転職1年目、なんでも相談室
転職して今の仕事に飽きてきたかも…マンネリを打破するためにやるべきこととは!?
当初は新しい環境に飛び込み、成長できると期待していたものの、時間が経つにつれて毎日が同じことの繰り返しのようでやりがいを感じなくなってきた……と思うときありませんか?しかしそんな時こそ成長のチャンスかも!?そこで今回は、仕事にマンネリを感じた時に、何をすべきなのか具体策をお伝えします。
公開 : 2024/09/24 更新 : ----/--/--
新しい職場・仕事で活躍するには何が必要?
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本連載では、転職後のさまざまな壁を乗り越えて、新しい職場で活躍するためのコツをアドバイス! 入社直前の不安な気持ちから、入社後の仕事・人間関係のトラブルまで、転職後1年目に起こりうる「あらゆるお悩み」を取り上げていきます。
転職して1年が経ち仕事がマンネリ化してきた……
転職して1年が経過しました。当初は新しい環境での挑戦でワクワクしていましたが、最近は同じことの繰り返しで、お客様への提案内容も代り映えがなく、ただこなしているだけの感覚になってしまいました。「このままでいいのだろうか……」と焦りを感じていまして、こういった場合は早々に転職を考えるべきなのか何かアドバイスをいただけたら嬉しいです。
マンネリ化を感じてしまうのは、仕事の本質や目的への理解が足りないから!?
こんにちは、『転職そのあとLABO』のかずえです。
転職してある程度慣れてくるとルーティン化することも増え、単調な日々に感じてしまうこともありますよね。それが続くと「私ってこのままで良いのかな?」と不安になってしまう方も多いのではないでしょうか。
そんな方にまずお伝えしたいのが、仕事のマンネリ化を感じてしまうのは、その仕事の本質や目的への解像度がまだ足りない可能性があるということです。
マンネリ化は言い換えれば、今の仕事内容がしっかりと身についているという意味でもありますよね。だからこそ次のステップに進むことが必要となっていきます。
次のステップというのが「チーム全体の効率化を図る提案を行う」といった自分の業務範囲よりも広い視点を持ったり、視座を高めて仕事をすることであり、そのためには仕事の本質や目的の理解を深める必要があります。
もしあなたが今、仕事に対してマンネリ化を感じ、意義を感じられなくなってしまっているのであれば、視点や視座を変えて仕事をする成長タイミングがやってきたということかもしれないのです。
そして、今の職場で得られる成長機会を最大限に活かすことができれば、転職するよりもさらなるキャリアアップにつながる可能性がありますので「やりがいを感じなくなってきた…」というタイミングで焦って転職活動を行うのはオススメできません。
しかしながら、いきなり「仕事の本質や目的を理解しろ」と言われてもどうしたらいいのか、なかなかイメージがつきにくいところもあるかと思います。
次で具体的な流れを解説していきます。会社のビジョンや方向性から自分の役割を再認識することから始めよう!
仕事の本質や目的というのは、会社のビジョンや方向性から自分の役割を把握するということです。
あなたは、自分の今の業務が会社全体にどのような影響を与えているかきちんと説明できますか?会社が目指している方向性・ビジョンを本当に理解していますか?
営業成績や直近の事業部や会社の利益はもちろん把握しているかと思うのですが、その先の会社の長期的な成長・ビジョンにどのように貢献しているのかをもう少しかみ砕いて理解することから始めてみましょう。
会社がどんな未来を描いているのか、その中で自分の役割はどうしていくべきかを、今一度分析してみることで、単なる目の前の成果ではなく、「自分の行動が会社にどう影響を与えているのか」といった視点や視座で仕事を進めることが出来ます。
ただとはいっても、会社のビジョンや長期的な目標は経営層だけが把握していたり、状況に応じて会社のビジョンも流動的に変化することもありますよね。
その場合には事業部やチームが何を目指し、どんな課題に直面しているのかを把握することから始めてみてください。会社全体のビジョンが明確でなくても、事業部やチームはより具体的な目標や方向性が定まっているはずです。自分の業務をチームや事業部の目標に当てはめ、そのために自分がどう動くべきかを再確認してみましょう。
把握するにはいろいろな人に聞きに行くのも手だと思いますし、会社の内部資料や公開レポートを見直してみたり、過去の成功事例やプロジェクトを振り返り自分の関与した施策が会社の成長にどう影響を与えたかを整理するといった方法でもできるかと思います。
自分の業務を分析しよう!
会社のビジョンや方向性、事業部やチームの目標や方向性の理解ができ、自分の役割を再認識出来たら次に自分の業務の見直しです。
自分の担当業務やチームの業務フローの中で、目指すビジョンや方向性においてネックになる改善すべきポイント、達成するために効率的にできる部分、達成においてやるべき新たな施策などを考えてみてください。
例えば「既存顧客の満足度を高め、長期的な関係を築く(1年以内の解約率を20%削減する)」といったチームのビジョンや目標があるとしたら課題に対してこのように考えます。
目指すビジョンや方向性においてネックになる改善すべきポイント: ⇒営業活動が契約締結までに集中し、導入後のフォローアップ体制が弱い気がする。営業チーム内およびカスタマーサクセスとの情報共有をもっと盛んに行える仕組みを作ったらどうだろう?例えば引継ぎシートみたいなものを導入するのはどうだろう? 達成するために効率的にできる部分: ⇒営業資料が各メンバーによってローカルで管理されているため、資料のバージョン違いや更新ミスが発生しやすいので、営業資料や提案書をクラウド上(Google Drive、Dropboxなど)に管理するように統一してみたらどうだろう? 達成においてやるべき新たな施策: ⇒ずっと長く使ってもらうために顧客満足度を定期的に調査するようにしたらどうだろう?顧客の声をリアルタイムでキャッチして製品やサービスの改善を図れればもっと長期的な顧客ロイヤルティを築くことができるのでは?
考えてみるときっと1人で完結できず様々な人を巻き込んでいくような施策が出てくるかと思います。
それがまさに、自分の業務範囲を広く捉え視点や視座が変わっているということです。
施策を上司に提案しよう!
様々な施策案を考えたら次にすべきはもちろん上司への提案です。
会社のビジョンや方向性、事業部・チームのビジョンや方向性に対して、自分がどの部分でそれに貢献できるのかを上司にぶつけたうえで先ほどの案を提案してみましょう。
上司の立場としては、その提案がビジョンや方向性とズレていないものであればOKするはずです。
もし反対されたのであれば方向性やビジョンの認識が間違っていた、もしくは新たな施策によるメリットがデメリットを超えられないからということになります。その場合には上司と再度認識をすり合わせたり、デメリットを超えるメリットを再度明確に示す必要が出てきます。提案が通らなかったとしても諦めずに提案が通らなかった理由をしっかりと理解し、上司のフィードバックを反映させブラッシュアップしてみましょう!
あとは提案が通ったら実行するのみ!いろんな人を巻き込んでの業務は難しく様々な壁にぶつかることとなると思いますが、脱マンネリ化はもちろんのこと、新しいスキルを得られたり、社内でのネットワークを広げられることにより将来的なキャリアパスにつながったりとご自身のキャリアアップにつながることと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
初めは刺激的で新鮮だったけれどだんだんとマンネリ化してくる……というのはどこの環境においても経験することなのかもしれません。
しかしそんな時こそ、 次のステップに進む成長のチャンスだと捉え、自分の仕事の本質や目的に立ち返り、自分の業務を見直し提案して実行していくことが大切です。
無理はせず、でも「自分の一歩が会社全体の成長に繋がっていくんだ」ということを意識して、自分のペースで行動をしていきましょう!
かずえ
『type転職エージェント』の企業担当として約3年間に渡り、大手、中小、ベンチャーと幅広い企業の採用活動をサポート。 WEB業界やIT業界を中心に70社以上の中途採用を支援してきた経験を活かし、転職者のその後の活躍を支援するチームで活動を始める。 好きな業務は、企業の人事との意見交換。周りからよく言われる性格は「スーパーポジティブ」