職務経歴書の添削サービス5選！選び方や事前準備・注意点について解説

最終更新日 :2024.8.19

「自分で作成した職務経歴書に自信が持てない」「書類選考を通過するために、職務経歴書の添削を受けたい」と考えている人も多いのではないでしょうか。

この記事では、職務経歴書の添削を受けたい方に向けて、おすすめの添削サービスと、具体的な選び方について解説します。また、転職エージェントによる職務経歴書の添削がおすすめの理由や事前に準備すべきこと、利用前の注意点などもまとめました。この記事を読むことで、自分に合う職務経歴書の添削サービスを選択して適切に活用できるようになるでしょう。自身の魅力を最大限にアピールできる応募書類を作成したい方はぜひ確認してみてください。

この記事の監修者

斉藤 淳エキスパートキャリアアドバイザー

【保有資格】国家資格キャリアコンサルタント
新卒で自動車ディーラーとして営業を経験したのち、自らの営業としての可能性を広げたいという思いからtype転職エージェントのキャリアアドバイザーへ転身。自身の経験を生かした的確なキャリアアドバイスで多くの転職成功を導いている。 監修者プロフィールを詳しく見る >>

1. 【無料/有料】おすすめの職務経歴書の添削サービス5選と選び方
2. 転職エージェントによる職務経歴書の添削がおすすめの理由
3. 職務経歴書の添削サービス利用前に必要な準備
4. 職務経歴書の添削サービスを利用する際の注意点
5. 職務経歴書の添削を受けるならtype転職エージェントがおすすめ
6. 職務経歴書の添削サービスに関連するよくある質問
7. まとめ

職務経歴書の添削サービスの提供元は、転職エージェントや個人のキャリアアドバイザー、AI添削サービスなど多岐にわたります。

ここでは、おすすめの職務経歴書の添削サービスを5つピックアップしてご紹介します。5つのサービスと一緒に「選び方のポイント」もまとめたので、自分に最適な添削サービスを正しく選択できるようになるでしょう。

1. 転職エージェント｜無料

転職エージェントでは、転職支援の一環として、応募書類（履歴書・職務経歴書）の添削を行っています。転職エージェントが提供するサービスやサポートは、すべて無料で利用できることが魅力です。

転職エージェントには企業が求める人物像を正確に把握している「キャリアアドバイザー」が在籍しており、プロの視点からアドバイスを受けられるため、訴求力の高い書類に仕上げることができるでしょう。

また、転職エージェントでは事前に一対一の面談を行い、これまでの経験やスキルを整理するため、自分では見つけられなかった強みを発見できることも多くあります。自己理解を深めた上で、応募先企業に自身をアピールできるようになるので、選考の通過率も高くなるでしょう。

転職エージェントの選び方

転職エージェントは、各サービスで得意とする分野が異なるので、希望する業界・職種の求人を取り扱っているかを確認しましょう。

転職エージェントには、幅広い求人を取り扱う「総合型」と、ITエンジニアなど特定の業界・職種、年代、エリアに強みを持つ「特化型」の2種類があります。総合型と特化型の転職エージェントを併用すると、双方の利点を活かして、応募先の選択肢を広げたり、業界に精通したアドバイスを受けられたりするので、使い分けることをおすすめします。

関連記事：転職エージェントの選び方を徹底解説！自分に合う転職エージェントを見極める方法とは？

2. 個人のキャリアアドバイザー｜有料

クラウドソーシングサービスなどを利用して、個人のキャリアアドバイザーに職務経歴書の添削を依頼することもできます。

個人のキャリアアドバイザーの料金相場は、添削のみであれば、2,000円〜5,000円、ヒアリングや作成などのキャリアコーチングまで希望するなら、20,000円〜40,000円と金額が大きくなる傾向にあります。

有料で依頼する場合は、転職エージェントのような求人紹介を受けることはできません。また、面接対策やアドバイスを希望する場合は、別途追加料金が発生するので、サービスの範囲を事前に確認しておきましょう。

キャリアアドバイザーの選び方

個人のキャリアアドバイザーに依頼する際には、転職支援の実績や、サービスの範囲、価格帯、回数や時間、得意とする業界・職種などを確認した上で依頼先を選択しなければなりません。しかし、個人のキャリアアドバイザーは、組織に所属しておらず、レベル感や得意とする分野、過去の経歴が分かりにくい場合があります。

そのため、自分の希望する業界・職種に精通しているのか、的確なアドバイスを受けられるのかを把握するために、口コミや評価なども確認しましょう。

3. AI添削サービス｜有料

AI添削サービスは、24時間365日利用可能で、作成開始から数分後に職務経歴書の作成が完了する点が魅力です。

人工知能の文章生成機能を活用して、自動で職務経歴書が作成され、完成した書類は、スマホやPC、タブレットからダウンロードできます。基本的に無料で利用できますが、ダウンロードや、オプションを追加する際に追加費用が発生するサービスもあります。

AI添削サービスの選び方

目的と機能がマッチしているかをチェックしましょう。同じAI添削サービスでも、1から応募書類を作成できたり、既存の職務経歴書の誤字脱字をチェックするツールだったりと、レベル感は多岐にわたります。

どのような目的で利用するのかを明確にした上で、提供するツールの機能がマッチしているかを確認しましょう。また、機密情報や個人情報を入力すると、AIツールを通して情報が流出するリスクもあるので、セキュリティ面が強化されているか、安心できる企業が運営しているのかまでしっかりと確認しなければなりません。

4. 職務経歴書作成代行・添削サービス｜有料

企業が提供する職務経歴書作成代行・添削サービスを利用するのも選択肢の1つとして挙げられます。

職務経歴書作成代行・添削サービスは、すべてを代わりに行ってもらえるので手間は省けるものの、「費用が比較的高く、自己分析ができない」といったデメリットがあります。個人のキャリアアドバイザーが提供するものとよく似ていますが、転職支援を行う事業者が提供元である点が大きな違いです。

いずれも、厚生労働大臣の許可を得た「職業紹介事業者」とは異なるため、求人を紹介することはできません。

企業であれば、個人のキャリアアドバイザーよりも対応件数が多い傾向にあるため、豊富なノウハウを基に書類作成を代行してもらえます。個人のキャリアアドバイザーなら、予算やスケジュールに合わせて、柔軟に対応してくれる可能性が高いです。それぞれのメリットを把握した上で、自分の希望に合う方を選択しましょう。

職務経歴書作成代行・添削サービスの選び方

職務経歴書作成代行・添削サービスを選ぶ際には、「口コミ・評判」「サービスの専門性」を確認しましょう。

口コミやレビューを確認すると、ほかの利用者がどのような評価をしているのかを調べられます。カスタマーサポートの質や、実際に発生する料金など、使ってみなければ分からない部分も明確になるでしょう。また、ITエンジニア職などの専門性の高い業界・職種への転職を希望する場合は、職務経歴書に記載すべき内容が異なるため、その分野に強いサービスを選ぶ必要があります。

5. ハローワーク｜無料

厚生労働省が運営する「ハローワーク（公共職業安定所）」でも、職務経歴書の添削を無料で受けられます。応募書類添削コーナーを設けているハローワークもあります。

全国に500か所以上あり、最寄りのハローワークへ出向いて、専門の職員に職務経歴書を添削してもらえることがメリットです。ハローワークは、書類の添削に加え、キャリア相談や求人紹介、面接対策など幅広いサポートを受けられます。

書類添削においては、事前予約が必要だったり、「書類添削は2回まで」というように回数が設けられていたりするので、事前に確認しておくことをおすすめします。

出典：応募書類添削コーナー | ハローワーク横浜

出典：ハローワークインターネットサービス - 履歴書・職務経歴書の書き方

職務経歴書の添削サービスは、個人のキャリアアドバイザーやAI技術を駆使した添削サービスなど、さまざまな企業や機関が提供しています。その中でも、転職エージェントのキャリアアドバイザーによる添削がもっともおすすめです。

ここでは、転職エージェントによる職務経歴書の添削をおすすめする理由について下記の4つにわけて解説します。

関連記事：転職エージェントの応募書類添削（履歴書・職務経歴書）とは？受けるメリットを解説

1. 自分では見落としていたミスに気づけるから

転職エージェントの添削を受けると、自分では見落としてしまった「文章の重複」や「誤字脱字」などのミスに気づくことができます。

ほとんどの業界・職種において、情報の伝達や意志確認のためにビジネス文書を作成する機会があるので、書類選考では社会人としてのマナーや基礎が身に付いているかを判断するために文章力も見られます。そのため、不適切な言い回しや誤字脱字があれば、優秀な人材であってもお見送りとなるでしょう。

転職エージェントでは、文章の確認に加え、業界や職種に適した言い回しや表現のアドバイスも提供してくれます。これにより、応募書類の質が向上し、採用担当者の目に留まりやすくなるメリットがあります。

2. 採用担当者の目線で見てもらえるから

転職エージェントを利用すると、応募先企業の採用担当者の目線で職務経歴書を添削してもらえることが大きなメリットです。

転職エージェントは、求人企業の人事担当者と密に連絡を取っており、企業が求める人物像を把握しています。加えて、その企業の社風など、ホームページだけでは分からない情報を知り得ていることも多いです。

こうしたさまざまな情報を踏まえた上で、応募者の強みを最大限に引き出すアドバイスを提供できるので、応募先の企業に対するアピール力が格段に向上します。

3. 成功事例に基づいた訴求力のある書類を作成できるから

転職エージェントの職務経歴書の添削では、成功事例に基づいたアドバイスを受けられるため、訴求力の高い書類に仕上げられます。

とくに、転職支援実績が豊富な転職エージェントであれば、過去の求職者の成功事例を蓄積しており、どのような職務経歴書が通過しやすいのかを熟知しています。たとえば、書類通過率の高い職務経歴書の構成、企業から評価を得られる言い回しなどを教えてもらえたり、求職者の印象アップに繋がる文言を追加してくれたりするので、積極的に活用するべきです。

4. 無料で添削以外のサポートも受けられるから

転職エージェントが提供するサポートは、書類添削だけではなく、キャリア相談や求人の紹介、面接対策、企業との日程調整・年収交渉の代行など多岐にわたります。

求職者の希望と求人が求めるスキルが合致すれば、一般では公開されない「非公開求人」の紹介を受けられる可能性もあるのです。初回面談から応募、面接、内定までのプロセスを一貫して担当のキャリアアドバイザーがサポートするため、ストレスや手間を大幅に軽減し、安心して転職活動に励むことができるでしょう。

関連記事：非公開求人とは - type転職エージェント

まったく何も用意していない状態で臨むより、事前に準備をしておくと、スムーズに職務経歴書の添削を受けられるでしょう。ここでは、転職エージェントの職務経歴書の添削を受ける場合に必要な準備について解説します。

自分のスキルや経歴をまとめておく

職務経歴書の添削サービス利用前に、自分のスキルや経歴を整理することが大切です。まず、自分がどのような職務経験を積んできたのか、具体的なプロジェクトや業務内容、チームの規模などをリストアップしておきましょう。また、それらの経験がどのように会社やチームに貢献したのか、そしてどのようなスキルが身に付いたのかを明確にすることが重要です。

「何を書いていいか分からない」という方は、職務経歴書のサンプルを参考にして、自分なりに書いてみましょう。ただ、すべてを埋める必要はありません。一人で考えるのが難しい場合は面談に持って行き、キャリアアドバイザーと一緒に考えていきましょう。

関連記事：【職務経歴書の書き方】簡単に作れるテンプレート・フォーマット付き

添削を受けたい部分を明確にしておく

職務経歴書を作成する際に、悩んだ部分や、添削を受けたいところを明確にして、転職エージェントのキャリアアドバイザーに伝えましょう。キャリアアドバイザーがどこを見れば良いのかが分かるので、効率的かつ効果的なフィードバックを受けられます。

また、営業職などの数字で実績を示すことができる職種の場合は、目標とそれに対する実績、社内での順位、成果なども確認しておきましょう。

クリエイティブ職の場合は、「どのような制作物が応募先の企業に求められているのか分からない」と悩む人もいるはずです。どの成果をどのように職務経歴書に盛り込めば効果的に伝わるのか、キャリアアドバイザーが判断する材料になるので、ポートフォリオや普段使っているツールを用意して、キャリアアドバイザーに見てもらいましょう。

職務経歴書の添削サービスを受けるときには、いくつか注意すべきポイントがあります。ここでは、3つにわけて注意点について解説するので、事前に押さえておきましょう。

書類選考の通過率が100％になるわけではない

職務経歴書の添削を受ければ、確実に書類選考に通過するというわけではありません。職務経歴書の添削を受けることで、応募書類の完成度が高くなり、選考の通過率アップも期待されますが、応募者数が多かったり、ほかの応募者の方が企業とマッチしていたりすれば、お見送りになる可能性があります。

添削サービスは、選考の通過を保証するものではない点を十分に理解しておきましょう。

希望する業界や職種に精通したキャリアアドバイザーに添削してもらう

職務経歴書は、希望する業界や職種に精通したキャリアアドバイザーに添削してもらうことをおすすめします。その理由は、最新の業界動向や採用トレンドなども踏まえた専門的な目線で改善点や、協調すべきポイントを的確にアドバイスしてもらえるからです。

とくに、ITエンジニアといった専門職の場合は、業界知識・業務知識・担当フェーズ・マネジメント経験を記載するなど特有のポイントがあるので、業界知識の高いキャリアアドバイザーに添削してもらう必要があります。

関連記事：システムエンジニア（SE）の職務経歴書の書き方｜type転職エージェント

有料の場合は事前にサービスの範囲を確認しておく

「AI添削サービス」や「個人のキャリアアドバイザー」、「職務経歴書作成代行・添削サービス」などの有料のサービスを利用する際には、サービスの範囲を確認し、料金に相応しい内容であるかを確認しましょう。

たとえば、職務経歴書作成代行・添削サービスの基本料金の中に、キャリアカウンセリング代が含まれている場合もあれば、「添削のみ」といったケースもあります。そのため、事前にサービスの詳細をよく確認し、自分のニーズに合ったものを利用することが重要です。

「職務経歴書の書き方が分からない」「書類選考の通過率を高めたい」という方は、応募書類の添削にも力を入れているtype転職エージェントをご利用ください。

type転職エージェントは、人材紹介サービス開始から25年、累計転職支援実績は34万人以上（2023年1月時点）と、転職支援経験が豊富にあることが強みです。豊富な転職支援により培ったノウハウを活かして、職務経歴書の添削を行うため、企業の採用担当者に自身のキャリアを正確かつ魅力的に伝えることができるでしょう。

また、type転職エージェントでは、約30,000件以上（2024年7月時点）の求人を保有しており、キャリアカウンセリングの内容をもとに適切な求人をご紹介します。履歴書や職務経歴書の添削に加え、面接対策なども手厚くサポートしてくれるため、面接での立ち振る舞いに自信を持って臨むことができるでしょう。

ここでは、職務経歴書の添削サービスに関するよくある質問に対して、Q&A形式で回答いたします。気になる項目がございましたら、ぜひチェックして疑問や不安を払しょくしましょう。

転職エージェントに職務経歴書の添削だけを依頼することはできる？

転職エージェントは、求人のご提案を前提としたサービスであるため、職務経歴書の添削だけを依頼することはできません。転職エージェントによって異なりますが、ご紹介できる求人がない状態では、職務経歴書の添削を受けられないことを把握しておきましょう。

職務経歴書の作成を代行してくれるおすすめのサービスは？

職務経歴書の作成代行は、「キャリアカウンセリングも行ってくれるサービスを利用する」ことをおすすめします。キャリアカウンセリングを行わない場合、これまでのスキルや経歴などを整理できないまま、応募書類を作成することになるでしょう。

そうすると、当たり障りのない内容に仕上がったり、書類選考を通過しても面接で回答に一貫性や、説得力に欠けていたりします。

自身で自己分析やキャリアの棚卸し、企業の調査ができる方は、職務経歴書の代行サービスを利用しても問題ありませんが、、少しでも苦手意識を持っているなら、キャリアカウンセリングを実施してくれるサービスの利用をおすすめします。

転職エージェントは履歴書の添削や面接対策もしてくれる？

転職エージェントは、履歴書の添削や面接対策も実施しています。ただし、すべての転職エージェントで履歴書の添削や面接対策を行っているわけではないので、事前に確認しておきましょう。

職務経歴書の添削サービスの有料と無料の違いは？

転職エージェントとハローワークは、完全無料で職務経歴書の添削を受けられます。一方で、AI添削サービスや書類作成代行会社、個人のキャリアアドバイザーは有料となります。

職業安定法において「有料職業紹介事業者」と呼ばれる転職エージェントは、求職者から原則手数料を徴収してはいけない決まりとなっています。つまり、有料職業紹介事業者と、国が提供するサービスは、無料で職務経歴書の添削を受けられると捉えて良いでしょう。

関連記事：転職エージェントの仕組みとは？求職者が無料で利用できる理由やサービスを解説

職務経歴書の添削サービスとして、有料の場合は「個人のキャリアアドバイザー」「AIの添削サービス」「職務経歴書作成代行・添削サービス」、無料であれば転職エージェント、ハローワークが挙げられます。

中でも、転職エージェントの添削サービスは、求職者一人ひとりの経歴やスキル、理想のキャリア像を明確化し、応募先企業が求める人物像のことも踏まえて添削するため、書類通過率アップが期待されます。

type転職エージェントでは、専任のキャリアアドバイザーがキャリア相談をもとにした職務経歴書・履歴書の添削を行います。そのほか、自分に合う求人のご提案、面接対策、企業との日程調整など、さまざまなサポートを完全無料で利用が可能です。気になる方はぜひご登録下さい。