記事掲載日: 2017/10/12 取材日: 2017/7/25

転職して手に入れたものは、圧倒的な成長と、自由な働き方と裁量権。
Futureのコンサルタントに求められるものとは。

フューチャーアーキテクト株式会社のインタビュー

余越梨華 様の顔写真

キャリア採用担当/余越 梨華 様

フューチャーアーキテクト株式会社/HRグループ/採用担当

2005年9月から、大手人材紹介会社にて、システムエンジニア、コンサルタント、セールスなどIT業界で働く方々の転職サポートに従事。主に、ヘッドハンティングやソフトウェアベンダーでの常駐リクルーター業務を担当。2014年、現職であるフューチャーアーキテクトに入社。現在は、TIGの部門リクルーターとして従事。

二木秀之様の顔写真

転職者/二木 秀之 様

フューチャーアーキテクト株式会社/Technology Innovation Group(※以下TIG)

新卒にてSIerに入社以降、主にサーバ、データベースなどインフラ構築におけるPMやプリセールスを経験。2014年8月よりフューチャーアーキテクトに入社。産業別に構成されるコンサルティング部門とは違い、システム構築におけるアーキテクチャーデザイン、ミドルウェアコンポーネント開発、ハードウェアを含むインフラなどの先進的且つ難易度の高い共通技術領域を横断的に支援するTIGに所属。インフラにとどまらない包括的な視点でプロジェクトをリードしている。

自分の成長を感じられなくなった時に考えた、転職するということ

本日はよろしくお願いします。さっそくですが今回転職を考えたきっかけを伺えますでしょうか。

二木様 : 新卒で入社した会社から1度転職をしており、前職は大手インフラ系SIerにてサーバやデータベース周りのプロジェクトを担当していました。その当時は地方勤務となり、比較的規模の小さい案件を担当することが多く、案件としても同じようなことを繰り返すような状況であったため、自分の成長が感じられなくなっていったことが転職のきっかけです。

当初は転職サイト@typeを利用して直接企業へ応募していたのですが、より規模の大きい案件に携わるために東京での就業を検討した際、首都圏での転職に強い転職エージェントを利用した方が良いのではと考えました。

ありがとうございます。実際に弊社をご利用してみていかがでしたか。

二木様 : 結果的には非常に良くしていただいたと思っています。特に印象に残っているエピソードは、フューチャーに入社を決めた後の出来事なのですが、前職の都合で入社日が大幅にずれてしまうと決まった時のことです。

その時は、既に前職に退職する旨を伝えていたタイミングでした。よって、入社日が合わず受け入れてもらえないのではないか、無職になってしまうのではないかと強く不安を感じており、当時ご担当いただいたキャリアアドバイザーの方に、企業にどうレポーティングしたらよいのかなどかなりの頻度で相談をしました。大変丁寧にフォローいただいたおかげで、フューチャーにも状況を理解してもらうことができ、希望通りの入社日に入社することがかない、非常に心強く思ったことを覚えています。

ご満足いただけたようで良かったです。それでは次に、当時の面接を振り返れればと思います。

二木様 : 質問自体はすごくオーソドックスですが、『何をやってきたのか』というところよりも、『何をやりたいのか?』という点を見られていたと思います。そして、自分のやりたいことがフューチャーの方向性とマッチしているかどうかという点が重要視されていたような。

面接官は話しやすい方が多い印象でした。面接中にホワイトボードにシステムの全体像を書き、「君は今ここができるんだね」という形で図示してくださいました。その場でわかりやすく表現したり、伝えたりすることに長けている方だなと思いましたし、また自分自身が入社後に期待されていることも分かりやすかったですね。

それでは、最終的にフューチャー社に決められた理由はどのような点だったのでしょうか。

二木様 : 入社を決めた理由は、いくつかありますが大きくは2つです。

1つめは、自分の成長が感じられる環境だと思ったからです。具体的には、転職理由にもあるように、大規模案件に携わり、よりエンジニアとして難易度の高い技術に関わっていきたい、多くの関係者を巻き込んだマネジメントを行っていきたいと考えていましたので、フューチャーであればそれを適えられる環境があると感じました。

2つめは、インフラだけでなく、アプリケーションも含め、システム全体を考えた上でお客様に提案ができるという点です。前職ではインフラを作って納品して終わりという案件が多く、他社との差別化ができていないと感じていました。フューチャーは、TIGとは別に、ITコンサルティング本部という部署があり、産業別に強みを持ったコンサルタントたちと連携してプロジェクトを進めていくため、システム全体を俯瞰した上で提案ができるというのはもちろんですが、直接的にお客様のビジネスに貢献できると確信できました。

スペシャリストとしてのミッションと裁量

フューチャーというとITコンサルをイメージされる方が多いと思うのですが、TIGについて詳しく伺えますでしょうか。

余越様 : TIGは現在200名程度の組織で、ミッションクリティカル、高難易度プロジェクト案件のテクノロジー支援や先進技術をビジネスに応用し、コンサルティング提案を行う部門です。特定技術領域に強みを持つスペシャリストやテクノロジーを活かしたビジネス開発を得意とする社員が在籍している点が特徴です。

お客様の経営課題を解決するためには、複雑かつ高難易度な技術を駆使することも多く、また業種や業務に関わらず、共通技術領域のノウハウを集約する必要性があり、社内の専門家を集約すべく2014年に設立されました。

TIGに所属している社員は、同じ案件に入り続けるケースもありますが、複数のプロジェクトを担当することもあります。例えば、DBに強みを持つスペシャリストであれば、全ての工程にその専門的な技術を求められるわけではありませんので、システム全体のアーキテクチャ選定の場面や、データ移行の検討のタイミングなど、そういった時にスポットでPJに入るというようなイメージです。

二木様 : グループの雰囲気は、風通しがよく、フラットでとても良いです。

TIGにも月次全体ミーティングやメンター制度などがあるため、入社後にプロジェクトアサインされたとしてもフォローしあえる環境があります。技術に精通している人が多い組織ですが、技術を突き詰めていくだけではなく、その技術を使ってどういうことをしたら面白いのか、どうしたらお客様のビジネスや社会に貢献できるのか、ということを考えている人が多いですね。

TIGの方々もビジネスのことまで考えていらっしゃるとは知りませんでした。では次に、入社後はどんなプロジェクトを担当されているかお伺いできますでしょうか。印象に残ったエピソードがあれば合わせて伺えると。

二木様 : 私は、TIGには珍しいほうだと思いますが、入社してから一貫して大手住宅設備顧客プロジェクトに入っています。その中で印象的なエピソードとしては、あるシステムを刷新するにあたり、クライアント側の人手が足りないという報告を受けた時のことです。そのようなことになるはずはなかったので、なぜ人手が足りないという状況になっているのかということを突き詰めたところ、プログラムの品質が悪く、テストにかなりの時間がかかっているということがわかりました。

更に設計書も無い状況であるということが分かり、関係するシステムや残っていた設計書などからそのシステムの全体像を理解し、テスト環境を構築し、なんとかプログラミングの品質を保つことができました。

この時に、クライアントのプロジェクトリーダーとの関係構築ができていたので、別のプロジェクトでご一緒させていただいた際にも、多くのことを任せていただけました。

TIGらしいエピソードですね。では、実際にプロジェクトを経験して前職とのギャップを感じた点はありますか。

二木様 : やはり、インフラだけでなくアプリケーションも考えてスケジュールやコストの調整を行わなければならないところ、案件の規模が大きいため、どのように品質や性能を保つのかを考えて作らなければならないというところは前職と大きく違いますね。

その他業務以外でのギャップはありますか。

二木様 : 勤務形態がかなり自由なところが驚きました。これは良い意味のギャップですね。お客様やチームメンバーに迷惑をかけないということは大前提としてありますが、出社時間もかなり自由ですし、裁量権を与えられているという印象はあります。

プロジェクト単位で会社のように運営されているので、例えば現在のプロジェクトでいうと、お客様の状況に合わせて17時半が定時ということで運営されています。

実際に定時で帰られたりしますか。コンサル=忙しいというイメージもあると思いますが(笑)。

二木様 : もちろんプロジェクトの状況によりますが、定時帰りも普通にありますよ。

余越様 : 確かに数年前までは、ネットでも言われていたように不夜城の時代もありました(笑)。今はどこでも「働き方改革」という言葉を耳にしますが、仕事の難度やクライアントからの要求は、昔に比べても確実に上がっています。そんな中で当社が行っている働き方改革の一つとしては、TIGがつくった、科学的なプロジェクト運営を実現可能にするツールを使ったものです。ドキュメント、ソースコード、活動を見える化することにより、品質向上・生産性向上を実現することができ、それが残業時間の削減となり、働き方の変革にもつながっています。

二木様 : 働き方に関しては、「自由」という表現が正しいかもしれません。子どものお迎えがある人などは、自分で時間調整して帰っていますし、残業自体はそこまで多いという印象はないですね。

コンサルタントの働き方のイメージが大きく変わりました。会社の雰囲気という意味ではいかがでしょうか。

二木様 : 会長・社長との距離がちかいところは良い点ですね。会長の金丸の部屋はありますが、何かあればいつでも声をかけやすいよう、ドアはいつでも空いています。(残念ながら私はまだ入ったことはありませんが笑)。社長の東に限っては部屋もありませんので、東の席の近くには、お客様への提案などについて相談したいと考えている社員がいつもいるような感じです。

あとは、仕事に熱い人が多いですね。Best Project of the Year(BPY)という、その1年で最も優秀なプロジェクトを選び、その努力と栄誉をたたえる全社挙げてのビッグイベントがあり、予選を勝ち抜いた複数のプロジェクトが、プロジェクトの概要やコンサルティング事例等の成果をプレゼンテーションを行うんですけどね。あまりにもそのプロジェクトへの思い入れが強すぎて、プレゼン中に感極まってしまうような人もいたりして、そういう発表を見ていると、こちらもグッときますし、もっとお客様のために何ができるだろうって考えたりしちゃいますね。

ちなみに、2016年度のBPYはハワイで行いました。全社員がハワイに行き、実施するBPYは格別でしたね。

熱いですね(笑)。そして全社員でハワイってすごいですね。では、視点を変えて経験や業務内容の面ではいかがでしょうか。

二木様 : エンジニアとしてのスキルという部分も鍛えられましたが、それよりも、どのようにお客様に報告するのか、お客様にわかりやすいように伝えるためにはどう表現したらよいのかという点が鍛えられましたね。

提案資料を作成する場合は、すべてにおいて「なぜそうなるのか?」と答えられるようにしておかなければ、お客様に提案できないと上司に言われ、使う言葉一つに対しても気を付けています。

『我々はSEではなくコンサルタント。そのために報告はこうあるべきだ。』というアドバイスを上司からはいつももらっています。

自ら周囲を巻き込めるかどうか。フューチャーで活躍できる人物の共通条件とは

御社で現在求められている人物像を伺えますでしょうか。合わせて入社される方のご経歴もいただけると。

余越様 : まずは入社者の経歴としては、SIerからが多いですかね。その中で、しっかりとシステム設計をされてきた方で、今後のキャリアパスとして、お客様の経営課題の解決やグランドデザインを含めたコンサルティングを行ってみたいという方が多いですね。

あとはコンサルティングファームから転職してくる方もいますが、その場合は「絵に描いた餅にならない提案を行いたい」ということで当社を選んでいただくことが多いです。提案するだけではなく実装まで行い、提案したことが実現するまで見届けたいという思いをもってご入社いただいているという感じですかね。

次に、活躍している人ですが、組織が非常にフラットなので、横のつながりをうまく作れる人ではないかと思います。そういう意味では、自分だけで仕事を進めるのではなく、「周囲を巻き込んで仕事をすることができる人」を求めています。当社は、コンサルタントの部署としては1つしかありませんので、プロジェクトを横断して相談したりされたり、一緒に提案に行ったりすることも当たり前のようにあるので、自分の力だけではなく、チームでお客さんに対して向き合うことのできる人が理想ですね。あとは、プロのコンサルタントとして、多くの難題に挑戦していきたいという思いを持っている人は向いていると思います。外に出す出さないはおいといて、内なる思いは熱い人が多いですね。(笑)

御社はコンサルティングから運用フェーズまでを一気通貫で出来ることが魅力かと思いますが、他のコンサルティングファームやSIerと違いはどこにあるのでしょうか。

余越様 : SIerとの最大の違いは、「システムを作ることがゴールではない」という点です。

お客様からなにか相談があった場合、「では当社のこのシステムを入れましょう」というような決まった形があるわけではありません。お客様の真の成功のために、経営戦略、業務改革、システム改革の3つの複合的視点をもってお客様の課題解決にあたります。

ゴールは「お客様の未来価値の最大化である」と当社代表の金丸も言っていますが、要はシステムを作って満足するのでは、単なる自己満足です。それがお客様の成功につながっているのかということまで関わってこそコンサルタントの役目ではないかと思います。

次にコンサルティングファームとの違いですが、実現力が違うとよく言われています。

作れないもの(実現できないもの)は提案しない。

当社は、お客様の経営者や業務部門の方、IT部門の方から現状のヒアリングを行い、それに対する提案事項を絵に描くことはもちろんですが、その後の工程も自分たちですべて行います。ベンダーに全て依頼するということはまずありません。

作れるもの(実現できるもの)をイメージした上で提案から入るため、それ以降のフェーズでも出戻りが発生することはまずなく、スケジュール通りに高品質なものが提供できます。コンサルタントの頭の中に、システムの全体像が入っているというのが大きな違いなのではないかと思っています。

二木様 : あとは、AIやIoT、FINTECH、ビッグデータ、ブロックチェーンなど、社内でも最近よく取り上げられていますし、実際にプロジェクトでも活用しています。こういう最新の技術に本当に強いグループがあるというのは、他のコンサルファームとの違いじゃないでしょうか。私も勉強しなければいけないと感じています。私はビッグデータに興味があるので、同じTIGに所属している統計学に強い人に話を聞いたり、社内の勉強会に参加したりしています。色々な分野の勉強会があるというのも、Futureならではだと思います。

それでは最後に今後について一言お願いします。

二木様 :「未知の領域に恐れずに飛び込んでいく、まずはやってみる。」「個人の力は限界があるのでチームでやってみる。」「家に仕事は持ち込まない。」この3つを心がけて業務にのぞんでいます。今後は今ある技術要素などを組み合わせて、新しいサービスを作り出すことにチャレンジしていきたいですね。とはいえ、今のプロジェクトがもうすぐカットオーバーなので、まずはそれを目指して頑張ります。

フューチャーアーキテクト株式会社の人事

取材協力: フューチャーアーキテクト株式会社

事業内容: ITを武器とした課題解決型のコンサルティングサービスを提供。中小・中堅企業から大企業まで、お客様の抱える経営上の課題を経営者の視点で共有し、お客様のビジネスの本質を理解した上で、実践的なノウハウをもとに先進ITを駆使した情報システムを構築することで課題を解決するITコンサルティングを行う。

周囲に影響力を発揮したい方、難題にチャレンジしていきたい方にはぜひご応募いただきたいと考えています。同社は、昨年ホールディングス化したこともあり、今までのノウハウを活かした様々なビジネス・サービスを作っていきたいと考えている状況ですので、「こんなことを自分でやってみたい」というベンチャーマインドをお持ちの方にはぴったりの環境かと思います。
また、最新技術も常に追い求め、取り入れている企業なので、技術が好きな方もぜひチャレンジしてみてください。

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