転職後の初ボーナスはいつもらえる?

本日のお悩みは「ボーナス」について。転職して初めてもらえるボーナスを受け取れるタイミングや金額が決まる仕組みなどについて紹介します。

公開 : 2022/11/22 更新 : ----/--/--

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本連載では、転職後のさまざまな壁を乗り越えて、新しい職場で活躍するためのコツをアドバイス! 入社直前の不安な気持ちから、入社後の仕事・人間関係のトラブルまで、転職後1年目に起こりうる「あらゆるお悩み」を取り上げていきます。

今回のお悩み

4月に中途入社した場合、冬のボーナスはもらえる?

もうすぐ冬の賞与のタイミングなのですが、私は4月入社のため在籍期間が1年未満です。今回の賞与はもらえるのか気になっているのですが、お金の話はなかなか上司や周囲の人にも聞きにくくて……。営業職なので毎月の売上目標がありますが、まだ未達成の割合の方が多いです。年収アップを狙って転職したので、少しでももらえたらいいなと祈る毎日です。

一般的な規定なら、4月入社の転職者は冬の賞与はもらえる可能性大

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こんにちは、おき姉です。

ボーナス、賞与、わくわくする言葉ですよね!
特に冬の賞与は直後にクリスマスや年末などイベントも控えているため、もらえると嬉しさも大きいものです。

では早速、賞与の仕組みについて解説していきましょう。

結論から言いますと、あなたが賞与支給の対象かどうかは、会社の賞与規定によります! なので、上司に聞きにくい場合は、人事部などに問い合わせてみるのが一番確実。人事部の中に細かく部署が分かれている会社であれば、「労務」が担当部門になるかと思います。普段関わりのない部署に問い合わせするのはちょっと勇気がいるかもしれませんが、人事部はそういった社員からの声に対応するのが仕事ですから、臆せず聞いて大丈夫です。

というわけで、おき姉からは「一般的な賞与規定の企業」を想定して解説していきたいと思います。

賞与がもらえるかどうかは主に在籍期間で判断されるので、4月入社の場合、冬の賞与はもらえる可能性が高いです。

【一般的な賞与規定の例】
10月~3月の評価 → 夏季賞与(6月、7月くらいに支給)
4月~9月の評価 → 冬季賞与(12月に支給)

この規定の場合、4月入社の方は夏季賞与の対象にはなりませんが、会社の厚意で数万円程度(業績次第)のプチ賞与が出ることもあるようです。大手企業だと賞与規定の中にこの「寸志」の扱いが明記されていることもあるので、やはり「まずは就業規則を要チェック」ですね。

また、「決算賞与」と言って、その年度の会社の業績に応じて臨時で支給される賞与もあります。こちらは、支給月の前月末時点で在籍していると対象となる可能性があるので、タイミングによっては夏と冬のボーナスより先にもらえることもありそうです。

ただし、皆さんもご存じかと思いますが、賞与は「会社の業績」と「個人の成績」によって支給額が決まるという規定を設けている企業が大半です。では、具体的にはどのように賞与金額は決まっていくのでしょうか?

企業はどのようにボーナスの支給額を決めているか

企業が設ける賞与規定では、上記に挙げた計算対象期間の他に、支給回数(年に2回ですよ、など)、支給時期(夏と冬ですよ、など)、評価の指標(この目標の達成率ですよ、など)が記載されています。

この「評価の指標」は、分け方や名称は企業によりますが、だいたい次の3つの内容に分けられています。

業績評価

会社の業績への貢献度や個人目標の達成率などを評価する項目です。計算対象期間中の個人や部署に課された目標をどれだけ達成できたかが指標なので、具体的に数値化されており、誰が見ても分かりやすいのが特徴。営業職の方は特に賞与額に大きく影響する項目と言えそうです。

能力・スキル評価

自身の役職に応じたスキルの有無や、業務に必要な資格取得などを評価する項目。業績評価の数字には表れないけれど、目標達成のためにどう努力、工夫したかという点が反映されます。マネジメント職など、会社から期待される役割をしっかりと遂行できているかもこの項目に含まれます。

行動評価

チームで協力できているか、仕事への責任感といった「勤務態度」や、遅刻・欠勤がないかなどの「勤務状況」、発言内容や普段の仕事への姿勢などを評価する項目です。

これらと、計算対象期間にどれだけ在籍していたか、会社全体の業績の掛け合わせによって賞与の支給額は計算されるのです。転職後の初ボーナスをこれから迎える方は、こうした項目を知っておくと、日々の仕事への向き合い方も変わるかもしれませんね。

ちなみに、年俸制では、最初に決められた年俸額を14分割や16分割して、一般的な賞与のシーズンに月額にプラスして支給されるという形式も。この場合は、会社の業績次第でカットされるものではないので「今度のボーナスは出るかしら」とそわそわする必要はありません。会社の給与制度について不明点があれば、やはり一度人事部に問い合わせてみましょう。

シンプルに「早期立ち上がり」を目指そう!

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いろいろと説明してきましたが、賞与制度がある会社であれば、いずれ条件がそろえば必ずボーナスはもらえるもの。ですから、賞与を気にして仕事をするよりも、シンプルに「活躍するにはどうしたらいいか」を追求して頑張る方が良いのではないかとおき姉は思います。

ついつい賞与金額の大小に一喜一憂してしまいますが、同じくらい大事なのが「査定結果のフィードバック」です!

企業側としても、賞与を支給することで仕事へのモチベーションを上げてもらいたいと考えています。なので、「あれ、何か少なくない?」「あの人の方が多いのは何で?」など、社員に疑問や不満が残ってしまうのは避けたいもの。「どういう基準で、このような計算をして、この金額になった」と説明する準備をしています。

上司から、「この期間のあなたの働きをこう評価しているよ」と説明されたことに対して、自分自身はどう思うのか、次に向けてどう行動していくのか。今後の成長につながる重大な情報ですから、ぜひ納得がいくまで話し合ってみてほしいと思います。

その際は、今回の賞与額についての交渉ではなく、今後の業務についてどう頑張ってほしいと思われているのかのすり合わせというスタンスで前向きに臨めるといいですね。

日本経済が成長して、皆さんにたくさんの賞与が届きますように!(最後はどうしても神頼みしてしまうおき姉でした)

相談室の人
相談室のおき姉(おきねぇ)

おき姉(おきねぇ)

『type転職エージェント』のキャリアアドバイザーとして1000人以上の転職サポートをしたスキルと経験を生かし、ユーザーさんの転職後の仕事活躍を全力サポート中。一番好きな業務は、ユーザーさんからの入社後アンケートを読むこと。苦手な業務は上司へのプレゼン

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