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最終更新日 :2023.10.23
転職時の面接において、スーツを着用するケースは多々あります。その際の着こなしが与える印象は、面接官の評価を左右する大きな要素です。ただ、転職活動経験のない方や、ビジネススーツを持っていない方は「そもそもスーツを着ていくべきなのか?」「どんなスーツを買えばいいんだろう」など多くの疑問があるでしょう。 そこで本記事では、企業からの服装指定があった場合や季節ごとの着こなしなど、具体的なシチュエーションを例に挙げて、転職面接の適切なスーツスタイルについて解説します。
村田 有美エキスパートキャリアアドバイザー
美容に興味があったこと、人と深く長期的に関わって業務を行えることに魅力を感じ、新卒でエステ業界へ入社。エステの施術だけではなく、カウンセリングから最適な通い方、プランニング、商品の提案を行ってきたが、結婚、主人の転勤というライフイベントをきっかけに転職を決意。ただ「長期就業という条件を満たすだけの転職はしたくない!今まで通り、仕事自体にやりがいをもちたい!」という思いから、人材業界を志望。これまでの経験をさらにビジネスの場で活かせると思い、type女性の転職エージェントのキャリアアドバイザーへ転身した。 監修者プロフィールを詳しく見る >>転職の面接はビジネスの場です。ですので、スーツなどのフォーマルな服装が基本です。ただ、企業によっては服装を指定される場合があるため、ここではその具体例を挙げながら解説します。
転職時の面接においては、企業から特に服装指定がないまたは、「服装自由」という指定があるケースがあります。どちらの場合も、スーツを着用して問題はありません。
面接はあくまでフォーマルな場であるため、スーツを着用することで、選考に対する真摯な姿勢を面接官にアピールすることができます。
企業から「オフィスカジュアルな服装」の指定がある場合でも、ジャケットを羽織ったスーツスタイルをベースとした服装で問題ありません。その上で、企業や業界の雰囲気に合わせ少しアレンジしてカジュアルな印象を持たせると、より面接官が求めているドレスコードに沿う服装になるでしょう。
スーツのオフィスカジュアルなアレンジ方法は以下の例を参考にしてみてください。
上に例を挙げましたが、オフィスカジュアルに明確な定義はありません。カジュアルにすることを意識するがあまり、結果ラフすぎる印象を相手に与えてしまう場合もあります。面接予定の企業の業界や社風を鑑みたうえで、清潔感や落ち着いたトーンを意識し、面接官に失礼のない服装で臨みましょう。
明確にこのような指定がある際は、スーツを着用して面接に臨むことは避けましょう。この場合もオフィスカジュアルが基本で、ジーンズやスウェットなどのラフ過ぎる格好はNGです。最低限ジャケットは着用した方が無難でしょう。
ただし、企業によっては面接官が服装を通してあなたの人間性やオリジナリティを見ようとしている可能性もあります。特にアパレル業界などは、候補者のファッションセンスを見たいがゆえにカジュアルな服装を指定してくることもあります。その際はファッショントレンドを適度に取り入れた服装も必要になってくるでしょう。
このように、一口にカジュアルといっても企業や業界によってその概念が異なるため、あなたが面接予定の企業の特色や風土にあった服装で臨みましょう。転職エージェントを利用していれば、面接対策の中で、企業ごとの風土や、好まれる雰囲気をアドバイスしてくれることもあります。業界を絞らず転職活動をしている場合や、適切な服装に悩む場合は、転職エージェントに相談すると安心でしょう。
普段の業務でスーツを着用していない方や、初めて転職活動をする方の中には、これを機にスーツを新調する方もいるでしょう。そのような方のために、転職活動用のスーツやアイテム選定のポイントを男女別に解説します。
ボトムスと「色合い・素材」を合わせた、セットアップのビジネススーツが基本です。色は、ネイビーや黒、濃いグレーなどがおすすめです。原色や、ライトグレーなど明る過ぎる色は面接の場には適さない可能性があります。柄は無地や薄いドット、ストライプが良いでしょう。
ジャケットにはボタンが1列に並んでいる「シングルスーツ」と、2列に並んでいる「ダブルスーツ」の2種類があります。このうち、一般的に中途の面接に適しているのはシングルスーツです。ダブルスーツは着用すると、権威のある印象を与える可能性があるため、面接の場では控えた方が無難でしょう。
白い無地のYシャツをチョイスしましょう。薄いストライプやドット柄も問題ない場合もありますが、柄が目立ち過ぎないよう注意が必要です。
襟は、レギュラーカラーまたはワイドカラーのものを選びましょう。襟の先をボタンで留めるボタンダウンシャツはカジュアルな印象を与えるため、スーツスタイルには適していません。
Yシャツのボタンは一番上のボタンまでしっかりと留めましょう。
ボトムスに合わせて黒やダークブラウンの革製の紐靴を選びましょう。
靴下も全体の色合いに馴染んだ落ち着いた色合いのものを選びましょう。具体的には黒やネイビー、ダークグレーなどがおすすめです。
腰掛けた際に素足が露出しない丈のものにしてください。
カバンはスーツに合った落ち着いた色のもの(黒、ブラウンなど)を使用しましょう。職務経歴書などの書類を持参したり、面接時に資料を受け取ったりする可能性があるため、最低限A4サイズの資料が入る大きさにしましょう。
また、リュックやトートバッグは面接時のスーツスタイルに適していません。
色はネイビー、グレー系で、ボトムスと色を合わせたセットアップのビジネススーツがおすすめです。柄は無地やピンストライプのものが無難です。
襟は標準的なテーラードジャケットのものを選び、ノーカラージャケットは避けましょう。男性同様、ボタンが2列になっているダブルスーツも避けた方が良いでしょう。
女性のジャケットはボタンの数によっても与える印象が変わります。ボタンが2つのスタイルがスタンダードで、この形を選べば間違いはありません。ボタンが3つのスタイルは、胸元の開きが狭くなり、若干かしこまった堅い印象を与えやすいですが、面接という場を考慮すれば問題ないでしょう。一方で、ボタンが1つのスタイルはウエスト部分が強調され、よりカジュアルな印象を与える可能性があるため、面接では避けた方が無難でしょう。
シンプルな白や淡い色のYシャツやブラウス、カットソーがおすすめです。柄物や、露出の多いものは避けましょう。
ジャケットと色を合わせたセットアップのスタイルが基本です。パンツスタイル、スカートスーツのどちらでも問題ありません。面接官に落ち着いた印象を与えたい場合はスカート、活発な印象をアピールしたい場合はパンツを着用するなど使い分けるのも良いでしょう。
靴はパンプスにするのがベターです。色は紺色、ベージュ、グレーがおすすめです。スーツに合わせやすく、落ち着いた印象を持たせることができます。派手な色の靴を履いてしまうとスーツとの統一感が崩れ、ちぐはぐな印象を与えかねません。
女性のカバンも男性同様、最低でもA4サイズが入るサイズ感のものがおすすめです。面接時に、書類を持参する、または受け取る可能性があるためです。
奇抜な型のものではなく、落ち着いた色合いのビジネスバッグが良いでしょう。このような最低限のマナーを踏まえたうえで、カバンを新調する場合は、「面接に限らず入社後も使用できるかどうか」の視点を持って選んでもよいでしょう。
これまで基本的なスーツ着用時のマナーを解説しましたが、気温によってスーツの着こなし方やパーツが若干異なってきます。ここでは寒い季節、暑い季節のスーツの着こなしをそれぞれ解説します。
コートは面接会場に入る前に脱ぎ、たたんで片手にかけるようにして持ちましょう。コートを選ぶ際はスーツの色に合った黒やベージュ、グレーのような落ち着いた色がおすすめです。ダッフルコートやダウンコートのようなカジュアルなものは避け、トレンチコート、ステンカラーコートなど、ビジネスシーンで違和感のない形のものを着用しましょう。柄は無地のものを着用した方が無難です。
基本的に、気温が高い時期でもジャケットやネクタイの着用は必須です。ただし、企業から「クールビズでお越しください」などの指定があった場合はその限りではありません。クールビズの定義は一般的には「ノーネクタイ・ノージャケット」ですが、面接時はジャケットがあった方がよいかもしれません。その場合も、面接会場まではジャケットを脱いで移動するのがおすすめです。なぜなら、汗で髪やシャツが汚れていると、全体の清潔感が損なわれる恐れがあるからです。
Yシャツは半袖でも問題ない可能性もありますが、長袖のほうが無難です。
既にスーツを持っていたり、新調した場合でも、面接当日に初めて着用することは避けましょう。予想に反してサイズ感がフィットしなかったり、思わぬ箇所に汚れが見つかったりするかもしれません。このように、着用してみて初めて分かることもあるので事前に着用しておくことをお勧めします。ここでは特に注意してチェックしておくべきポイントを解説します。
アイテムが揃っていても、それぞれがヨレヨレだったり、不潔感があると意味がありません。ジャケットやYシャツ、パンツにアイロンがかかっているか、シワや汚れがないかは事前にチェックしておきましょう。
また、服装以外の身だしなみも重要です。男性は髭をしっかり剃り、前髪は最低限、目にかからない長さにしましょう。女性も髪のハネやクセに気を付け、前髪が顔にかからないよう注意しましょう。
最低限の常識を守った、相手に失礼のない服装を心がけましょう。最後に着用した時期から時間が経過している場合、自分の体型の変化によって体にフィットしない可能性もあります。こちらも事前に着用してみてチェックしましょう。
これまでも解説したように、企業風土や業界によってドレスコードの細かい違いはありつつも、面接はあくまでビジネスの場です。最低限の常識を守った、相手に失礼のない服装を心がけましょう。
A.リクルートスーツはフレッシュな印象を与える一方で、社会人経験が長い方が着用すると、年齢に対して経験が浅い印象を与える可能性があります。リクルートスーツを着ても問題ない年齢の目安としては、おおよそ第二新卒まで。第二新卒以降の年代ではリクルートスーツは避け、ビジネススーツを着用するのがおすすめです。第二新卒は、新卒で入社した後、1~3年程度で退職し転職活動を行う人を指します。
A.面接に臨む際、ネイルはしない方が無難ですが、やむなく必要な場合には、透明や薄いピンク、ベージュなどの目立たない色が良いでしょう。メイクも派手で目立つものはNG。ナチュラルさや清潔感を意識しましょう。
A.腕時計は男女ともに身に着けるのがマナーです。時間を守ることが基本のビジネスパーソンは、腕時計も身だしなみの一つであるという考えもあるためです。金属製のシルバーのものや、革製の落ち着いた配色の時計であれば問題はないでしょう。
また近年、時間を見るだけでなく、健康管理やスマホに届いたメッセージを見ることができる「スマートウォッチ」を多くの人が利用しています。企業風土にもよりますが、基本は従来のアナログの時計の方が無難です。スマートウォッチはカジュアルすぎる印象を与える可能性があります。
ここまで説明した通り、服装や身だしなみは選考結果に大きく関わる重要な要素です。type転職エージェントでは、スーツに限らず面接時の身だしなみ全般に関する記事や、面接対策の記事を多数掲載しています。もしそのほかの面接対策について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてみてください。
関連記事:面接の服装・髪型を徹底解説!服装自由やWeb面接はどうする?
関連記事:面接対策の練習方法・ポイントまとめ
関連記事:Web面接(オンライン面接)のマナーと注意点(入室~退室まで)
type転職エージェントはキャリアアドバイザーが、その業種や職種の専門知識を持ってアドバイスを行うため、面接対策も充実しています。エージェントサービスを活用し、キャリアアドバイザーの力を借りて万全の準備をして面接に臨みましょう。
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