職より多くの方の人生の転機に立会いサポートできることに魅力を感じ、type転職エージェントのキャリアアドバイザーへ転身。転職希望者の側に立ち、未来を見据えたご支援を続けている。

1. 転職したいけど自信がない原因
2. 転職したいけど自信がない方向けの不安を解消する方法
3. 【転職したいけど自信がない方向け】よくある質問
4. まとめ

ひとくちに「転職に対して自信が持てない」といっても、「スキルがないから不安」「年齢的に転職できる気がしない」「面接が苦手だから内定をもらえるか分からない」など不安に感じる要素は多岐にわたります。ここでは、よくあるケース別に自信を持てない原因について解説していきます。

不安や自信のない状態をそのままにしておいても時間が解決してくれるわけではないので、しっかりと向き合って原因を明確にしましょう。

スキル・経歴に自信がないケース

「社会人経験が短いから不安」「これまでのスキルやキャリアがほかの企業で通用するのか分からない」「資格を持っていないから不安」「営業職のように明確な成果が数字で出ないので、上手く伝えられない」など自身のスキルや経験に自信が持てない人もいるでしょう。

そのため「こんなスキル・経歴で採用してくれる企業があるのだろうか」「転職しても通用するスキルがない」と不安に思い、一歩を踏み出せない方が多いです。

面接が苦手で自信を持てないケース

面接は、転職活動のプロセスのなかでもっとも緊張する場面ですので、不安や恐怖心を持つ人も多いでしょう。「面接官に自信のなさが伝わってしまうかも」「どんなことを聞かれるんだろう」など考えるほどさまざまな不安が出てくるものです。

また、もともと人前で話すことに苦手意識を持っている人は、「しっかりと準備をしても、途中で頭が真っ白になるかもしれない」といった悩みを抱える傾向にあります。人前で話すことが得意な人でも、面接においては「正しい受け答えができないかもしれない」という不安を抱えるものです。

年齢により自信が持てないケース

「若い人の方が採用されそう」「この年齢で転職に挑んでも良いのだろうか」という不安を抱える人もいます。ひと昔前まで「転職は35歳が限界」と言われることもあったため、35歳以降は転職難易度が上がるから自分には無理だと諦めてしまう人もいるでしょう。

また、30歳以降の転職ではマネジメントスキルが求められる傾向にあるため、こうしたスキルや経験がない場合は、年齢に懸念を抱き、自信が持てなくなっているのかもしれません。

転職活動が長引いて自信を喪失したケース

すでに転職活動を開始しており「なかなか自分に合う求人が見つからない」「書類選考に通過しない」「内定がもらえない」という経験をした際に自信を喪失してしまう人も多いでしょう。

転職活動が長引くと、精神的・体力的に疲れてしまうものです。経験豊富で優秀な人材であっても、応募したすべての企業から内定を獲得できるとは限りません。その時の企業が応募者に求めるニーズが自分とマッチしなければ、内定を得られないので、転職活動が長引いてしまうことはよくあるのです。

転職後にやっていける自信がないケース

多くの人は、新しい環境で人間関係を一から構築していくことや、任される業務をこなせるかという不安を抱えます。

「転職後に新しい仕事についていけなかったらどうしよう」「新しい職場の人間関係に馴染めないかもしれない」などさまざまな不安を感じ、一歩を踏み出せなくなることもあるでしょう。

転職先で仕事を覚えたり、人間関係に馴染むまでには一定の時間がかかるので、その期間に対して大きな不安を覚える人も多くいます。

漠然とした不安を抱えているケース

具体的に何に自信が持てないのかを上手く言語化できないけど、漠然とした不安を抱えている人も多いでしょう。

例えば、「転職活動全体の流れが良く分からない」「働きながら転職活動を両立できる自信がない」「そもそも転職した方が良いのか、現職に残った方が良いのか判断できない」など転職を検討する際には、さまざまな不安や悩みが生じるものです。

漠然とした不安を抱えている人は、悩みの要素を紐解く、あるいは、まずは興味のある企業に応募して転職全体の流れを掴むなどの行動に移さなければ、転職に対して前向きに考えるのは難しいでしょう。

「転職したいけど自信がない」という方に向けて、不安を解消する方法を紹介します。7つの方法を試していくうちに、少しずつ自信を持てるようになるでしょう。

1.転職後の理想的な働き方をイメージする

まずは、「なぜ転職したいと思ったのか」「どのような働き方が理想なのか」を明確にイメージすることが大切です。例えば、「年収を〇〇万円アップしたい」「ワークライフバランスの取れた余裕のある暮らしをしたい」「やりがいを感じられる仕事がしたい」など転職後に期待する変化を想像することで、モチベーションが高まるはずです。

気持ちが後ろ向きになってしまった時に、転職後に叶えたい姿を再度イメージできるようにしっかりと言語化しておくと良いでしょう。

2.経験やスキルの棚卸しをする

「自分にはスキルがない」と思っていても、これまでの業務経験や身につけたスキルが他社では高く評価されることは多いです。

これまでに携わってきた仕事内容や、取り組んできたことを振り返り、できる限り具体的に書き出すと、自分の「強み」が見えてきます。このように棚卸しをすると、自分にどのようなスキルや経験があるのかを客観的に理解できる点もメリットです。希望する業界や職種の求人を見た時に求められる経験・スキルが分かるので、自分とマッチする求人を選びやすくなるでしょう。

営業職やマーケティング職のように「売上〇％アップ」といった明確な成果が数字で示されない場合は、コミュニケーション能力や調整力といったスキルに目を向けることが大切です。「気が利くね」「対応が早いから助かります」など、他者から評価されたことを書き出していくうちに、自信が湧いてくるかもしれません。

3.自分の市場価値を客観的に把握する

自分の市場価値を客観的に把握することも、不安を解消するための手段の1つとして挙げられます。市場価値とは、「人材の需要と供給のバランスによって決まる指標」のことを意味しています。企業が求める能力を持っている人を「市場価値のある人材」と捉えることが可能です。

しかし、各業界・職種における転職市場や動向をしっかりと理解していなければ、市場価値を把握することはできません。また、自分自身を客観的に分析するのは簡単ではないため、転職エージェントに登録して、キャリアアドバイザーに相談することをおすすめします。

関連記事：転職市場における自分の市場価値は？測り方と市場価値を高める方法

4.思い切って転職活動をはじめてみる

「本当に転職した方が良いのだろうか」「現職に残った方が良いのかもしれない」というように迷っているのであれば、まずは転職活動をはじめてみることを推奨します。

転職活動を通して、今まで不安に感じていたことが払しょくされたり、さまざまな企業に触れ、価値観が広がったりと、新しい経験を得ることができるからです。

実際に求人情報を見るだけでも、「転職市場の把握」や「自分の市場価値」を知るきっかけになるかもしれません。さらに、職務経歴書や履歴書を作成していくうちに、スキルや経験の棚卸しができ、自分が企業に対して何を求めているのかが明確になります。

仮に内定が出ても必ずしも転職しなければならないというわけではないので、自分の視野や価値観を広げるためにも、まずは一歩を踏み出してみると良いでしょう。

5.焦らずに転職活動を進める

転職活動は、焦ってするものではありません。「早く転職したい」「今の職場から解放されたい」という気持ちはわかりますが、焦って転職をすると、入社後のミスマッチが起きやすくなってしまうのです。

また、転職前に離職してしまうと収入が一時的にストップするため、焦りから当初の希望条件を下回る企業へ入社したり、畑違いの職種に飛びこんで結果的に退職につながるケースもあります。

満足のいく転職を成功させるためにも、転職活動は焦らずにじっくりと行いましょう。

6.不安がなくなるまで準備をする

転職活動の不安を解消するために、準備を徹底的に行うことも大切です。とくに面接に対して自信が持てない場合、準備を行うことで、「ここまで準備したから大丈夫」と思えるようになってくるでしょう。

具体的には、企業の情報収集を念入りに行ったり、自己分析をして強み/弱み、長所/短所、転職先で活かせるスキルなどを言語化します。また、面接では定番の質問や逆質問などに対して、どのように答えるのかを整理し、模擬面接などの実戦的な対策をしておけば、恐怖心や漠然とした不安も和らぐでしょう。

7.転職エージェントに相談する

キャリアのプロによるサポートがあれば、正しい方法で転職活動を進めることができます。

自信を持つためには、「自分の強み」を自覚することが大切です。しかし、キャリアの棚卸しや、自己分析をしようとしても、一人では上手くできないことも多いものです。

転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談すると、キャリアの棚卸しや自己分析を手伝ってもらえたり、転職すべきか、現職に留まるべきかプロの視点から的確なアドバイスを受けることができます。

その他にも転職活動で発生した悩みや不安を解消するサポートを行ってくれるので安心して転職活動を進められるでしょう。

＞＞type転職エージェントとは

ここでは、「転職したいけど自信がない」というお悩みに関連するよくある質問に対してQ&A形式でまとめました。気になる項目があればぜひチェックして、疑問や不安を解消しましょう。

入社後にやっていける自信がないから内定を辞退しても良い？その場合の例文は？

「入社後にやっていける自信がないから、内定を辞退したい」と考える人もいますが、基本的に内定承諾後の辞退は控えた方が良いでしょう。内定を承諾したことで、企業側は入社の準備を進めている可能性があるからです。

どうしても入社できない事情があるなら、「内定を辞退させていただきたく、ご連絡を差し上げました。」などと内定辞退の意思をはっきりと示すことが大切です。すぐに連絡して、しっかりとお詫びを伝えましょう。

入社までの期間に資格の勉強をしてスキルアップを図る、あるいは、企業の情報収集を行うことで、自信がつく可能性があるので、時間に余裕があるなら不安要素を払しょくするための行動をしてみてはいかがでしょうか。

「転職できる気がしない」という人が自信を持つ方法は？

転職できる気がしない人は、この記事で紹介した「転職後の理想的な働き方をイメージする」「経験やスキルの棚卸しをする」「自分の市場価値を客観的に把握する」などを試すことで少しずつ自信が持てるかもしれません。また、なぜ転職できる気がしないのか、その原因を見つけることも大切です。

自分のスキルに自信がない人に向いている仕事とは？

スキルに自信が持てない人には、特別な資格を必要としない仕事や、ノルマ・納期に追われない仕事がおすすめです。こうした企業に転職し、実務経験を積み重ねるうちにたくさんの成功体験を経て少しずつ自信を持てるようになるでしょう。

「転職したいけど自信がない」という方は、なぜ自信を持てないのか、何に対して不安を感じているのかを明確にすることが大切です。「社会人経験が少ない」「特別なスキルや資格を持っていない」という場合であっても、日々の小さな積み重ねや、ポータブルスキルに目を向ければ、自信が湧いてくるかもしれません。

type転職エージェントでは、自信が持てない求職者に対して、丁寧にヒアリングを行い、あなたにしかない強みを見つけるサポートが可能です。キャリアの棚卸しを通して、プロの視点から「自分では認識できていなかったアピールポイント」を分析し、お伝えします。面接に自信がない場合も、面接対策を実施し、万全な準備を整えることができるので、今抱えている不安や心配事も払拭したうえで本番に挑むことができるでしょう。