余越様 : TIGは現在200名程度の組織で、ミッションクリティカル、高難易度プロジェクト案件のテクノロジー支援や先進技術をビジネスに応用し、コンサルティング提案を行う部門です。特定技術領域に強みを持つスペシャリストやテクノロジーを活かしたビジネス開発を得意とする社員が在籍している点が特徴です。
お客様の経営課題を解決するためには、複雑かつ高難易度な技術を駆使することも多く、また業種や業務に関わらず、共通技術領域のノウハウを集約する必要性があり、社内の専門家を集約すべく2014年に設立されました。
TIGに所属している社員は、同じ案件に入り続けるケースもありますが、複数のプロジェクトを担当することもあります。例えば、DBに強みを持つスペシャリストであれば、全ての工程にその専門的な技術を求められるわけではありませんので、システム全体のアーキテクチャ選定の場面や、データ移行の検討のタイミングなど、そういった時にスポットでPJに入るというようなイメージです。
二木様 : グループの雰囲気は、風通しがよく、フラットでとても良いです。
TIGにも月次全体ミーティングやメンター制度などがあるため、入社後にプロジェクトアサインされたとしてもフォローしあえる環境があります。技術に精通している人が多い組織ですが、技術を突き詰めていくだけではなく、その技術を使ってどういうことをしたら面白いのか、どうしたらお客様のビジネスや社会に貢献できるのか、ということを考えている人が多いですね。
二木様 : 私は、TIGには珍しいほうだと思いますが、入社してから一貫して大手住宅設備顧客プロジェクトに入っています。その中で印象的なエピソードとしては、あるシステムを刷新するにあたり、クライアント側の人手が足りないという報告を受けた時のことです。そのようなことになるはずはなかったので、なぜ人手が足りないという状況になっているのかということを突き詰めたところ、プログラムの品質が悪く、テストにかなりの時間がかかっているということがわかりました。
更に設計書も無い状況であるということが分かり、関係するシステムや残っていた設計書などからそのシステムの全体像を理解し、テスト環境を構築し、なんとかプログラミングの品質を保つことができました。
この時に、クライアントのプロジェクトリーダーとの関係構築ができていたので、別のプロジェクトでご一緒させていただいた際にも、多くのことを任せていただけました。
二木様 : やはり、インフラだけでなくアプリケーションも考えてスケジュールやコストの調整を行わなければならないところ、案件の規模が大きいため、どのように品質や性能を保つのかを考えて作らなければならないというところは前職と大きく違いますね。
二木様 : 勤務形態がかなり自由なところが驚きました。これは良い意味のギャップですね。お客様やチームメンバーに迷惑をかけないということは大前提としてありますが、出社時間もかなり自由ですし、裁量権を与えられているという印象はあります。
プロジェクト単位で会社のように運営されているので、例えば現在のプロジェクトでいうと、お客様の状況に合わせて17時半が定時ということで運営されています。
二木様 : もちろんプロジェクトの状況によりますが、定時帰りも普通にありますよ。
余越様 : 確かに数年前までは、ネットでも言われていたように不夜城の時代もありました(笑)。今はどこでも「働き方改革」という言葉を耳にしますが、仕事の難度やクライアントからの要求は、昔に比べても確実に上がっています。そんな中で当社が行っている働き方改革の一つとしては、TIGがつくった、科学的なプロジェクト運営を実現可能にするツールを使ったものです。ドキュメント、ソースコード、活動を見える化することにより、品質向上・生産性向上を実現することができ、それが残業時間の削減となり、働き方の変革にもつながっています。
二木様 : 働き方に関しては、「自由」という表現が正しいかもしれません。子どものお迎えがある人などは、自分で時間調整して帰っていますし、残業自体はそこまで多いという印象はないですね。
二木様 : 会長・社長との距離がちかいところは良い点ですね。会長の金丸の部屋はありますが、何かあればいつでも声をかけやすいよう、ドアはいつでも空いています。(残念ながら私はまだ入ったことはありませんが笑)。社長の東に限っては部屋もありませんので、東の席の近くには、お客様への提案などについて相談したいと考えている社員がいつもいるような感じです。
あとは、仕事に熱い人が多いですね。Best Project of the Year(BPY)という、その1年で最も優秀なプロジェクトを選び、その努力と栄誉をたたえる全社挙げてのビッグイベントがあり、予選を勝ち抜いた複数のプロジェクトが、プロジェクトの概要やコンサルティング事例等の成果をプレゼンテーションを行うんですけどね。あまりにもそのプロジェクトへの思い入れが強すぎて、プレゼン中に感極まってしまうような人もいたりして、そういう発表を見ていると、こちらもグッときますし、もっとお客様のために何ができるだろうって考えたりしちゃいますね。
ちなみに、2016年度のBPYはハワイで行いました。全社員がハワイに行き、実施するBPYは格別でしたね。
二木様 : エンジニアとしてのスキルという部分も鍛えられましたが、それよりも、どのようにお客様に報告するのか、お客様にわかりやすいように伝えるためにはどう表現したらよいのかという点が鍛えられましたね。
提案資料を作成する場合は、すべてにおいて「なぜそうなるのか?」と答えられるようにしておかなければ、お客様に提案できないと上司に言われ、使う言葉一つに対しても気を付けています。
『我々はSEではなくコンサルタント。そのために報告はこうあるべきだ。』というアドバイスを上司からはいつももらっています。