面接対策の練習方法・ポイントまとめ

最終更新日 :2023.9.29

面接対策の練習方法・ポイントまとめ

面接の成功率を上げるために一番必要なこと。それは、事前の準備です。実際の面接が始まる前から、面接で成功する人とそうでない人には大きな差があります。今回は「なかなか面接が上手くいかない」「どうしても緊張して言葉が出ない……」という方のために、面接での受け答えのポイントや練習方法をまとめました。

この記事の監修者
監修者の河村 泰子

河村 泰子キャリアアドバイザー部 課長

インテリア業界にて販売職として4年間従事。店長を勤める。自身の経験を活かした更なるステップアップを求め、type転職エージェント キャリアアドバイザーへ転職。インテリアという高単価商材を扱っていた経験から、転職希望者に対してきめ細やかで丁寧な対応が強みとなっている。 監修者プロフィールを詳しく見る >>

面接練習の必要性について

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面接の練習で定番なのが、いわゆる「よくある質問」の答えをあらかじめ用意して書き出しておくことです。 面接では必ず聞かれる項目がいくつかあるので、その回答を事前に準備しておけば、実際の面接でスムーズに受け答えができるようになります。 しかし、この対策だけで面接に臨む方のおよそ10人に7人は、実際には上手くいきません。 それはなぜでしょうか?

その理由は、実際に声に出して言葉にする練習をしていないからです。 紙に書き出しただけの文章と、自分の声で読み上げた言葉では、印象は全く異なります。自己紹介、転職理由、志望動機など、頭の中に用意した言葉があっても、いざ話してみると文章にならない、言葉が出ないなどといったことは、往々にして起こることなのです。

だからこそ、声に出して練習することが重要です。 頭の中だけで完結してしまうと、面接で上手く自己PRができず、本来伝えられたはずのあなた自身の魅力が半減してしまいます。そうならないためにも、あなたが伝えたいことを声に出して、実際の面接に近い形で練習してみましょう。

面接練習のメリットとは?

スムーズに話せるようになる

質問の回答を準備していても、本番では緊張して話せなくなる、何を話せばいいのか忘れてしまう、なんてことはよくあります。ですから、 繰り返し何度も練習することが大事なのです。スムーズに、よどみなく話せるようになれば、自然と自信も身についていきます。 自信を持って話すことができると、自然とあなたの言葉にも説得力が生まれてきます。

表情や姿勢なども改善できる

面接官が注目するのは、あなたが話す内容だけではありません。 話し方、話しているときの表情、姿勢など、受け答えの内容以外もしっかりとチェックしています。 猫背で下向きに話していたり、声が小さくて聞き取りづらかったりすると、大きなマイナスです。事前に面接練習をすることで、自分を客観的に見ることができ、改善していくことができます。

面接の流れをイメージしよう

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中途採用における選考の流れは、「書類選考→一次面接→二次面接→最終面接」が一般的です。 対面でもWebでも、面接の基本的な流れは同じです。面接時間は30分~1時間程度となることが多いでしょう。

では、実際の面接の流れを具体的にイメージしていきましょう。まずは、入室して挨拶をするところから面接が始まります。最初に面接官から、会社や仕事内容などの説明が行われることもあります。その後、質疑応答に進み、自己紹介、転職理由、志望動機、キャリアプラン、自己PR、スキルや経験などの確認が行われます。そして最後に「何か質問がありますか?」と、あなたからの逆質問を求められることが定番となっています。

ここで挙げた、「自己紹介」「転職理由」「志望動機」「自己PR」「キャリアプラン」「逆質問」は必ずといっていいほど質問されるので、あらかじめ回答を考えておきましょう。 回答の裏付けや根拠となる具体的なエピソード、成果なども用意しておくことが重要です。逆質問については、あなたの意欲をアピールできる大事なポイントです。1つだけではなく、いくつかの質問を用意しておくと良いでしょう。企業や業界を研究した上で、自分なりの質問を準備しておくことが不可欠です。転職エージェントを利用している場合は、福利厚生や待遇などといった企業に対して直接聞きづらい内容はキャリアアドバイザーに確認し、面接では意欲や志望度の高さをアピールする質問をしましょう。

面接での回答の質をアップさせるポイント

「事前の準備」を徹底する

面接の通過率は、事前の準備で決まると言っても過言ではありません。 面接の練習はもちろんですが、企業研究や業界研究も重要です。 場合によっては、応募企業をきちんと理解していないと答えられない質問をされることもあります。扱っている商材やサービス、競合となる企業についても調べておけば万全です。また、最近ではWeb面接が主流となっているため、オンラインツールを使った練習をすることもお勧めです。

質問には端的に答える

面接はアピールの場ではなくコミュニケーションの場です。面接官の言葉の意図を速やかに理解し、端的に答えることができるかが非常に重要となります。 「相手が聞きたいことを正しく捉えて、的確に答える」というシンプルなコミュニケーションができれば、採用の確率は高まります。

面接練習を行う際のポイント

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回答のポイント

ポイントとしては「長くなりすぎない」「結論から話す」ということです。 基本的には1つの質問に対して30秒~1分くらいでまとめるイメージが良いでしょう。まずは一番伝えたいことを一言で伝え、その理由や背景をエピソードとして肉付けすると、シンプルでまとまりのある回答ができるでしょう。

話し方のポイント

声のトーンをいつもより少し上げ、かつ普段より1.2倍くらい大きめの声で話すと、快活な雰囲気を演出できます。 練習では「聞き取りにくくないか」「早口になっていないか」「声が小さくないか」などを意識すると良いでしょう。

その他に、「ああ」「えっと」「あの」など、無意識に出てしまう言葉についても注意が必要です。 これらの言葉は緊張していたり、自分の考えがまとまっていないときに増える傾向があります。出そうとして出ている言葉ではないので、なかなか対策が難しいですが、しっかりと面接の練習をこなして自信がつけば、おのずと口にする回数も減るはずです。

表情と目線のポイント

受け答えをする際に相手の目を見るのは、会話における基本的なマナーです。 どうしても視線を合わせるのが苦手な方は、相手のおでこを見るようにすると良いでしょう。話しているときに目線がきょろきょろしていたり、下を向いてばかりいると、良い印象を与えないので、事前に練習して確認しましょう。

表情は、口角を上げて笑顔で話すことがポイントになります。笑顔は大切なコミュニケーションツールです。緊張して表情がこわばると暗い印象を与えてしまいます。不安げな表情も、自信がないように思われてしまうので注意が必要です。 最初は恥ずかしいかもしれませんが、自分が話しているときの表情はきちんとチェックしましょう。

姿勢のポイント

話し方や表情だけでなく、座っているときの姿勢についても注意を向けると良いでしょう。ポイントは椅子の背もたれと背中の間にこぶし1つ分くらいの隙間を空け、浅めに腰掛けて背筋を伸ばし、顎をひくこと。手はひざの上に置くのが基本です。 練習では、鏡の前で椅子に座り、自分が話しているときの姿勢が崩れていないか確認しておきましょう。

一人でできる面接練習方法

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特に練習してほしいのは「自己紹介」「転職理由」「志望動機」「その企業で実現したいこと」の4点。 これらの受け答えの練習を重点的にこなしていきましょう。特に、転職を複数されている方は、長期就労の点でマイナスとみなされることがあるので、各社の転職理由や志望動機、実現したいことに一貫性を持たせることが重要です。「その企業で実現したいこと」については「自分を採用することで、どんなメリットがあるか」という観点でアピールすると企業からの評価につながりやすいです。

では、ここからは実際に一人で面接の練習を行う方法について紹介していきます。

声に出して練習する

スムーズに話せるようになるまで、事前に考えた回答を声に出して練習します。 話す時間が長くないか、言葉がつまってしまわないか、話す内容がおかしくないか、端的に回答できているかなどを意識してみましょう。 大事なのは、一言一句間違えず話すことよりも、伝えたいことが話せているかです。 決まった文章ではなく、自分の言葉として話せるようになれば、本番でも柔軟に対応できます。

鏡の前で練習する

簡単にできる練習方法の一つが、鏡の前で声に出してみることです。 客観的に自分の姿を見ることで、話しているときの表情や目線、姿勢などを確認できます。 前項で挙げたポイントを意識して、気になる点は改善していきましょう。

録音や録画をして練習する

鏡の前の練習よりさらに効果的なのが、練習している様子を映像に収めることです。 録音・録画することで、より客観的に自分の話し方や会話の間合い、表情、姿勢など確認することができます。 貧乏ゆすりや、髪をさわる癖、回答に困ったときの口癖などは、なかなか自分では気が付かないものです。それらの癖も、映像で振り返ればすぐにわかります。自分が面接官になったつもりでチェックして、改善しましょう。自分の話す声や姿を確認することに抵抗のある方もいるかもしれませんが、効果は非常に大きいのでぜひ試してみてください。

そのほかの面接練習方法

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友人や家族と練習をする

可能であれば友人や家族などに、客観的に見てもらうと良いでしょう。このとき、恥ずかしがらずに相手を面接官だと思って話すのがポイントです。話し方や表情などもチェックしてもらいましょう。また、 自分の話した内容がきちんと伝わったかを確認することも重要です。 例えば、面接官役の質問に対して無意識で専門用語や社内用語を使って回答してしまったとします。この場合、友人や家族であればきっとその意味を聞き返されるはずです。これは実際の面接でも同様です。面接官もその用語を理解しているとは限りません。内容によっては、誰にでも伝わる言葉に置き換えるなどする必要があります。このように、自分の話す内容を確認してもらえることが、対人で練習することの一番のメリットと言えます。

また、 対面だけではなくWeb面接の練習も忘れずに行うと良いでしょう。 友人や家族に協力してもらい、通信が不安定ではないか、画面越しにどう映るか、音声の大きさが適切かなどを確認しておきます。 Web面接ではお互いの音声が届くまでタイムラグが発生することもあるので、事前に練習しておくと話すタイミングや間合いの取り方もつかめます。

キャリアアドバイザーと面接対策をする

「一人だと上手く練習できない」「練習を手伝ってくれる相手がいない」という方は、ぜひtype転職エージェントに相談してください。 転職エージェントを利用すれば、キャリアアドバイザーが面接練習をお手伝いできます。 実際の面接で想定される質問に答えていただき、それに対してキャリアアドバイザーがフィードバックを行うことで、回答の内容や話し方をブラッシュアップすることができます。なにより、プロの目線から面接のアドバイスを受けられることが一番のメリットです。質問に対する回答の内容に悩んでいる場合も、ご相談ください。

type転職エージェントは、面接対策にこそ最も力を入れています。応募する企業を想定した模擬面接を行なっていますので、より本番に近い形で練習を行うことができます。 誰にでも当てはまるような画一的なアドバイスではなく、一人ひとりに合わせてカスタマイズした面接対策や書類添削を受けられるのが、type転職エージェントの特徴です。

関連記事:転職エージェントの書類添削・面接対策

まとめ

面接は練習した分だけ着実に上手くなります。何度も繰り返して、自信をつけることが重要です。実際の面接では、想定外の質問を受けることも少なくありません。しかし、練習を重ねて自信がついた状態であれば、どんな場面でも落ち着いた受け答えができることでしょう。この経験は面接だけでなく、今後のキャリアにも役立つはずです。万全の準備を整えて、面接に臨んでください。

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