岡本様 : 新卒では大手人材系企業に入社し、1年目は人事として、2年目から約4年間はブライダル総合誌の営業職として、熊本、福岡、東京へと拠点を移しながら勤務していました。その後、5年目になるタイミングで実家に戻り、父が経営する造り酒屋(お酒メーカー)にて営業責任者と商品企画担当を兼務していました。
学生時代はバンド活動をやっており、実はプロを目指していました。そのため、就職活動も本腰を入れてやっていなかったのですが、あるタイミングで将来どうしていくかを考えたことがあって。その時、父に相談したのですが「迷うんだったら営業力をつけなさい」と言われたんです。営業力は社会で生きていく上での基礎になるから、というのが理由でした。
では営業力をつけるとしたらどこか、と考えた時に選んだのが1社目ですね。経営に近い立場の方に会えば会うほど、その方々が魅力的で。もう1社内定をもらっていた企業もありましたが、私が目指す人物像はこっちだな、と思えたことが決め手でした。
岡本様 : 1度目の転職理由は2つで、より影響力を発揮できる環境で働いてみたいと考えたこと、そして、実家から人手が足りないので戻ってきて欲しいと言われていたことがきっかけです。
担当していたブライダル総合誌では事業戦略の部分も担当させていただいたのですが、会社自体が巨大なこともあり、その中で個人の発揮できるインパクトとしては、どうしても小さくなってしまうと感じていました。そうした環境でずっと勤めるというイメージが持てず、閉塞感を感じていたタイミングと、実家から声がかかったタイミングがちょうど重なったイメージです。
今回の転職では、結婚を機に東京へと住まいを移すことになったことが理由になります。
岡本様 : まず始めに大手転職サイトに登録しました。前職が運営している転職サイトだったというのが理由ですね。多くの転職エージェントからスカウトメールをいただいて、その中の1つがtype転職エージェントでした。最初の1週間ほどは3~4社の転職エージェントとやり取りをしていたのですが、やり取りが大変で・・・実はその1週間で鈴木さんに絞って活動しようと決めていたんですよ(笑)。
鈴木 : とても嬉しいですね(笑)。因みにエージェントを絞られる中、どのような点で選んでいただいたのでしょうか。
岡本様 : 理由は2つあって、1つは複数のエージェントとやり取りをする中で、薦められた求人やお話いただく内容がほぼ同じだったことです。何社も利用するのは、あまり意味がなさそうだと感じました。
2つ目は、鈴木さんのカウンセリング面談の内容ですね。例えば、人事部の時、熊本・福岡・東京それぞれの拠点で営業していた時、それぞれ何を頑張って、どう考え、どういう想いを持って働いていたのか、1つ1つ深堀して確認をいただきました。
他エージェントでは今までの経歴、転職理由、今後どうしていきたいかを確認いただいたあと、「人事部1年、営業4年ですね。じゃあ営業力ありそうですね。」みたいな簡易的なもので終わってしまって。しっかりと確認いただいたのは鈴木さんだけでした。私自身としては本当に頑張ったことだけど、絶対に生涯人に話すことは無いだろうと思っていたエピソードまで鈴木さんには話してしまって(笑)。
鈴木 : そのエピソードは今でも覚えています(笑)。
岡本様 : そこまで聞いてくれたという満足感もあり、鈴木さんに紹介いただいた求人なら決めていいと思えたことがtype転職エージェントを選んだ理由ですね。
岡本様 : 広告系、IT系、Web系など幅広い求人をご案内いただいた記憶が・・・
鈴木 : 1社目が大手人材系企業にて営業をされ、2社目は営業責任者をされていたので「裁量のある環境」がある、という前提で求人をご紹介しました。でないと、転職されても満足されないだろうなと感じていたので。そうした観点から幅広く求人をご案内させていただいたと思います。
岡本様 : 応募企業を決めるまでに2~3回ご提案いただきましたよね(笑)。一都三県ならどこでも、業種なんでもいいです、というスタンスからスタートして。何度かご提案いただくうちに、女性が長く働ける、環境がフィットしそうなのは人材系だよね、という流れで進めていったと思います。
鈴木 : 途中から人材系に絞って活動していきましたよね。
岡本様 : 最終的にはエス・エム・エスキャリアを含め、3社同時に内定をいただいていて結構悩んでいたんですよ。業務内容だけ見れば他社の方が面白そうだと感じていたのですが、出張が多いと聞いていて。今回の転職のスタートは結婚が理由だったので、最終的にはワークライフバランスを保ちつつ、面白いことができそうなエス・エム・エスキャリアを選びました。
20:30には絶対に帰宅するという時間のメリットと、会社規模もまだまだこれから伸びる会社ですから、裁量を持ちながら企画にも携われそうな点が魅力でした。
鈴木 : 私からは「裁量権の大きさ」というテーマは叶う環境であることはお話しつつも、エス・エム・エスキャリアさんの評価が非常に高かったことも併せてお伝えしていました。転職には当然リスクもありますから、高く評価いただける環境で仕事ができることって実はとても大切なんですよ。
岡本様 : オススメはいただきましたが、決断することに関して、最後まで委ねていただきましたよね。家族と相談して最終的な結論を出すまで結構待っていただいた記憶があります。
岡本様 : キャリアサポーターとして、足に怪我をされている方などを対象としたリハビリ職の方々への転職のサポートを行っています。
業務の流れとしては、まずサイトにご登録いただいた方へ電話でカウンセリング行い、なぜ転職されるのか、どのような経歴で転職を希望されるのかを伺います。ご要望を元に求人を探してご提案させていただき、希望に叶うものがあれば見学や面接の調整を行い、内定・入社までの支援をするところまでがミッションですね。希望に叶う求人が無ければ何度でも探してご提案しますし、内定後の給与交渉も行います。場合によっては転職しない方が良いというご提案をさせていただくこともあります。
岡本様 : 入社当初は慣れていなかったこともあり20:00過ぎまで残っていましたが、現在は19:00ごろには帰れています。
良い意味でのギャップとしては思っていた以上に風通しが良いことでしょうか。前々職では会社規模が大きいこともあり、大きな決断は年単位、短くて半年かかっていましたが、エス・エム・エスキャリアでは週単位で進むこともあります。部長へ考えているアイデアを伝えたら翌週からスタートした、ということがすでに2~3個あって。風通しが良いというのは分かっていましたが、入社間もない人間の意見をここまで聞いてくれる企業文化は想像以上でした。
もう1つ挙げると、入社前は成果主義のイメージがありましたが、そうではなく落ち着いている点でしょうか。悪いギャップというわけではないのですが、前職が成果主義の強い会社だったこともあり、もうちょっと数字を意識してもいいのではと思うことはあります。求職者に寄り添う人材紹介という職業柄なのかもしれませんね(笑)。
鳥居 様 : 大きくは3つ見ています。1つ目は自立していること、2つ目は顧客価値起点でアクションできる方。3つ目はお客様の多様な価値観を受け入れるコミュニケーションスキルです。
顧客価値起点については、転職軸があるか、働く動機を持てているか、という部分を深堀して確認しています。例えば新卒就活時と軸が今も変わっていないのか、などですね。「医療・介護のマーケットで頑張りたい」「人のために働きたい」という志望動機で来られる方も多いのですが、それって本当にそうなの?という質問はさせていただいています。人材業界は競合も激しいですから、言ってしまえばキャリアパートナーで勝負が決まってしまう世界です。例えば、岡本のように長期就業イメージが持てる会社で働きたいとか、本音の転職軸が何で、それを弊社で叶えられるのかどうかという部分はしっかりと見ています。
鳥居 様 :最終面接官からは「かつてないくらいの人が来てしまった」というフィードバックを受けていましたね(笑)。顧客価値起点はもちろんですが、もともと経営に近いところで経験を積まれてきた方でしたので、何をしても一定以上の価値を出しますという高い視座を持っていました。それこそ部室長、マネージャークラスと話しても遜色がないレベルという印象でした。経営陣とのランチを実施した際に、会社に対しての的を射た提案をするなど社長からの評価も高かったです。近いうちにグループ長になっていただける人材だと考えています。
岡本様 : まずは半年で役職を持ち、組織で成果を出せるようになりたいと思っています。ゆくゆくは新規事業コンテストにアイデアを出したりなど、事業を動かしていける人材を目指していきたいですね。