システムエンジニア(SE)の職務経歴書

プロジェクトベースの仕事が多いSEなどのアーキテクト職。業界に特化せず、様々なシステムに携わることも多いので、「いつ」「どこで」「何を」「自分が」「どのように」したかを明記することが重要になります。ある程度の経験を積んだ人ならば、応募する企業の得意分野に合った職務を抜き出して記入するといいでしょう。
逆にあまりキャリアを積んでいない場合は、習得スキルや取得資格、学校で学んだ専門分野、なぜその企業に興味をもっているかなどを記載すると良いでしょう。いろいろな要素を組み合わせて、少ない経験をカバーするのもテクニックのひとつです。

内山 駿介
  • IT・Web

内山 駿介

プロフィール

システムエンジニア(SE)の職務経歴書テンプレート

職 務 経 歴 書

××××年×月×日現在
氏名:○○ ○○

-職務要約-

私は××卒業後、株式会社○○に入社し、システムエンジニアとしてJavaを中心とした開発に携わって参りました。開発フェーズは要件定義から経験をすることができ、システム開発全体を見ることができたと考えています。その後、株式会社△△△に入社し、1社目と引き続きJavaでのシステム開発の業務に携わると共に、リーダーとしてチームを取りまとめる立場として、プロジェクトの成功に向けて努力しています。
現在は、スピード感や品質を意識したシステム開発を行なっていますが、それだけでなく、自発的な自助努力として▲▲について学習するなど、常に成長意欲高く業務に取り組むように心がけています。

-職務経歴-

■ 20××年4月 ~ 20××年10月
株式会社○○○
事業内容:主に業界大手企業を中心に、各種WEBアプリケーションシステム開発に従事


期間 業務内容 担当業務/開発環境 役割/規模
20××年4月

20××年10月
(○年○ヶ月)
購買管理WEBシステム開発・保守
[概要]
大手商社向け購買管理システムの××部分において、既存システムシステムの改訂を担当。
[業務]
・詳細設計、開発、テスト、マニュアル作成
[実績]
プロジェクトの運用ルールを改善し、プログラムそのものの問題については、他に類似障害がないか横展開し、改善処理を行ってきました。以前までに発生した類似バグ等の発生が○%減少。
Java・Struts
Oracle
Unix
メンバー
○名

■ 20××年11月 ~ 現在
株式会社○○○
事業内容:ビジネスアプリケーションを中心としたシステム構築に従事


期間 業務内容 担当業務/開発環境 役割/規模
20××年11月

現在
(○年○ヶ月)
会計系基幹システム再構築
[概要]
大手流通企業向け会計系基幹システムの再構築プロジェクトに参画。
[業務]
顧客折衝、工数見積、プロジェクト管理(進捗、品質、要員管理)に主軸を置き、開発に従事。要件定義からプロジェクトに携わり、現在は詳細設計フェーズとなるが、プロジェクトは現在進行中。
[実績]
常にお客様と相談しシステムの品質向上に努めてきました。こうした姿勢はお客様にも評価され、技術的観点の助言を求められることも多くありました。
【担当】
要件定義
基本~詳細設計
プロジェクト管理
【開発環境】
Java
ColdFusion
Oracle
Unix
リーダー
○名
-資格-
  • 基本情報技術者試験(20××年×月)
  • △△△△△(20××年×月)
-活かせる経験・知識-
  • フレームワークを使用したJavaでのコーディング力
  • Unix環境での開発経験
  • DBの論理設計
  • 業務アプリケーションの分析から設計、開発
  • 要件定義からの一貫したシステム開発経験
  • 協力会社の取りまとめ、他社・他部署との円滑な調整
  • 見積もりから工数管理・進捗管理等の、リーダー経験および取りまとめ(最大10名のマネジメント)
  • 会計システムの業務知識
-自己PR-

開発スキルについて

プログラム開発においてはJavaの経験が長く、コーディングの速さやレビュー指摘の正確さに自信があります。また、ただ作るのではなく、処理のレスポンスなどパフォーマンスを意識した実装や、脆弱性などセキュリティを意識した実装が行えます。
またDBチューニングやパフォーマンス測定の経験からOSやミドルウエアについても一定の知識があります。

問題点の把握と行動力

品質向上をキーワードに、いかにしてシステムの質を高めるかを常に念頭に置き、業務に取り組んでまいりました。
プロジェクトを遂行するにあたって常に問題意識を持ち、問題点があれば、改善するよう心がけています。障害が発生した際は、原因を解明し、バグ修正するだけではなく、なぜそのバグが発生したのか、どの工程に問題があったのか分析し、プロジェクトの運用ルールを改善し、プログラムそのものの問題については、他に類似障害がないか横展開し、改善処理を行ってきました。それにより以前までに発生した類似バグ等が発生することは減少しました。

顧客折衝

上流工程から下流工程まで一貫して業務に携わっており、お客様との定例会議に参加し、リーダーとして進捗報告や各工程で発生しうる問題の対処にあたってきました。お客様がシステムを導入することで何がしたいのかを正確に把握し、それを具体化することが重要であると考え、技術的に不可能な要求やお客様の予算と合わない要求等については要件を正確に把握した上で代替案を提案いたしました。また、既存のシステムの業務フロー等に関しても、技術的観点から改善できる箇所等があれば、常にお客様と相談しシステムの品質向上に努めてきました。こうした姿勢はお客様にも評価され、技術的観点の助言を求められることも多くありました。

以上

システムエンジニア(SE)の職務経歴書のポイント

職務要約

在籍企業それぞれでご経験されたこと、強みを記載し、3〜5行でまとめます。細かい内容は経歴の中に記載します。採用担当者が初めに読む箇所なので興味を持ってもらえるように意識が必要です。代表事例の抜粋や得意なフェーズなども記載することで、ポイントが分かりやすくなります。

職務経歴

ご経験されている、業界知識・業務知識・担当フェーズ・マネジメント経験などを記載してください。クライアント折衝やリーダー業務もございましたら、どのような課題に対して自身で工夫して業務を実行されたかも記載しましょう。

資格

基本的にはお持ちの技術・管理系の資格を中心に記載することをお勧めします。仮に資格取得に向けて勉強していることがある場合は、「〇月取得目標で勉強中」と記載するのも、自己啓発に向けたアクションや興味領域のアピールになります。

活かせる経験・知識・技術

強みになる業界知識・業務知識・担当工程・マネジメント経験などを記載してください。

自己PR

過去の開発経験から自身の活かせる内容を記入してください。担当フェーズでの自身の役割の代表事例、クライアント向けの対応、強みになる技術やプライベートで技術に触れている内容なども良いでしょう。どのようなフェーズが自身の強みなのか意識するといいでしょう。管理面、技術面、クライアント対応など記入し、中でも強みとなる内容は厚みを出すと伝わりやすくなります。

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システムエンジニア(SE)の方向けに職務経歴書作成のポイントをお伝えしてきましたが、ポイントは理解しても実際に書類選考を突破しやすい職務経歴書を書くというのは難しいものです。
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