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あなたの経験や職種に合わせて、キャリアアドバイザーが納得感のある転職を実現するお手伝いをいたします。書類の作成、面接対策、企業との交渉など、意欲的にサポートします。
掲載日 : 2021.08.02最終更新日 :2021.08.02
転職を考えているものの、「何から始めればいいのかわからない」という人も多いのではないでしょうか。転職活動を円滑に進めるには、スケジュール管理や履歴書・職務経歴書の作成、面接対策など、事前にやるべきことがたくさんあります。
そこで本記事では、転職を成功させるために必要な準備について、詳しく解説します。
髙橋 透キャリアアドバイザー部 課長
前職は、大手飲食店にて店長(店舗運営、マネジメント、採用、教育)を経験。全国トップクラスの売上実績を挙げる。人材育成、採用を行う中で組織に人を送り込むことに面白さを感じたこと、自身の強みをフルに活かすことが出来る仕事だと感じたことから転職を決意。type転職エージェントのキャリアアドバイザーとなる。転職活動のスケジュールは、応募から内定まで1か月~1か月半を目安に考えるといいでしょう。一般的な流れとしては、「応募→書類選考→1次面接→2次面接→最終面接→内定」となります。
さらに内定から入社まで、現職での引き継ぎや退職の手続きなどに1か月~1か月半ほどかかります。よって転職活動を始めてから入社まで、約3か月かかるのが一般的です。自分が転職したいタイミングから逆算して、転職活動を始めることをお勧めします。
関連記事:転職エージェントの登録時期
転職活動を始めるときは、まず「なぜ転職したいのか」「転職で何を実現したいのか」「転職で実現したいことの優先順位」を明確にすることが重要です。
面接では必ず転職理由と志望動機を聞かれます。この2つがぶれないためには、「なぜ転職したいのか」を掘り下げることが必要です。自分の目指すキャリアが現状では実現できないという不満に対し、「何が希望と違うのか」「今の会社ではどうして実現できないのか」「実現するために行動したこと」「転職で実現したいこと」をまとめていきます。
転職で実現したいことは複数あるでしょう。仕事内容、勤務地、年収、休日など叶えたい条件がたくさんある中で、すべて実現できる転職先が見つかることはほとんどありません。よって優先順位を決めておくと、応募企業を選ぶ時に役立ちます。
次に必要なのが、キャリアの棚卸しです。職務経歴書の作成や面接での回答に役立ちます。具体的には次の3点を整理します。
まずは今までの仕事の業務内容や役割、目標、結果を思い出せる限り書き出してください。さらに、その中で印象に残ったエピソード(成功・失敗体験)を具体的に書き出します。その際は「苦労したこと・工夫したことは何か」「何がモチベーションになったか」「なぜ成功・失敗したのか」「失敗をどうやって挽回したか」などの点から振り返ると整理しやすくなります。また、これらの経験を通して身についたスキルも書き出しましょう。
書き出すことで経歴や自分の強み・弱みを整理できます。項目ごとに書き込める表を作ると、情報をまとめやすくなるのでお勧めです。
気になる業界、職種、企業について理解を深めることは、面接での受け答えに役立つだけでなく、転職後のミスマッチを防ぐことにもつながります。
インターネットや雑誌などで業界情勢の分析記事から情報収集するのがお勧めです。また、実際に働いている人が身近にいる場合は、話を聞いてみるのも一つの方法です。働き方や仕事内容を具体的に知ることができるので、転職後の働く姿をイメージしやすくなります。
最も役立つのは企業のホームページです。会社概要、商品・サービスの紹介、採用情報、社員紹介など情報が豊富で、特徴を捉えやすいでしょう。売上高や営業利益、成長率などの企業業績を比較したい場合は、会社四季報が役立ちます。
気になる業界、職種、企業の求人を探すには、企業ホームページの採用情報を見たり、転職サイトや転職エージェントを活用するのが一般的です。
求人を探す際は「自分に合った職種かどうか」を調べることが重要です。同じ職種でも、業界や企業によって仕事内容や求める経験は異なります。棚卸しした経験や強みなどと照らし合わせて、「この求人に自分はチャレンジできるか」「この会社なら目指すキャリアを実現できるか」などを考えることが大事です。
履歴書は転職活動に必須の応募書類です。住所や連絡先などの個人情報や学歴・職歴、保有資格などを記載します。
応募企業から手書きの指定がない限り、パソコンで作成します。JIS規格のフォーマットを指定された場合はその指示に従ってください。特に指定がなければ形式は自由なので、自分が書きやすいフォーマットを選びましょう。
履歴書を書くときは空欄を作らず、記入欄はすべて埋めます。会社名や学校名などは正式名称で記入し、日付は西暦か和暦で統一します。誤字脱字がないか確認することも大事です。
志望動機は使い回しをせず、できるだけ応募企業ごとに作成します。面接官が質問のきっかけにすることも多いので、その企業に合った内容を書きましょう。
詳細は下記の記事を参照してください
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転職活動で最も重要な書類が職務経歴書です。これまでの仕事内容や役割、身につけたスキル、自己PRなどを記載します。
1日に何人もの書類を読む採用担当者の立場になり、読みやすく簡潔にまとめることを心がけてください。自分の経歴やスキルのうち、何をどのように書けば自分の魅力や強みが伝わるかを意識することが大事です。
形式は自由なので、自分が書きやすいフォーマットを使ってパソコンで作成します。A4サイズで1~2枚程度にまとめるのが一般的ですが、アピールする内容が多ければ3枚以上になっても問題ありません。文体は「です・ます調」ではなく「だ・である調」で統一します。
職務経歴を書くときは、業務内容に加えて、工夫したことや仕事に取り組む姿勢、実績なども記載します。売上などを追っている方はその具体的な数字を記載し、売上を追っていない方は、行動目標や定性評価なども含め可視化できるものを記載しましょう。工夫や姿勢を具体的なエピソードとして記載すると、意欲や人柄が伝わりやすくなります。自分の経験や強みと、応募企業が求める人物像や必要なスキルを照らし合わせて、アピールしたい点をまとめることが大事です。
詳細は下記の記事を参照してください
関連記事:職務経歴書の書き方マニュアル・フォーマット【完全版】
書類選考を通過したら、次は面接です。しっかりと事前準備することが通過率を上げるポイントです。
まずは面接でよく聞かれる質問の回答を考え、書き出します。次に、声に出して練習します。書き出しだけで面接に臨んだ方の10人中7人は失敗しています。本番では緊張したり、何を話せばいいか忘れてしまったりするので、実際に声に出して練習することは大事です。面接では表情や姿勢なども見られています。鏡の前でアウトプットの練習をする、受け答えの様子を撮影する、家族や友人にみてもらうなどもお勧めの練習方法です。最近はオンライン面接が多いため、通信環境を整えておき、可能であればオンライン面接の練習もしておきましょう。
関連記事:面接対策:転職の面接通過率を上げる方法
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よく聞かれる質問としては、「自己紹介」「転職理由」「志望動機」「キャリアプラン」「逆質問」などがあります。転職理由と志望動機、キャリアプランは、一貫性のある回答ができるように準備します。転職理由は、現職の愚痴やネガティブな意見だけにならないように気を付けてください。逆質問は応募企業に対する志望の高さを見られます。事前に3問ほど用意するといいでしょう。
関連記事:面接の自己紹介で好印象を!ポイントと回答例【例文付き】
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入室とあいさつから始まり、質疑応答が行われて、終わったら退室する流れです。質疑応答では、まず自己紹介をしてから、転職理由や志望動機、キャリアプランなどを聞かれ、最後に「何か質問はありますか」と逆質問があります。面接時間は30分から1時間程度が一般的です。
面接の場では、回答の内容だけでなく、マナーや身だしなみも見られます。遅刻は厳禁で、面接時間の5分前に担当者を呼び出すのがベストです。これより早すぎてもマナー違反になるので注意しましょう。
部屋に案内されたら着席して待ち、面接官が入室したら立ち上がって「本日はよろしくお願いいたします」などとあいさつをします。面接中は姿勢や目線、声の大きさも重要です。背筋を伸ばし、相手の目を見て、普段より少しトーンを上げて大きめの声で話すことを意識します。回答が長くならないように、1問につき2~3分以内で答えましょう。
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まずは応募した企業すべてについて、「どの段階でつまずいたのか」をチェックします。多数の企業に応募している場合は、一覧表を作成して管理するのがお勧めです。
一覧表に「結果」の項目を設けて、書類選考、1次面接、2次面接、最終面接のどの段階で不合格になったのかが一目でわかるように整理します。「理由」の項目も作り、理由が明らかになっているものは書き込んでいくと、客観的に振り返りができます。
面接でお見送りになる理由は大きく分けて次の2つがあります。
①転職理由や志望動機など考えがまとまっていない
この場合は、応募企業の募集要項や求める人物像と自分の経験やスキル、強みがマッチしていたかを確認し、どのエピソードならアピールできるかを改めて考えます。転職理由、志望動機、キャリアプランの一貫性があるかについても、振り返ってみてください。
②考えはまとまっているがうまく伝えられない
こちらの場合は、声に出す練習が不足しています。スムーズに話せるまで、何度も繰り返し練習しましょう。友人や家族に面接官役を頼んで、模擬面接をするのもお勧めです。自分が回答する姿を撮影し、録画を見直してチェックするのもいいでしょう。
自分一人で準備することに不安や難しさを感じたら、転職エージェントの活用も考えてみるといいでしょう。type転職エージェントでは、専任のキャリアアドバイザーが面接準備をサポートします。応募企業を想定した情報提供や想定質問の作成、回答作成の相談、模擬面接など、充実した支援が受けられます。
面接がうまくいかないときや面接準備に悩んだときは、ぜひtype転職エージェントにご相談ください。
内定をもらったら、退職の手続きや仕事の引き継ぎをします。遅くとも退職予定日の1か月前には、直属の上司に退職することを伝えてください。その際は事前にアポをとり、周囲に聞かれない場所で退職の意思を伝えます。
なぜ退職するのかを必ず聞かれるので、相手が納得する理由を準備しておきます。理由として会社の愚痴や悪口を伝えるのは避けてください。引き留められた場合の返答もあらかじめ考えておくといいでしょう。会社に返却するものや返してもらうものなどの確認も忘れずに行います。
詳しくは下記記事をご覧ください。
関連記事:退職の切り出し方ってどうすればいい?円満退社するコツ
内定の連絡を受けたら、待遇や入社の条件などを書面で確認します。入社までに必要な書類ややるべきことを確認し、忘れていることがないように準備します。入社初日から遅刻することがないように、交通機関や移動時間の確認もしておきましょう。
転職を成功させる最大のポイントは、1か月間を目安に短期間で全力投球することです。働きながら転職活動をすると体力的にも精神的にも負担がかかり、長期化すると途中で挫折しやすくなります。長引くことで集中力も低下してしまうため、短期集中で臨むのが良い結果を生む秘訣です。
企業選びで失敗しないためのポイントは、「自分はなぜ転職するのか」「転職によって何を実現したいのか」「それを実現するにはどの業界や職種を選べばいいのか」などを掘り下げ、転職後のキャリアや働き方を具体的にイメージすることです。企業が求めるものを把握した上で、「自分は企業にどのような価値を提供できるか」という視点で企業選びができる人は、転職の成功確率が高まります。
前述の通り、転職で叶えたいことがすべて実現する転職先に出会えることはほとんどありません。よって転職活動では優先順位を明確にし、「どうしても叶えたいこと」にフォーカスして企業選びをすることが必要です。「優先順位が高い条件が実現するなら、それ以外の条件が叶えられなくても許容できる」というくらいの心構えで臨むと、結果的に良い企業選びができます。
転職を考え始めたら、早めに志望動機や自己PR、自分の強み・弱みなどを整理しておくと、書類の作成がスムーズに進みます。
現職の仕事を続けながら転職活動をする場合は、スケジュールをうまく管理するのがポイントです。仕事が終わった後の19時以降や業務の合間の空き時間など、オフの時間を活用して転職活動を進めることになります。
スケジュール管理が不安な人は、転職エージェントを使うのもお勧めです。面接の日程調整や企業とのやりとりを代行してくれるので、転職活動にかかる手間や時間が減り、仕事をしながらでも無理なく進めることができます。
A.経験が浅くても、日々の業務で工夫していることや仕事に取り組む際に心がけていることなどが、何かしらあるはずです。その経験から身についたスキルやマインドなどを書き出し、自己PRを考えてみましょう。その際は、企業が求める人物像にマッチした内容にすることを意識してください。
A.求人の応募や転職エージェント・転職サイトなどの登録に、業務用の端末やメールアドレスを使うのは避けましょう。普段と変わらない行動するのもポイントです。突然スーツを着て出社したり、休みが増えたりすると、周囲の人から気づかれやすくなります。
A.就職活動をする学生はまだ社会人経験がないので、採用選考では「将来に向けて自分は何ができるか」というポテンシャルを判断されます。それに対し、転職活動をするのはすでに社会人として何らかの業務を経験してきた人なので、「これまでの経験を新しい職場でどのように活かせるか」が問われます。
しっかり準備をすれば、転職活動をスムーズに進められます。キャリアの棚卸しや業界・企業の情報収集をすることで、選考用の書類に書く内容や面接での回答を質の高いものにできるので、転職に成功する確率も高まります。転職準備のポイントを理解し、万全の体制で転職活動に臨みましょう。
あなたの経験や職種に合わせて、キャリアアドバイザーが納得感のある転職を実現するお手伝いをいたします。書類の作成、面接対策、企業との交渉など、意欲的にサポートします。
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