ネットワークエンジニアの職務経歴書の書き方

ネットワークエンジニアが職務経歴書を作成する際には、専門技術と実績を明確に示すことが重要です。特に、扱ったネットワークの種類（LAN/WAN、無線など）、使用した技術やツール（Cisco、Juniper等）、プロトコル（TCP/IP、BGP等）を詳細に記述します。具体的なプロジェクトでの役割と成果も強調します。例えば、ネットワークの設計、構築、トラブルシューティングにおける具体的な改善事例や、アップタイムの向上、コスト削減に繋がった実績を数値で示すと良いでしょう。また、チーム内でのコミュニケーションやプロジェクト管理の経験も記載して、技術的スキルだけでなく、チームで働く能力をアピールするのも効果的です。

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早水綾香

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職　務　経　歴　書

××××年×月×日現在
氏名：○○　○○

－職務要約－

私は××卒業後、株式会社○○に入社し、ネットワークインフラの設計、構築、運用保守といった一連の業務を経験。その後、株式会社△△△に入社し、Cisco製品を中心としたL2、L3レベルでのネットワークインフラの設計、開発、保守運用に従事。

－職務経歴－

■ 20××年4月　～　20××年10月
株式会社○○○
事業内容：金融業界向けシステム開発

期間	業務内容	担当業務/開発環境	役割/規模
20××年4月～ 20××年10月（○年○ヶ月）	金融企業のネットワーク運用管理 [概要] 全国の支店とデータセンター間のネットワークの監視、障害対応など運用管理を担当。 [業務] ネットワーク機器の監視、障害対応、ネットワーク機器のセキュリティ情報収集などを担当。 [実績] 作業マニュアルを見直し、作業工数○％削減しました。	運用障害対応	メンバー ○名

■ 20××年11月　～　現在
株式会社○○○
事業内容：ビジネスアプリケーションを中心としたシステム構築に従事

期間	業務内容	担当業務/開発環境	役割/規模
20××年11月～現在（○年○ヶ月）	教育機関向け　校内ネットワークの構築 [概要] 学内の無線LAN構築、セキュリティの強化、メール系ネットワークの構築プロジェクト。 [業務] 無線LANの設計、構築、ファイアウォールポリシーの設計、導入。メール系ネットワークの要件定義、提案書作成、基本設計を担当。 [実績] リーダーとして、メール系ネットワークの進捗管理を担当しました。メンバーのタスクを細分化し、進捗にズレがないか確認しました。進捗が遅れている時は、原因を明らかにし、技術的なサポートもしながら工数の見積もりとのズレをなくし、納期に間に合わせることができました。	【担当】要件定義基本～詳細設計構築【開発環境】 Linux Aruba 7210	リーダー ○名

－資格－

応用情報技術者試験（20××年×月）
ITILファンデーション（20××年×月）
CCNA（20××年×月）

－活かせる経験・知識－

ネットワーク設計、構築
運用手順書の作成
ITセキュリティ設計
Cisco機器、Juniper機器
大規模なメール系ネットワークの構築経験
顧客へのヒアリング、要件定義および折衝経験

－自己PR－

テクニカルスキル（ネットワーク設計・試験・構築）について

大規模な通信ネットワークの設計や、障害対応のための詳細なテストプロセスの開発、システムの実装といったプロジェクトの経験から、ネットワークインフラの技術、知見を得ました。ネットワークの安定性と効率性を最大化することを意識しながら、Dockerコンテナの利用など新たな技術も取り入れて、プロジェクトを推進しています。

問題点の把握と行動力

品質向上をキーワードに、いかにしてシステムの質を高めるかを常に念頭に置き、業務に取り組んでまいりました。プロジェクトを遂行するにあたって常に問題意識を持ち、問題点があれば、改善するよう心がけています。障害が発生した際は、原因を解明し、バグ修正するだけではなく、なぜそのバグが発生したのか、どの工程に問題があったのか分析し、プロジェクトの運用ルールを改善し、プログラムそのものの問題については、他に類似障害がないか横展開し、改善処理を行ってきました。それにより以前までに発生した類似バグ等が発生することは減少しました。

顧客折衝

上流工程から下流工程まで一貫して業務に携わっており、お客様との定例会議に参加し、リーダーとして進捗報告や各工程で発生しうる問題の対処にあたってきました。お客様がシステムを導入することで何がしたいのかを正確に把握し、それを具体化することが重要であると考え、技術的に不可能な要求やお客様の予算と合わない要求等については要件を正確に把握した上で代替案を提案いたしました。また、既存のシステムの業務フロー等に関しても、技術的観点から改善できる箇所等があれば、常にお客様と相談しシステムの品質向上に努めてきました。こうした姿勢はお客様にも評価され、技術的観点の助言を求められることも多くありました。

以上

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ネットワークエンジニアの職務経歴書のポイント

職務要約

在籍した各企業で経験した仕事とそこで得た強みを記載します。全体を3～5行でまとめます。詳細は「職務経歴」で記載しますが、人事担当者が最初に読む箇所なので、自分に興味を持ってもらえるよう意識して書くことが重要です。

職務経歴

携わったプロジェクトは全て記載します。要件定義、設計、構築、運用、保守など、担当したフェーズを具体的に記載しましょう。メンバー構成と役割、使用した機器、台数などの規模感が伝わると、採用担当者がイメージしやすいです。

資格

業務と関連性の高いシスコ技術者認定やネットワークスペシャリストなどがあれば、全て記載してください。応募先の企業で英語を求められる場合は、TOEICの点数など英語力をアピールできるものがあれば書きます。

活かせる経験・知識・技術

言語、テクニカルスキル、経験した業界・業務知識、担当工程、マネジメント経験などを記載します。スキルや経験がどのくらいできるのか分かるように、具体的に記載しましょう。

自己PR

応募先の企業が求めるスキルや経験、実績があることをアピールしましょう。ネットワークエンジニアは具体的な数値で実績を記載するのは難しいかもしれませんが、工数やコストの削減など数値で示せる成果があれば記載します。数値で示すのが難しい場合は、工夫点や成果を具体的に記載すると伝わりやすくなります。

職務経歴書の書き方に困ったら

ネットワークエンジニアの方向けに職務経歴書作成のポイントをお伝えしてきましたが、ポイントは理解しても実際に書類選考を突破しやすい職務経歴書を書くというのは難しいものです。
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