【営業職】面接対策|よくある質問と回答例(自己紹介・転職理由など)

最終更新日 :2023.07.13

【営業職】面接対策|よくある質問と回答例(自己紹介・転職理由など)

面接は何のためにするのでしょうか?それは企業があなたを雇ってメリットがあるのかどうかを確認するため行われます。ここでは企業から「あなたを雇ってメリットがある!」という評価をもらいやすい方法を面接でよく聞かれる質問と対策を中心に解説します。

この記事の監修者
監修者の檀上 悠一

檀上 悠一キャリアアドバイザー部 部長

営業職の転職支援を中心にキャリアアドバイザーとして従事。現在は営業職や販売・サービス職の転職支援を行うキャリアアドバイザー部の部長。第二新卒向けの面接対策や、女性の転職支援にも強い。
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営業職の面接に受かるためには・よくある質問と対策-type転職エージェント

営業職の場合、自社に「利益」をもたらしてくれるかどうかは最も大きなポイントです。「利益」とは、「長期的に売上をあげ続けてくれること」になります。

つまり、面接では以下の2点が確認されます。

  • ・売上をあげるためのスキルがあるのか
  • ・長期就業能力があるのか

1つ目の「売上をあげるためのスキルがあるか」について、過去と未来の2軸をみられています。これまでにどのような業務に携わり、どのような成果を残したのか(結果)。また、その成果はどのように残したのか(行動)。入社後に同様の成果を残せるか(再現性)。

「長期就業能力があるのか」については、入社後にすぐ離職しないかをみています。将来なりたい像が明確で、それに対して一貫性のあるキャリアを歩んで来ているのか。「なんとなくキャリアを選択している人は、また、なんとなく次のキャリアを歩むのだろう。」というように思われないよう、ひとつずつのキャリア選択にしっかりとした意味を持たせましょう。

営業職の面接でよく聞かれる質問と回答例

営業職の面接に受かるためには・よくある質問と対策-type転職エージェント

営業職の面接でよく聞かれる質問は大きく6つあります。順番にご説明していきます。

【1】自己紹介

面接官の質問の仕方は、「自己紹介をしてください」「経歴を踏まえて自己PRをお願いします」「経歴をご紹介下さい」等さまざまです。自己紹介は面接で最初聞かれることが多いです。自己紹介の流れは、「大学卒業→現職の会社名→担当業務→挨拶」だと過去~現在とわかりやすく伝わります。1~2分で端的に自己紹介しましょう。下記回答例を参考にお話しいただく内容をご準備ください。

【営業職からの転職の場合】

  • <例>

    私は〇〇と申します。現在、〇〇会社にて営業職として働いております。
    私の担当業務は、新規顧客の開拓と既存顧客のフォローアップです。営業戦略の立案や営業プランの実行、商談の進行管理など、営業活動の全般を担当しています。特に顧客ニーズの把握や課題解決に注力し、信頼関係を構築しながら長期的な顧客満足度向上を目指しています。
    本日はどうぞよろしくお願いいたします。

【営業職未経験での転職の場合】

  • <例>

    私は〇〇と申します。現在は〇〇会社で事務職として働いております。
    私の主な業務は、書類管理やデータ入力、電話応対などです。事務職の経験を通じて、細部にまで気を配ることや効率的な業務遂行、コミュニケーション能力の重要性を学びました。また、お客様からの問い合わせや要望に応えるために、迅速かつ正確な情報提供を心掛けて業務を行っています。
    営業未経験ではありますが、コミュニケーション能力や問題解決能力、柔軟性など、事務職で培ったスキルを活かし、営業職に貢献できると自負しております。
    本日はどうぞよろしくお願いいたします。

【2】転職理由

転職理由も必ず聞かれる質問です。「どうして転職をするのか」 納得いく理由を企業は求めます。転職を検討するタイミングでは、ネガティブな理由は付いてまわるものですが、ポジティブな理由に言い換えて伝えるようにしましょう。

  • ポイント
    1.【志望動機】と一貫性をもたせて話す
    2.なぜそう思ったのか具体的なエピソードも伝える

よくある転職理由別にポジティブな言い換え例を用意しました。転職経験のある方は、各転職理由を話せるように準備いただくとよいでしょう。

<ケース1>残業が多く、長期的に働くことが困難である↓

  • 【言い換え例】
    20代後半を迎える中で、時間で労働量をカバーするのではなく、限られた時間の中でより質の高い仕事が出来る環境でチャレンジしていきたいと考えました。

<ケース2>実績を出しているが、年功序列で会社から評価されない↓

  • 【言い換え例】
    実績を正当に評価される環境にて、より成長できる環境でチャレンジしていきたいと考えました。

<ケース3>上司が意見を受け入れず、トップダウンの社風に限界を感じる↓

  • 【言い換え例】
    風通しのいい環境で裁量を持って成長していきたいと考えました。

【3】志望動機

職種(未経験職種へチャレンジする場合)、業界、企業、という3つの軸でそれぞれ志望動機を語れるよう、しっかりと準備をすることも大切です。
なぜ営業を考えたのか?⇒その中でもなぜこの業界なのか?⇒その中でもなぜこの会社なのか?という風にブレイクダウンして話せるようにできると良いでしょう。

  • ポイント
    「こういうことをしてきたので、ここの点で御社に貢献できると思ったからです」等、ご自身が会社に対して貢献できるポイントをお伝えしましょう。転職理由の払拭を志望動機に盛り込むと尚良いと思いでしょう。

【4】あなたの強み

質問としては、「業務上での強みを教えてください」「あなたが仕事で工夫したポイントを教えてください」「もっとも得意としてきた業務は」等、仕事上でがんばってきたポイントを聞かれます。

  • ポイント
    ・具体的に話す
    ・面接先での再現性を確認されている
    ・面接先の業務内容に合わせたエピソードだとより効果的
  • <ケース 1>
    月500万だった売上げを、月800万まであげることに成功した
    【行動のポイント】休眠顧客へ1日50件毎日電話をした。その結果来店客数の増加につながった。
    【面接官の評価】行動の継続性、粘り強さがあり結果の出るまで、行動できる人材。
  • <ケース 2>
    ライバル企業の製品から、自社製品への乗り換えに成功した
    【行動のポイント】営業職としてお客様の隠れたニーズを引き出すよう、信頼関係を構築した。
    【面接官の評価】お客様の潜在的なニーズを引き出し、関係を構築する事がうまい。聞き上手な営業マン。
  • <ケース 3>
    毎日200枚の書類を確認し、ミスなくお客様に届けた
    【行動のポイント】ルーチン業務ながら集中力を切らさず、落ち着いて業務を遂行できる。
    【面接官の評価】お客様宛ての仕事を案件して任すことが出来そう。

【5】入社してどうしたいのか

企業は会社への定着性を見ています。企業は入社いただくことがゴールではなく、入社して活躍いただくことがゴールです。将来的のキャリア目標があれば、具体的にお話しいただけると高評価につながります。

  • ポイント
    ・成長意欲をアピール
    できる、できないは重要ではなく、あなたの意欲を見ています。

<ケース1>営業の求人に応募している場合

  • 【回答例】
    3年後は、営業部門としてトップの成績を残していきたいと考えております。
    5年後は、マネージャーとして後輩の指導や組織の売り上げ拡大を図っていきたいです。

<ケース2>営業事務の求人に応募している場合

  • 【回答例】
    3年後は、営業事務として、より営業職の方々がお客様に向き合いやすい環境を作っていきたいと考えております。
    5年後は、営業のサポートだけでなく、会社の現状を正しく把握できる様なより責任感ある業務をしていきたいです。

【6】何か質問はありますか?

面接の最後に必ずと言っていいほど聞かれる質問です。最後の質問に関しては、 積極的に仕事に取り組もうとしている意欲が伝わりアピールになります。2~3個は用意していきましょう。年収や残業時間など環境面はNGです。企業HPをみればわかるものも避けましょう。

  • ポイント
    【聞きたい事を聞く】ではなく、【やる気をアピールする】
  • <例>
    ・御社への志望度が非常に高いのですが、入社までに準備しておくことはありますか
    ・トップの成績を残していらっしゃる方は、どれくらいの成績を残しておられますか

逆質問の面接対策は下記記事で詳しく解説しています。

まとめ

ここまで、面接にあたってのポイントをご説明してきましたが、どんな方でも面接は必ず緊張するものです。「受かりたい、内定をいただきたい」ではなく、「今伝えられる事、準備してきたことを出し切る」意識で望みましょう。

type転職エージェント営業では、営業職の転職支援を行なっています。 営業の転職支援に強みをもつキャリアアドバイザーが、個別のカウンセリングを通じてあなたの経歴やスキルを理解し、最適なキャリアプランや求人をご提案します。応募書類の添削や面接の日程調整、面接対策なども行ない、転職活動を全面的にサポートします。転職でお悩みの際は、ぜひ一度type転職エージェントにお問い合わせください。

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