「英語やらなきゃ…」って思ってるだけの自分を、そろそろ卒業したい

新しい環境にも少し慣れてきたころ、「英語、そろそろちゃんとやったほうがいいのかな」と、ふと思ったことはありませんか?今の仕事で必要なわけではない。けれど将来のことを考えると、英語ができたほうがいいのはなんとなく分かっている。そんな「やらなきゃ…」という気持ちを、ずっと抱えたままにしている方は意外と多いのではないでしょうか。本記事では、英語を学ぶ意味をあらためて整理したうえで、成果につながる効果的な学習法をご紹介します。「英語をやりたいのに、続かない」「ちゃんと意味のある勉強がしたい」という方に向けて、最初の一歩を踏み出すための実践的なヒントをまとめました。

公開 : 2025/08/19 更新 : ----/--/--

新しい職場・仕事で活躍するには何が必要?
転職1年目、なんでも相談室

本連載では、転職後のさまざまな壁を乗り越えて、新しい職場で活躍するためのコツをアドバイス! 入社直前の不安な気持ちから、入社後の仕事・人間関係のトラブルまで、転職後1年目に起こりうる「あらゆるお悩み」を取り上げていきます。

今回のお悩み

英語をやった方がいいのは分かってる。でも何から始めればいいのか分かりません……

転職して半年ほどになる30代の会社員です。仕事にも少し余裕が出てきて、前々から気になっていた英語の勉強にチャレンジしたいと思っています。これまでにも何度かトライしてきたことはあるのですが、とりあえず単語帳を買っただけで満足してしまったり、YouTubeで学習法を探して終わってしまったり……。やる気がないわけじゃないんです。でも、正直なところ、何から始めたらいいのか分からないし、 どう進めればいいのかがよくわからなくて、結局いつも続きません。

まずは“英語ができたら嬉しいこと”を考えてみよう!

まずは“英語ができたら嬉しいこと”を考えてみよう!のイメージ-type転職エージェント

こんにちは、『転職そのあとLABO』のかずえです。
今回のお悩みは、英語学習についてですね。

今の仕事に慣れてくると「そろそろ何かスキルを伸ばしたい」「ずっと気になっていた英語に再挑戦したい」と思う方、確かに多いですよね。

このお悩み、私自身にも覚えがあります。かつての私は「英語、やった方がいいよな…」と思っていただけで、何も始められないまま月日が過ぎていました。でも今では、英語を毎日学び続けて9年目になります。学び方の順番と心が折れない続け方を知ったことで、ようやく習慣にできたんです。

ここからは、そんな私が実際に試して手応えを感じた、効率よく身につく学習法をご紹介します。

まず、一歩目として大事なのが目的を決めることです。ビジネスで使う予定がない場合は、数字ではなく、自分がワクワクできる具体的なシーンをゴールにするのがオススメです。その方が「これを使える日が楽しみ」という気持ちが自然に湧き、結果として続ける力につながります。TOEICや英検のスコアも価値はありますが、日常の場面を想像する方がモチベーションを保ちやすいのです。

・海外旅行でカフェ注文がスムーズにできる
・入国審査で落ち着いて受け答えできる
・英語のレシピ動画を見て料理が作れる

私の場合は「海外旅行の時に現地の人と緊張せずに話したい」という目標から英語学習を始めました。こうした目標は達成した瞬間に自分の成長を実感でき、「次はもっと話せるようになりたい」「別の場面でも試したい」という意欲が自然と湧きます。これこそが学習を長く続けられる原動力になるのです。

英語は「聞く→話す→読む→書く」の順番でスタートすべし

では何から始めたらいいのでしょうか?多くの大人は、英語学習を「文法」や「単語暗記」から始めがちです。でも実は、私たちが日本語を覚えたときと同じように、“聞いて真似する”ところから入る方がずっと効果的なんです!

ステップ1:聞く(リスニング)

赤ちゃんが母国語を習得する過程を思い出してみてください。最初は意味も文法も分からないまま、ただ周りの大人の話す音をひたすら耳に入れていますよね?英語学習も同じで、まずは耳を英語に慣らすことが出発点です。聞き取れないでペラペラと話せる人はいません。単語帳の暗記に走るより、音のリズムや抑揚を体で覚えることが、後の理解力や発音の土台になります。

おすすめは、ディズニー映画など、発音が明瞭でスピードがゆっくりな児童向けアニメ作品。聞き取れなくても字幕や映像から内容を推測しながら、毎日少しずつ耳を鍛えましょう!ポイントは意味が分からなくても気にせず続けることです。次のステップに移る判断基準は、8〜9割聞き取れる感覚があるかどうかです。

ステップ2:話す(スピーキング)

次のステップはスピーキング。まずは聞いた音をそのまま口に出すのを繰り返すことで、耳と口の両方を同時に鍛えられます。最初は5〜7語程度の短いフレーズや会話のやり取り(例:注文フレーズ、あいさつ、自己紹介)から入ると取り組みやすいです。YouTubeなどで「英語 聞き取り」と調べるとたくさん出てきますのでご自身のレベルに合わせたものでチャレンジしてみてください!発音やリズムをそっくり真似ることが、自然な英語の感覚を身につける第一歩です。声が出せない場所では口パクでも可。言えない音は聞き取れないので、スピーキングをすると必然的にリスニング力も伸びていきます。次のステップに移る判断基準は、こうした短いフレーズを止まらずに最後まで言えるようになり、発音やリズムがモデル音声と大きくずれずに再現できていると感じられるかどうかです。

ステップ3:読む(リーディング)

耳と口が慣れてきたら、音声付きの短文に進みましょう。音声を流しながら文字を追う“聞き読み”で、耳から入る音と文字・語順のつながりを理解していきます。YouTubeなどで「英語 物語 朗読」などと調べるとたくさん出てきます。分からない単語は文脈から意味を推測しつつ調べると、記憶に残りやすくなり、翌日に同じ素材を通して読むことで、記憶の定着がさらに高まります。次のステップに移る判断基準は、この聞き読みを使って長文をスムーズに最後まで読めること、そしておおよそ7〜8割の内容を理解できる感覚があることです。これができれば、リーディングの基礎が固まったサインです。

ステップ4:書く(ライティング)

仕上げは書き取り(ディクテーション)や日記。1分以内の音声を書き取り、英語字幕で答え合わせ→再度リピート。通勤などの隙間時間にはディクテーション対応アプリが便利です。日記はまず1〜2文から始めましょう。短くても毎日英語で表現する習慣をつけることで、思考を英語に切り替える訓練になります。慣れてきたら少しずつ文の量を増やすと、表現の幅が広がり、自然に使える語彙や構文も増えていきます。

まとめ

まとめのイメージ-type転職エージェント

いかがでしたか?今回ご紹介した学び方や進め方を思い浮かべると、具体的な自分の英語学習のイメージが湧いてきたのではないでしょうか。

ビジネスで使わない場合、日常での具体的な目標―例えば旅行での注文や海外ドラマを字幕なしで楽しむなどを設定すると学びやすく、数値だけでは得られない達成感も味わえます。

聞く→話す→読む→書くの順で進めれば、自然に基礎が身につきます。今日からの5分が、数か月後の「聞ける・話せる」につながります。あなたの英語学習を心から応援しています!

相談室の人
かずえ

かずえ

『type転職エージェント』の企業担当として約3年間に渡り、大手、中小、ベンチャーと幅広い企業の採用活動をサポート。 WEB業界やIT業界を中心に70社以上の中途採用を支援してきた経験を活かし、転職者のその後の活躍を支援するチームで活動を始める。 好きな業務は、企業の人事との意見交換。周りからよく言われる性格は「スーパーポジティブ」

シェアでみんなの仕事活躍を応援!