面接でベストな“長所”と“短所”の答え方!聞かれた時のために準備していくこと

最終更新 : 2018.8.24

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面接では「あなたの長所と短所を教えてください」という質問をされることがよくあります。しかし、「改めて聞かれると、何を答えればいいのかわからない」と困ってしまう人は多いのではないでしょうか。面接官が質問する意図は何なのか、どう答えれば自己アピールにつながるのかなど、「長所・短所に関する質問」への対処法を詳しく解説します。

この記事の監修者
監修者の長谷川 敬

長谷川 敬エキスパートキャリアアドバイザー

前職はウェディングプランナーとして結婚式場のセールス業務に従事。「業界を限定せず、知識を広げ、かつヒトの人生に良い影響を与えていきたい」と考え、「type転職エージェント」キャリアアドバイザーへ転職。キャリアアドバイザーとして答えのないキャリアへ粘り強く向き合い、楽しみながら納得感を得られるカウンセリングスタイルを大切にしています。

なぜ面接で長所・短所を聞かれるの?

面接で聞かれる長所・短所のイメージ-type転職エージェント

面接官が長所・短所を本人に聞くのは、主に次の2点を知るためです。

(1)自分を棚卸しできているか

きちんと自分を棚卸しして、「自分は何が強みで、何が課題なのか」を客観的に答えられる人は、面接官から「自分で考え、行動できる人」と評価されます。いちいち誰かに指示されなければ動けないのではなく、仕事で問題にぶつかった時も「自分の強みをどのように生かすか」「自分の弱みをどのように克服するか」を自分で考え、課題を乗り越えていける人材だと認識されるのです。

また、自己分析ができる人は、「課題を見出す力がある」という評価も得られます。目の前の問題を見逃したり、面倒だからと見ないふりをするようでは、仕事で成果を出すことはできません。面接官は長所だけでなく短所も質問することで、「物事のネガティブな側面ときちんと向き合い、それを克服する努力ができるか」を確認しているのです。

(2)自社で活躍するイメージが描けるか

面接官は「この人が入社したら、どんな活躍ができるか」を具体的に知りたいと考えています。本人が答えた強みや得意分野が自社の業務や社風への適性が高いものであれば、その人が入社後に活躍しているイメージを明確に描くことができるし、入社後のミスマッチも起こりにくいので長期的な活躍が期待できます。例えば、「自分の考えを堂々と主張できるのが長所です。その反面、周囲に合わせるのが苦手です」と答えた場合、周囲に迎合せず新しいプランやアイデアを積極的に提案することを求める企業なら「この人は自社で活躍できる」と感じるかもしれませんし、チームワークや協調性を重視する企業なら「この人は自社には合わない」と判断するかもしれません。このように、同じ答えでも企業の価値観によって面接官の捉え方や評価が違ってくることを理解しておきましょう。

以上からわかるように、面接官が長所・短所を質問するのは明確な理由があるからです。よって、長所や短所を聞かれて「ありません」と答えるのは絶対にNG。謙虚なつもりで「長所はありません」と答えたり、自分の弱みを隠そうとして「短所はありません」と答えるのは避けてください。もしそう答えたら、面接官は「自分の棚卸しができない人」「自社での活躍がイメージできない」と判断するしかありません。だからこそ、長所・短所の質問をされたら答えられるよう、面接の前に準備しておくことが必要です。

面接で長所・短所を聞かれる時の回答ポイント

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では、面接で長所・短所を聞かれたら、どのように答えればいいのでしょうか。面接官に良い印象を与え、回答をうまく自己アピールにつなげるには、以下のポイントを押さえましょう。

まず結論を述べて、裏付けとなるエピソードを続ける

長所・短所ともに、まずは「私の長所(短所)は○○です」と結論を述べてください。面接に限らず、「結論から入って、根拠や理由はその後で伝える」というのがプレゼンの基本です。結論に続ける根拠や理由は、具体的なエピソードを挙げて話すと説得力が増します。長所なら過去の体験で自分の強みが生きた場面を、短所なら自分の弱みに気づいた場面を話しましょう。エピソードを交えることで自分が話している長所・短所が単なる思い込みではないことが伝わり、面接官も納得しやすくなります。

回答は1つか2つに絞る

長所・短所を質問されたら、回答はできれば1つ、多くても2つ程度に絞ってください。特に長所については、自分をアピールしようと思い、あれもこれとたくさん答える人がいますが、むしろ逆効果。いくつも答えることで何が要点か伝わらず、「きちんと自己分析ができていない」という印象を面接官に与えてしまいます。

応募企業が求める人物像に関連づける

先ほど説明した通り、面接官は長所・短所を質問することで、自社の業務や社風への適性を見極めています。よって面接では、応募企業が求める人物像にできるだけ関連づけて答えるとよいでしょう。企業のホームページや募集要項を見れば、その会社が大事にしている価値観や理念、今回の採用で求める資質や能力はある程度把握できます。自己分析をして長所や短所がいくつか見つかったら、面接ではその中から応募企業が求める人物像に最も関連性が高いものを選んで答えれば、効果的な自己アピールができます。

長所は「実績」でもいい

長所というと、性格に関することを答えるものだと思いがちですが、これまでの仕事の実績そのものを長所として回答しても構いません。特に営業職のように数字で成果がはっきり示せる職種の場合、「私の長所は、売上目標の達成率です」などと回答すれば効果的なアピールになります。もちろん、それに続いて過去の実績を具体的な数字で裏付けることを忘れないでください。

短所は「言い換えれば強みになること」を話す

例えば「つい考えすぎてしまう傾向がある」という短所は、言い換えれば「思慮深い」という強みになるし、「せっかち」という短所は、言い換えれば「スピード感を持って行動できる」という強みになります。このように、「言い換えれば強みになること」を短所として答えれば、自分の弱みを伝えつつポジティブな印象も与えられます。逆に、「人と話すのが苦手」「協調性がない」「時間を守れない」「嘘をつく」など、どう考えてもネガティブにしか捉えられない回答は避けるべき。これらは企業への適性以前に、「社会人としての資質がない」と判断されても仕方ない内容なので、回答から外すのが賢明です。

短所を克服するための努力を伝える

短所については、結論とエピソードに加えて、その弱みを克服するためにどのような努力や心がけをしているかも話しましょう。例えば「つい考えすぎてしまう」という短所なら、「考えすぎて行動に移るのが遅くならないよう、常に前倒しで仕事の段取りを組むようにしています」といった答え方をすれば、面接官も「自分の短所が仕事に悪い影響を与えないように行動できる人物だ」と評価してくれます。ただ短所を伝えて終わるのではなく、「短所を自覚した結果、どのように意識や行動を変えたか」を必ず伝えることが重要です。

長所・短所を答えるために準備しておくと良いこと

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面接で長所・短所を答えるには、自分の棚卸しをすることが欠かせません。まずは思いつく限り、自分の強みや弱みを書き出してみましょう。その際、客観的かつ説得力のある長所・短所を引き出すためのコツが2つあります。

(1) 過去の「成功体験」「失敗体験」を思い返してみる

何もないところから、いきなり自分の性格や傾向を分析しようとするのは難しいもの。長所・短所を探すには、過去のエピソードから辿る方法がお勧めです。具体的には、「これまでに成功したことはあるか」「これまでに失敗したことはあるか」を自分に問いかけて、その体験を書き出してみてください。さらに、「なぜ成功したのか」「なぜ失敗したのか」と理由を考えてみると、自分の強みや足りないものが見えてきます。短所を探す時は、「仕事をする中で、やりづらく感じたことはあるか」という問いも有効です。これも具体的な場面を書き出し、「なぜやりづらく感じるのか」を考えてみると、自分の弱点が明確になるでしょう。こうしてエピソードから長所・短所を辿ると、面接で回答する際に裏付けとして伝えるエピソードも同時に整理できて一石二鳥です。

(2)他人に自分の長所・短所を聞いてみる

自分一人で長所・短所を考えると、客観性に欠けた内容になる可能性があります。だったら、思い切って周囲の人に自分の長所・短所を聞いてみるのも良い方法です。自分をよく知る家族や友人なら、客観的な答えが返ってくるでしょう。他人に自分の強みや弱みを指摘されるのは恥ずかしいと思うかもしれませんが、自分では気づかない意外な長所・短所を教えてくれたり、自分の分析結果に説得力のある裏付けを与えてくれたりと、様々なメリットを得られます。

長所はこう言い換えよう!長所別面接の回答集

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自己分析して長所を見つけても、よくありがちなものだったり、それだけでは魅力に欠ける内容だったりすることもあります。そこで、面接ではどのように回答すればより自己アピールにつながるかを長所別に紹介します。

「真面目」

「私は真面目です」と伝えても、意味が漠然としていて面接官にはピンときません。真面目と言っても、素直に人の話を聞いて行動できる真面目さなのか、1つ1つのことを深く考えすぎてしまう真面目さなのか、地道な作業でも飽きずにコツコツできる真面目さなのかなど、様々な要素が考えられます。よって面接官にわかりやすくアピールするには、「どう真面目なのか」を詳しく噛み砕いた上で、真面目という言葉をあえて使わず、最初から「私の長所は、素直に人の話を聞いて行動できることです」などと答えるとよいでしょう。

「責任感」

責任感があるのは確かに長所ですが、面接の回答でよく使われる言葉なので、ありきたりだと思われる可能性があります。そもそも社会人として仕事をするなら責任感があることは大前提なので、長所としてのアピール効果も弱めです。どうしても責任感を長所にしたいなら、説得力あるエピソードの裏付けが必須。「他部署の不手際でクライアントからクレームが入った時、人のせいにすることなく営業担当者としてお客様と向き合い、何日も先方の会社に通いつめて最終的にご理解を頂きました」といったように、面接官が聞いて「確かにそれは責任感があるな」と納得するようなエピソードで補強すれば、自己アピールにつながります。

「忍耐力」

これも責任感と同様、よく使われる言葉です。しかも、何に対する忍耐力なのかが不明瞭でインパクトに欠けます。この場合も、「私の長所は、1つの物事を粘り強くやり遂げる力です」「私の長所は、お客様からの難しい要求にも逃げずに対応できることです」など、最初から「どう忍耐力があるのか」を具体的にイメージできる言葉に置き換えて伝えるとよいでしょう。もちろん、それに続けて説得力のあるエピソードで裏付けをすることが不可欠です

「コミュニケーション力」

これもよくある回答ですが、コミュニケーション力を求める企業は多いので、この言葉を使うこと自体は悪くありません。ただし、「どんな場面で、誰に対するコミュニケーションが得意なのか」をエピソードとともに伝えることが必要です。営業での提案力なのか、上司や顧客に対する交渉力なのか、クレーム対応力なのか、チームの雰囲気を盛り上げる力なのかなど、自分が仕事や職場でどのようにコミュニケーション力を発揮できるのかを具体的に伝えれば、面接官も「入社後にどんな場面で強みを生かしてくれそうか」をイメージしやすくなります。

短所はこう言い換えよう!短所別面接の回答集

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短所については、最初に説明した通り、できるだけ「言い換えれば強みになること」を話すのが自己アピールにつなげるコツです。さらに、「短所をどのように克服しているか」を言い添えることで、短所をポジティブな印象に転換できます。

「心配性」

「心配性」を言い換えれば「自分の中で納得してから行動したい」ということであり、この答え方なら慎重さや思慮深さなどの強みにつながります。よって面接では、「私の短所は、自分で納得できるまで物事を確認しないと行動できないところです。ですから、仕事での行動が遅れないよう、早い段階で関係各所に確認を取り、素早いアクションにつなげるように心がけています」などの答え方をするとよいでしょう。

「マイペース」

「マイペース」は、「協調性がない」というネガティブな要素に直結するので、この言葉そのものは使うのを避けた方がよいでしょう。例えば、「自分のペースで仕事をするのが得意な反面、周囲と足並みを揃えるのをつい忘れてしまうことがあるのが私の短所です」という答え方なら、マイナスの印象を強調せずに済みます。

「頑固」

「頑固」という言葉も、「協調性がない」というイメージにダイレクトにつながるので使うのは避けた方が無難です。面接で答える時は、「私の短所は、自分の意見をつい押し通してしまうことです」など、「自分が頑固だと感じる場面」を具体的な言葉に置き換えてください。さらに、「周囲から『意見を堂々と主張できるのがあなたのよいところだけど、もう少し周囲のことも見て欲しい』と言われて、自分の短所に気づきました」などと続けて、エピソードの中に「自分の意見を押し通す=自分の意見をはっきり言える」という強みでもあることをさりげなく伝えるとマイナスのイメージはさらに弱まります。

「せっかち」

「せっかち」は、言い換えれば「行動が早い」ということ。今はどの仕事でもスピード感が求められるので、「私の短所は、つい行動を急いでしまうことです」という言い方をすれば、むしろポジティブに受けとる面接官も多いはずです。ただし、「行動が早い=確認不足、ミスが多い」というネガティブな要素を想起させることもあるので、「行動を急ぎすぎてミスをしないよう、チェックリストを作って確認漏れがないようにしています」といった克服法を必ず付け加えてください。

これはダメ!面接でNGな長所の答え方

面接でNGな長所の答え方のイメージ-type転職エージェント

長所を自慢気に話す

いくら長所だからといって、偉そうな態度をとったり、相手が上から目線に感じる話し方はしないこと。他の質問に答える時と同様、あくまで面接を受ける立場にふさわしい礼儀と言葉遣いを忘れないようにしましょう。

古すぎるエピソードを話す

長所・短所を裏付けるエピソードがあまりに古すぎると、説得力が弱くなります。いい大人が小中学生の頃の体験を話したら、面接官に「社会人になってからは、自分が気づきや学びを得るような体験を何もしていないのか」「子どもの頃から成長していないということだろうか」と思われます。裏付けに使うエピソードはなるべく社会人になってから、若手や第二新卒でも大学生以降のものにしましょう。

長仕事とまったく関係ないことを話す

「私の長所は、料理が上手なことです」「私の長所は、サーフィンを10年続けていることです」などと言われても、その強みが会社や職場でどう生きるのかがまったくイメージできません。面接で答える長所・短所は、仕事につながることを話すのが基本です。

これはダメ!面接でNGな短所の答え方

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「人見知り」という言葉を使う

どんな仕事も一人ではできないので、人に接するのが苦手というのは社会人として致命的。どの企業でも「仕事に支障をきたす」と判断されるので、決して使わないでください。

「飽きっぽい」と答える

どの面接官も、「採用した人には長く働いてもらいたい」と考えています。ですから「飽きっぽい」という言葉や、それをイメージさせるような回答は避けるべき。転職サイトや面接マニュアルなどで、「色々なことに好奇心が湧いて、1つのことに集中できない」と言い換えればよいとしているものもありますが、「物事を長く続ける力がない」ということ自体が企業にとってはNGなので、やはり別の回答に変えた方がいいでしょう。

同じ失敗を繰り返した経験を話す

同じ失敗を繰り返すということは、「失敗から学び、改善する力がない」と見なされます。企業が求めているのは、あくまで「自分で考え、行動できる力がある人」です。よって、「私の短所は、同じ失敗を繰り返すことです」と答えたり、裏付けのエピソードで失敗を繰り返した体験を話すことは避けてください。

まとめ

ポイントを押さえた回答ができれば、長所・短所ともに効果的な自己アピールにつなげられます。そのためにも、きちんと自分の棚卸しをして、裏付けとなるエピソードや短所の克服法などを整理した上で、面接に臨んでください。

  • まとめ
    1. ◆長所・短所を聞かれる理由
      ・自分を棚卸しできているかを知るため
      ・自社で活躍できるかを知るため
    2. ◆面接で長所・短所を聞かれる時の回答ポイント
      ・「結論」→「裏付けとなるエピソード」の順で答える
      ・回答は1つか2つに絞る
      ・応募企業が求める人物像に近い回答をする
      ・長所は性格的な特徴ではなく「実績」でもいい
      ・短所は「言い換えれば強みになること」を話す
      ・短所を克服するため、どんな努力をしているか伝える
    3. ◆長所・短所を答えるために準備しておくこと
      ・過去の「成功体験」「失敗体験」を整理し、長所・短所を辿る
      周りの人に自分の長所・短所を聞いてみる
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