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最終更新日 : 2023.08.22
リクルーティングアドバイザー
網代勇太
2023年5月に、新型コロナウィルス感染症が5類の扱いとなりました。外食やショッピングを楽しむ消費者の増加に対応するため、飲食店やアパレルの店舗スタッフの求人は増加傾向にあります。他には、ストアマネージャー、SVなども募集は増えていそうです。
ただし、店舗サービスのデジタルシフトが進んでいる大手企業はこれに当てはまりません。ここ数年の傾向と同じく、グローバル展開やECの売上拡大のために、デジタル人材の採用強化が続いています。IT人材を確保したいのは小売業界に限らないため、厳しい採用競争に企業は引き続き苦戦しています。
そのため、応募のチャンス自体は大いにあると言えるでしょう。ただし、国内の有名ブランドは転職者からの人気も高いため、「狭き門」であることは認識しておく必要があります。
一方、飲食系ではデジタルシフトが進んでいる企業はまだまだ限定的。小売業界の中でも今後チャンスが増える可能性がある分野と言えるでしょう。
大手企業ではITエンジニア増強、中小企業では店舗スタッフ増強、と大きく2つの傾向があります。
前述した通り、大手では海外進出やECの売上拡大が課題となっており、デジタルの課題を解決できる人材を求めています。デジタル化の対象範囲が広いのも特徴で、在庫管理や店舗同士をつなぐ基幹システムだけでなく、生産や流通、マーケティング、人事など、全社・全部署でデジタル人材の活躍が求められています。
小売業界の経験はなくても、それらのうちいずれかの業務知識を持ったエンジニアであればピンポイントで採用ポジションがあることも。
一方、店舗型で売上拡大の余地がある中小企業などでは、店舗スタッフの確保が常に課題となっています。販売職で経験を積みたい方は、引く手あまたな状況が今後も続く予想です。
デジタル人材の確保といった大手企業の採用課題は今後3、4年は続く見通し。スキルに自信がついたらすぐに行動するのがベストです。
今の小売業界の特徴は何といっても、「デジタルシフト真っ最中」なところ。他業界で培ったスキルを生かして、ゼロから仕組みを作ることができるのはエンジニアにとって魅力的な環境です。時期を逃すと、求められるスキルが細分化してきたり、レベルも上がっていくことが予想されるため、迷っている場合は動き出してみることをおすすめします。
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