Web面接の対策を徹底解説|確認事項や当日の流れ・マナーも紹介

最終更新日 :2023.03.09

Web面接の対策を徹底解説|確認事項や当日の流れ・マナーも紹介

新型コロナウイルスの影響を受けて、採用活動にWeb面接を取り入れる企業も多くなりました。Web面接では、身だしなみや話し方などの基本的な対策に加えて、面接場所や使用ツールの確認など、Web面接特有の気をつけるべきポイントがあります。対面の面接とは違った話し方や心構えが求められるため、事前の練習と対策が必須です。

この記事ではWeb面接の事前の確認事項や必要な準備を解説し、当日の流れやマナーも紹介します。

この記事の監修者
監修者の後藤和弥

後藤和弥キャリアアドバイザー部 部長

総合人材サービス企業で人材紹介・派遣事業の運営、人事に従事。2004年よりtype転職エージェントへ。現在はキャリアアドバイザー部門の統括を務める。

Web面接前の確認事項や準備

面接場所の確認・確保

web面接のための場所を確保する際は次の4点をチェックしましょう。

面接場所のチェックポイントリスト-type転職エージェント

部屋の中や周りの環境など、確認しておきたいポイントを掘り下げて解説します。

1. 雑音が入ってこないか

Web面接は、できるだけ静かな場所で受けましょう。周りの音が気になる場所では面接官の声が聞き取れなかったり、こちらの言いたいことが伝わらなかったりする可能性があります。自宅で受ける場合は、周りの音が気にならない場所を選ぶとよいでしょう。

面接する企業によっては、あらかじめに「周りの音が入らない環境で面接を受けてください。」といった指示をされる場合もあります。事前通知があったのにもかかわらず、防音の対策をしないで大きな音が発生したら、面接官の心証を悪くしてしまうでしょう。

どうしても家族の声や工事の音などが聞こえてしまう場合は、個室のあるコワーキングスペースやレンタルオフィスなどを利用するのも1つの方法です。

2. 通信環境が整っているか

面接中に映像や音声が途切れてしまわないように、通信が安定した場所で面接を受けるようにしてください。ビデオ通話をスムーズにおこなうには、10~20Mbpsくらいの通信速度が必要です。通信速度を計測できるサイトを利用して、実際にどれくらいの速度が出るのかを確認しておきましょう。

3. 明るさは十分か

部屋の明るさが十分でないと顔に影ができて、暗い印象を与えてしまいます。部屋の照明だけだと暗く感じる場合は、スタンドライトを使用しましょう。高さや角度、光の強弱を変えられるものであれば、場所や時間にあわせて微調整できます。

4. 背景に余計なものが映りこまないか

できるだけ白色の壁やカーテンを背景にし、ベッドや棚などの生活用品は映り込まないようにしましょう。

どうしても映り込んでしまう場合はバーチャル背景を使用する方法もあります。

ただし、バーチャル背景は通信量を消費しやすいため、通信環境を安定させるためには使用しないほうがよいでしょう。

面接で使用するツールの確認

Web面接ツールを準備する際は、次の点をチェックしましょう。

面接で使用するツールのチェックリスト-type転職エージェント

事前に確認しておくことや注意点については個別に解説します。

1. パソコン・タブレット・スマホは準備できているか

指定されたツールに対応していれば、使用するデバイスはどれでも構いませんが、映像や音声が安定しやすいパソコンがおすすめです。タブレットやスマホを利用する場合はスタンドを用意し、面接中にぐらついたり倒れたりしないように、しっかりと固定しましょう。

2. 企業が指定するツールはインストールできているか

事前に面接を受けるツールの動作確認をおこないましょう。

ツールの操作方法を把握していないまま面接を迎えると、予想外のトラブルを招く恐れがあります。結果として面接官に準備不足のイメージを与えてしまうので、事前にツールの操作方法は確認しておいてください。

3. アカウント名やプロフィール画像は設定されているか

アカウント名は、本名が表示されるように設定します。使ったことがあるツールの場合、過去に設定したニックネームがそのまま残っている可能性があります。また、プロフィール画像も面接官の目に触れる可能性が高いので、面接にふさわしい写真が表示されるように設定しましょう。

4. カメラ・マイク・イヤフォン・スピーカーは正しく使えるか

マイク付きのイヤフォンを使用すると面接官の声が聞き取りやすく、自分の声も伝わりやすいのでおすすめです。デバイスに内蔵されているスピーカーやマイクでも問題ありませんが、周りの音の影響を受けやすく、雑音が入ってしまう恐れがあります。

また、ヘッドセットやヘッドフォンタイプは、顔全体が見えにくくなる場合があるので、面接時は使用を避けたほうがよいでしょう。

5. スマホやパソコンなどの通知はオフにする

デバイスやアプリの通知音はオフにしておきましょう。面接中に通知音があると会話の妨げになります。場合によっては、マナーモードの振動音も面接を中断させる原因になるため、サイレントモードに設定しておくことをおすすめします。

6. 通信が途切れた場合に備えて連絡先を準備する

通信環境の安定した場所で面接を受けたとしても、予測できない接続トラブルや通信エラーが発生する場合があります。通信が途切れて再度ログインできない場合は、不具合が起きた旨を電話で伝えてください。慌てず冷静に対処できるよう、緊急連絡先を手元に準備しておきましょう。

面接官の質問に対する回答の準備

自信をもって答えられるようにするためには、本番を想定した実践が大切です。回答文の準備が終わったら、友人や家族に聞いてもらい、繰り返し練習しましょう。回答練習のポイントは下記を参考にしてみてください。

1. 質問の回答を声に出して練習しておく

自分の想いや希望を整理して相手に伝える準備をしておきましょう。何も見なくてもスムーズに答えられるようになるまで、声に出して何度も練習します。

本番を想定して、友人や家族を面接官に見立てて、シミュレーションをしておくとよいでしょう。良かった点や改善点を挙げてもらいながら繰り返し練習すると、自信をもって話せるようになります。

2. 転職エージェントにweb面接対策をしてもらう

転職エージェントを利用すると、企業指定のWeb面接ツールを使用して、本番同様に面接の練習が可能です。
キャリアアドバイザーが応募企業ごとの質問の傾向を教えてくれ、適切な受け答えができているかなどのアドバイスがもらえます。

type転職エージェントでも面接対策に力を入れており、Web面接の場合での話し方のスピードや目線、手の動かし方など、一人ひとりに合わせた具体的なアドバイスをおこなっています。

3. 伝え忘れが無いように簡易的なメモを用意しておく

当日は何も見ずスムーズに話せるのが理想ですが、伝え忘れが無いように簡易的なメモを用意しておくことをおすすめします。

ただし、カンニングペーパーの使用はできるだけ避けましょう。カンニングペーパーを見ながら話をすると目線や口調が不自然になってしまいます。

身だしなみの確認

Web面接当日の身だしなみは、次の点をチェックしましょう。

1. 服装は指示がある場合以外は、基本スーツ着用

服装は映る・映らないにかかわらず、基本的にスーツを着用します。

企業によっては「いつも通りの服装で大丈夫です。」などといった指示をされる場合もあります。その場合は、スーツでなくても問題ありません。
とはいえ、ジャージ、部屋着など、あまりにもマナーに反する服装でWeb面接にのぞむと「社会人としての常識がないのでは」といった印象を与えてしまう恐れがあるので、気を付けましょう。

2. 身だしなみは清潔感を意識する

服装以外の身だしなみでは、髭や眉毛などしっかり整えて清潔にしておくことが大切です。そり忘れのまま面接してしまった。といったことが無いようにしましょう。

女性で髪が長い場合はまとめ、顔や表情がはっきり見えるようにセットします。メイクは血色がよく見えることを意識したナチュラルメイクがおすすめです。

Web面接当日の流れとマナー

1. 開始5分前には入室する

当日は開始時刻よりも少し早めにログインし、インターネットの接続やカメラの映り方に問題がないかを、最終確認します。

企業側から5分前やオンタイムなど、ログインのタイミングに指示がある場合はそれに従ってください。チャット機能があるツールの場合は「準備ができました。よろしくお願いいたします」と入力し、面接官の承認を待ちましょう。

2. 面接官がログインしてスタート

面接官が複数人の場合は、全員揃ってからスタートです。

最初に「本日、面接を受ける〇〇〇〇です。よろしくお願いいたします」と名前を伝えて挨拶をし、面接官の対応を待ちましょう。

挨拶とお辞儀は分けておこなう

挨拶の際、立ち上がらずにカメラの前に座ったままお辞儀をします。

挨拶とお辞儀は分けておこない、面接官を見て挨拶の言葉を述べた後、45度くらい頭を下げましょう。

口角をあげて笑顔を心がける

Web面接は対面よりも表情が伝わりにくいので、できるだけ口角をあげて笑顔で受け答えをしましょう。

また、画面越しだと明るさや角度の影響で、暗く不愛想に見える場合があります。明るい表情に映るよう、いつも以上に笑顔を心がけることが大切です。

目線はカメラ・声は聞き取りやすさを意識する

面接中の目線はできるだけカメラに合わせましょう。画面に映る相手の顔に視線をもっていくと、相手側には別の場所を見ているように映ります。

また、相手が聞き取りやすい声の大きさや速さを意識して話しましょう。タイムラグがあることも想定して、適度なスピードで普段よりゆっくりと話します。

面接官の声が聞き取りにくい場合は申し出る

面接官の声が聞き取りにくい場合は、「回線状況が悪く上手く聞き取れなかったため、差し支えなければもう一度お願いいたします」と申し出ます。

その際、「私の声は聞こえていますか」や「通信状況は問題ございませんでしょうか」など、面接官への気遣いも添えましょう。

こちらの音声が届いていないようであれば、チャット機能やメールなどを利用して速やかに申し出て、面接官からの指示を仰ぎましょう。

3. 面接終了後は面接官が先に退出する

面接が終了したら、「貴重なお時間をいただき、ありがとうございました」や「面接の機会をいただき、ありがとうございました」などの感謝の言葉を伝え、面接官が退出するのを見届けてから自分も退出します。

企業側から先に退出するように指示があった場合は、「お先に失礼いたします」とお礼を述べて速やかに退出しましょう。

Web面接のマナーについて詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてみてください。

まとめ

Web面接を受ける際は、ネット環境が安定していて周りの音がなるべく入らない場所を選びます。事前に使用ツールを確認し、面接官の質問に対する回答や身だしなみをしっかりと準備して臨みましょう。
当日は、開始5分前までに入室しておくのがベストです。

目線はカメラにむけ、ゆっくりと聞き取りやすいスピードで話します。画面越しでも明るい表情に映るように、いつも以上に笑顔を心がけて面接官の質問に受け答えしましょう。また、なるべくメモを見ないでもスムーズに受け答えができるよう、事前に練習を重ねておくことが大切です。友人や家族など、誰かに聞いてもらいながら練習するとより万全な状態で面接にのぞめます。

面接対策として、転職エージェントを活用するのもおすすめです。より本番に近い環境で練習ができ、キャリアアドバイザーから具体的なアドバイスを受けることができます。

面接の通過率を高めるために、この記事の方法を参考にしながらWeb面接の練習をしてみましょう。

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目次

  1. Web面接前の確認事項や準備
  2. Web面接当日の流れとマナー
  3. まとめ
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