スキルアップの方法とは? 仕事に役立つスキルも紹介

掲載日 : 2020.11.10最終更新日 :2020.11.10

スキルアップの方法とは? 仕事に役立つスキルも紹介

スキルアップしたいと思いながら、具体的に何をしていいのかわからない人は多いかもしれません。また「年収や評価を上げるにはどんなスキルが役立つのか」「転職するならどのスキルを身につけるべきか」といった悩みや疑問もあるでしょう。そこで本記事では、スキルアップのメリットから、年代別に身につけたい仕事に役立つスキル、スキルアップするための具体的な方法までを詳しく解説します。

この記事の監修者
監修者の坂本 麻奈実

坂本 麻奈実キャリアアドバイザー部 課長

前職ではブライダルジュエリーの専門店で店長を経験。転職を考えたのは、ビジネスパーソンとして今後も社会で活躍できる女性でありたいと考えたから。一生に一度の結婚のお手伝いという職からより相手の人生に関わる深いサポートを行いたいと、キャリアアドバイザーへ転身。 監修者プロフィールを詳しく見る >>
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スキルアップとは?

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スキルアップとは、訓練や学習を通して「自分の能力を高めること」を指します。英語のスキル(skill)を直訳すると技能や技術になりますが、ビジネスにおいてはそれ以外にも、知識、経験、保有する資格、マインド面など、幅広い意味で使われます。これらを磨き、向上させることは、どれもスキルアップに該当します。

キャリアアップとの違い

キャリアアップとは、「経歴を高めること」を指します。役職が上がる、アルバイトや派遣社員から正社員になる、といったケースがキャリアアップに該当します。

スキルアップが自分自身の能力の向上を意味するのに対し、キャリアアップは会社からの評価や人材としての市場価値が向上しなければ実現できません。もちろんスキルアップした結果、仕事で成果を出せるようになって社内での評価が上がり、キャリアアップにつながることはありますが、スキルアップそのものにキャリアアップの意味合いは含まれないことを理解しておきましょう。

【キャリアアップに関する情報はこちら↓】

スキルアップのメリット

スキルアップすることで、働く人たちは多くのメリットを得られます。スキルが向上すれば、自分でこなせる業務や果たせる役割も広がるので、担当する仕事内容が拡大します。一人でさまざまな仕事を任されるようになれば、その分だけ会社やチームへの貢献度は高まります。

年収や役職は、所属する組織に対してどれだけ貢献できるかで決まります。よってスキルアップし、組織への貢献度を高めて自分の評価が上がれば、年収アップや昇進の機会が増えるなどのメリットが期待できます。

仕事に役立つおすすめのスキル

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仕事に役立つスキルはさまざまあります。転職を考えるなら、市場価値の向上につながる能力や知識、経験を身につけることが必要です。ここからは転職市場で自分の価値を高めるために習得しておきたい、おすすめのスキルを年代別に紹介します。

【20代前半で身につけたいおすすめスキル】

コミュニケーション能力

20代前半は社会人としてスタートを切る年代です。この時期は、周囲と円滑に仕事を進めるコミュニケーション能力が求められます。社内・社外を問わず多くの人と関わりながら、良好な関係を築くスキルを身につけるとよいでしょう。

上司への報告・連絡・相談、同僚との連携・協力、お客様への商品説明など、普段仕事をする中でコミュニケーションが必要となる場面は数多くあります。日々の業務の中で、どうすれば相手に必要な情報やメッセージがわかりやすく伝わるか、連絡ミスや誤解のない正確な意思の疎通ができるかなどを意識することで、コミュニケーション能力を高めていくことができます。

【20代後半で身につけたいおすすめスキル】

課題解決力、業務遂行力

20代後半は仕事に慣れ、重要なプロジェクトを任される機会も増える年代です。よって今まで以上に結果が求められます。

この年代で市場価値が高い人材として評価されるには、一人前の業務ができて、何らかの成功体験があることが条件です。そのためには、問題を把握し、解決策を導き出す課題解決力が必要となります。例えば前年より売上が落ち込んだときに、「なぜ売上が減少したのか」を分析し、さまざまな原因を検討して課題を洗い出し、どうすればそれを改善できるかを考える。これが課題解決力です。

さらに重要なのは、ただ考えるだけでなく、その改善策を実行し、結果を出すことです。もし実行してうまくいかなければ、その原因を考えて、今度は別のやり方で実行してみる。このサイクルを回して最終的に結果を出す業務遂行力も、20代後半で身につけておきたいスキルです。業務遂行力を養うことで経験が培われ、具体性や実効性のある改善策を考えることができるようになり、課題解決力もさらに高まります。

課題解決力と業務遂行力の両方を意識して身につけることで、ビジネスにおけるさまざまな場面で問題解決に役立つ人材として評価され、市場価値の向上につながります。

【30代前半で身につけたいおすすめスキル】

マネジメント能力、部署間調整力

30代になると、周囲を動かす力を養い、より大きな成果を出すことが求められます。個人の仕事だけでなく、組織運営に関わる仕事が増えるので、チームとして結果を出すことも必要です。よってこの年代は、マネジメント能力を身につけることが必須となります。

組織を動かす立場になると、業務範囲が広がり裁量も増えて、自分の部署だけでなく、利害関係のある他部署との調整や折衝を行う場面も多くなります。そこで必要となるのが、部署間調整力です。自分の部署のニーズやメリットだけを主張するのではなく、各部門の立場の違いやお互いの利害を把握し、会社全体の仕事が円滑に進むように調整するスキルが求められます。

転職に有利な資格・能力

転職活動に役立てるため、資格を取ってスキルアップしようと考える人は多いかもしれません。しかし実は、専門職でない限り、資格を持っているだけではそれほど転職には有利になりません。

転職市場で重視されるのは、あくまでも実務経験やスキルです。例えばコミュニケーション能力はどの仕事や業界でも重要になりますし、「仕事に役立つおすすめのスキル」で紹介した、年代に応じて求められるスキルも市場価値を左右します。資格にこだわらず、これらのスキルが身についているかを意識するといいでしょう。

ですから、「資格を取得してから転職しよう」と考え、転職活動を先延ばしにするのはNG。必要なスキルが身についているのであれば、資格の有無に関わらず、転職活動を始めるべきです。資格の取得を優先すると、自分の希望に合う求人に応募するチャンスを逃してしまう可能性があります。

ただし、求人への応募に特定の資格や能力が必要な場合もあります。例えば、外回りの多い営業職の場合、募集要項の応募資格に「普通自動車免許」と記載されていることがよくあります。こうしたケースでは、指定された資格がないとその求人には応募できませんので、自分が志望する業界や職種、企業に応募する際に、どのような資格が能力となるのか事前に調べておきましょう。求人票の「募集条件」「応募条件」に記載されていることが多いので、参考にしてください。

スキルアップの方法とは

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多くの企業では、社員のスキルアップを支援するさまざまな制度を設けているので、それを活用するのは一つの方法です。希望すれば誰でも無料で社内研修やセミナーを受講できる、書籍購入や資格取得、外部のスクールに通うための費用を補助する制度などが代表的です。会社が用意した研修やセミナーなら仕事や業務内容に直結するスキルを学びやすいこと、コスト面での負担が抑えられること、会社の制度を利用するからには途中で投げ出すわけにはいかないためモチベーションが維持しやすいことなどがメリットです。

個人で学習計画を立て、独学でスキルアップする方法もあります。ただし一人で自己学習する場合は、モチベーションをいかに維持するかが大事なポイントとなります。そのためには「いつまでに何を成し遂げるのか」という明確なゴールを設定することが必要です。転職で資格は有利にならないと説明しましたが、学習計画のゴール設定として活用するなら効果的。例えば語学力を磨くために「今年11月までにTOEIC800点以上目指す」といった目標を立てれば、勉強するモチベーションになります。

完全な独学が難しいときは、民間のスクールや通信講座、セミナーなどを活用することをおすすめします。定期的な受講や課題提出が必要になるため、それが強制力となって学習を継続しやすくなります。

また、スキルアップによって市場価値を高めたい人は、次の2点を意識するといいでしょう。

【市場価値を高めるスキルアップの方法①】

業務に活かせる能力を効率よく向上させる

業務に活かせる能力を身につけ、向上することで、仕事の効率改善や成果につながります。それにより会社への貢献度が高まれば、評価が上がり、昇給や昇進の機会が増えることも期待できます。

業務に活かせる能力を身につける方法は、OJTが基本です。職場や現場で実際に仕事に携わりながら、メンター(育成担当者)の指導を受け、業務に必要な能力を養います。インプットしたら即座にアウトプットする経験を積み重ねることで、実践的かつ効率のよいスキルアップが可能になります。

「仕事に役立つおすすめのスキル」で紹介したコミュニケーション能力や課題解決力、業務遂行力なども、日々の業務の中でスキルアップを意識して取り組めば能力を向上できます。うまくいかないときは、上司や先輩、その分野が得意な人などに相談してみるといいでしょう。その人たちがスキルアップのためにどのような工夫や努力をしてきたのかを具体的に聞くことで、スキルを向上させるためのコツやポイントが掴めます。

【市場価値を高めるスキルアップの方法②】

未経験の分野に積極的にチャレンジする

市場価値を高めるには、将来のキャリアを考えて、未経験分野の知識やスキルを今のうちから身につけていくことが必要です。業務で携わる機会はなくても、興味のある分野やテーマがあれば、本を読んだり、スクールやセミナーに参加したりして、自分なりに勉強することをおすすめします。

また転職市場の動向によって、ニーズのあるスキルや能力も変化します。自分が担当する業務に必要なスキルだけを磨いて安心するのではなく、世の中で求められるスキルを意識しながら、未経験の分野にも積極的にチャレンジすることが市場価値の向上につながります。

転職先でのスキルアップも

現場ではスキルアップが難しい場合や、今の会社では経験できない分野にチャレンジしたい場合は、転職を通じてスキルアップするのも一つの方法です。その際に重要なのは、これまでの業務で培った経験や能力が活かせる転職先を選ぶこと。まったくの未経験で転職するとゼロからのスタートになりますが、前職で身につけたスキルが活かせる職場を選ぶことで、入社後すぐに活躍が可能となり、転職先での評価も早くアップします。

例えば、販売職での提案経験を活かして、営業職にチャレンジする。あるいは販売職で身につけた業務調整能力や問題処理能力を活かして、事務職にトライする。このように、過去に身につけたスキルを活かしながら新たなフィールドでさらなる成長を目指すことが、転職でのスキルアップを成功させるポイントです。

どのような職種や職場なら自分のスキルを活かせるのかわからないときは、転職エージェントに相談してみるといいでしょう。カウンセリングをもとにあなたがこれまでに身につけたスキルを把握し、それを活かせる企業や業界、職種の情報を幅広く提案してもらえます。転職先でさらなるスキルアップを目指すなら、ぜひ転職エージェントを活用してください。

まとめ

スキルアップすれば、会社への貢献度が高まり、評価や年収が高まるメリットがあります。また市場価値が高まるので、転職活動でも応募企業から高く評価されることが期待できます。仕事に役立つスキルは、意識すれば普段の業務の中で身につけることが十分可能です。将来のキャリアや自分の成長のためには、スキルアップが欠かせないことを知っておきましょう。

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