2017年の自動運転関連職の転職トレンド

type転職エージェントのキャリアアドバイザー亀田享佑

Profile

新卒でキャリアデザインセンターに入社し、以来type転職エージェントの営業として製造メーカーを中心とした企業への採用支援に従事。現在は、ものづくり領域のインダストリマネージャーとしてキャリアアドバイザーチームを率いつつ、自らも転職希望者への支援を行っている。

2017年の自動運転関連職の転職市場について

各社ともに研究開発やR&Dを検討するフェーズは終わり、2020年に向けた製品開発フェーズに入ってきています。具体的には「センシング→判断する(AI)→制御する」といった一連の流れまでを実現するコネクテットカーなど、自動運転車を「どう実現するのか」、そして「誰が一番に実現できるのか」が主題になっています。

変化のスピードも非常に早いため、常にトレンドを見極めながら、ご自身の知識・経験をどう身につけキャリアを築いていくかが重要になってきています。

自動運転関連職の採用ニーズ

今まではハードウェアに強みのある人材の採用ニーズが強くありましたが、2017年に入り、ソフトウェアに強みを持った人材のニーズが高い状況が続いています。

自動運転は「センシング」「AI」「制御」「通信」などソフトウェアを用いて複合的にモノとモノを繋げる技術です。もともと日本のものづくり企業は強いハードウェアを持っていますから、各社がグローバル対応を進める中、ソフトウェアの領域に強みを持つ人材の採用に注力していることは当然の流れともいえるでしょう。

SIer出身者の方でも採用の間口が開いており、引き続き転職希望者にとって追い風が吹いている状況です。

自動運転関連職のトレンドキーワード

キーワードとしては「地図情報」、そして「センシング×リアルタイム」です。

「地図情報」については、どれだけ正確な地図情報を持てるかがキーとなっており、ソフトウェアに強みのある企業との提携も含めて各社様々な戦略を取っています。自前主義の大手自動車メーカーが大手外資系のソフトウェア会社と提携を発表したことにも記憶に新たしいのではないでしょうか。

「センシング×リアルタイム」については、センシングした情報を即座にAIで判断する必要があります。刻一刻と変わる交通情報を瞬時に、そして正確に判断できるかが重要視されていることは分かりやすいのではないでしょうか。

日本政府も、次の国家戦略としてものづくりの領域に力を入れることを打ち出していることもあり、昨日トレンドであったことが、今日トレンドでは無くなっているような、とても早いスピードで変化しています。まさに戦国時代のような状態と言えるでしょう。

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