組み込み系/制御系エンジニアの役割
組み込み系/制御系エンジニアは、自動車をはじめ、家電、スマホ、医療機器、産業機械、ロボットなどジャンルを問わずあらゆる業界で活躍しています。
ざっくりとした組み込み系と制御系の違いとしては、組み込み系は機器内部にコンピューターシステムを「組み込む」技術を指し、制御系は組み込まれたシステムを「制御する」ソフトウェアを指します。制御系からの指示により→組み込み系が作動し→機器をコントロールするという流れです。
仕事内容は機器へ搭載するプログラムの設計から実装、テストといった一連のシステム開発で、言語はこれまでアセンブラというものが主流でしたが、最近はC、C++、C#、Javaを採用することが多いです。
2018年組み込み系/制御系エンジニアのトレンド
すべての人・モノ・コトが繋がるIoT時代を迎え、組み込み技術の重要性と将来への期待は、ますます大きくなっています。これまで自動車や家電、医療機器などの組み込み系・制御系システムは、単機能で計算性能も限定されており、インターネットにも接続されていませんでした。
しかし、今や離れた場所からスマホを操作して、照明やエアコンに電源を入れたり、テレビの録画、電子キーの開閉までリモコン制御をすることが可能となっています。しかし、IoTに関連する技術は、私たちの生活をより便利にしてくれる一方、セキュリティの脅威によって利用者の安全性が脅かされたり、個人情報が漏洩するリスクも発生しています。また、一度出荷されるとプログラムを修正することが非常に難しいため、非常に緻密な設計と高品質なプログラムが求められています。
より安心安全で便利な世界を実現する上で、ハードウェアとソフトウェア、両方の知識を持っている組み込み系・制御系エンジニアが非常に注目されています。