転職1年目、なんでも相談室
同僚のレベルが低いかも…新しい職場でそう感じた時に試すべき対処法
今回のお悩みは転職先で気になった同僚のレベルの低さについて。そう感じたときはまず初めに本当に同僚のレベルが低いのか、それとも自分の期待が高すぎるのか、前職の「当たり前」を捨てきれずにいるのか見極めることが重要です。また、仮に本当に同僚のレベルが低い場合でも、それを自分の成長のチャンスと捉えることできればより充実した充実した職場生活を送ることができるかもしれません。詳しく解説していきます。
公開 : 2024/07/22 更新 : ----/--/--
新しい職場・仕事で活躍するには何が必要?
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本連載では、転職後のさまざまな壁を乗り越えて、新しい職場で活躍するためのコツをアドバイス! 入社直前の不安な気持ちから、入社後の仕事・人間関係のトラブルまで、転職後1年目に起こりうる「あらゆるお悩み」を取り上げていきます。
転職した先の同僚のレベルが低いと感じる……早々に転職すべき?
今の職場に転職して4か月ほどです。業務は一通りなんとなく覚えてきましたが同僚のレベルの低さに少し違和感を感じてきました。短期での離職にはなってしまうのですが、もう少しレベルの高い会社に転職することを考えた方がいいのでしょうか?
まずは本当に「レベルが低い」のか考えてみよう
こんにちは、『転職そのあとLABO』のかずえです。
ようやく新しい職場の環境に慣れてきた頃、「同僚のレベルが低いかも」と違和感を感じ不安やストレスを感じている方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、まず立ち止まって考えてほしいことが、どうして「レベルが低い」と判断したのかということです。
「スピード感が前職よりも遅い」、「前職よりも非効率な方法で仕事を進めている」など、前職と比べたことであったり、自分の期待したことと違ったなどが原因だったりしませんか?
もしそうであれば環境が変われば求められることも違うということを前提として考えてみましょう。
新しい職場にはそれぞれ独自のカルチャーや働き方があります。前職との違いが大きい場合、そのギャップに戸惑いを感じることがきっとあることかと思います。ですが、同僚の仕事の進め方やコミュニケーションスタイルが、自分の慣れ親しんだものとは異なるだけで、実際にはパフォーマンスを発揮している可能性もあるということを考えてみてはいかがでしょうか。
質問者さんのように入社して半年未満ですとまだまだ見えていないこともあるかもしれません。自分が重要視していない部分であったり見えていない部分で同僚の方がレベルが高いということもよくあることです。
自分の価値観のみでの判断になっていないか?自分が見えていない部分で同僚がパフォーマンスを発揮していることは無いか?をこの機会にもう一度振り返ってみましょう!
本当に「レベルが低い」のであれば実は大チャンス!?
しかし、振り返って客観的に判断しても本当に「レベルが低い」場合はすぐに転職した方がいいのでしょうか?答えはノーです。なぜならば、大チャンスだからです。
本当に「レベルが低い」のであれば自分の目標達成だけでなく、チーム・部署・会社が150%達成するために自分の強みを活かしてどうしたらいいか?自分がリードしてその組織をよりよく変えていけないか?と目線を広げて仕事をすることが出来ます。
周りが優秀すぎる環境下ですと自分の仕事に精一杯となり、そこまで手が回りません。
そこで具体的にどんな成長機会を得られるかについてまとめてみました。
マネジメントやリーダーシップの機会を得られる
同僚・部下の育成や会社の運営により積極的に関わることで、マネジメントやリーダーシップやコミュニケーションスキルを磨くことができます。またチーム全体のパフォーマンス向上にも貢献ができ、一気に出世のチャンスが高まります。
新しいスキルを習得する機会を得られる
マネジメントやリーダーシップの他、自分が普段は触れない分野やタスクに取り組む機会が増え、新しいスキルや知識を習得することができ、自己成長につながります。
より社内でのネットワークを広げられる
自分の業務だけでなくチームや部署のため、会社のためと視野を広げることは、他の部署や上司とコミュニケーションを取る機会が増えることを意味します。これにより、社内でのネットワークが広がり、将来的なキャリアパスにつながったり、大規模プロジェクト参加のチャンスが増えるかもしれません。
いかがでしたか。同僚のレベルが低いことが仮に事実であったとしても、それを自分の成長のチャンスと捉えることができれば、より広い視野・より高いレベルで仕事を行うことにつながります。
つまり、ご自身の能力やスキルが同僚よりも高いのであれば、転職せずにその場にとどまったほうが価値をより作りやすいということです。
まとめ
転職して4ヶ月ほどですと、前職とのギャップにより同僚のレベルが低いと感じやすい時期かもしれません。
でもそれは本当に同僚のレベルが低いのか、それとも自分の期待が高すぎるのかを見極めることが重要です。
また、本当に「レベルが低い」という状況であっても、自分の強みを生かしてマネジメントやリーダーシップの経験を得たり新しいスキルの習得する機会を得ることで、組織全体のパフォーマンス向上に貢献したり、キャリアの選択肢を広げることに繋がるかもしれません。
まずは何事もチャンスと捉え行動してみることが大切です。無理はしすぎずない程度に頑張っていきましょう!
かずえ
『type転職エージェント』の企業担当として約3年間に渡り、大手、中小、ベンチャーと幅広い企業の採用活動をサポート。 WEB業界やIT業界を中心に70社以上の中途採用を支援してきた経験を活かし、転職者のその後の活躍を支援するチームで活動を始める。 好きな業務は、企業の人事との意見交換。周りからよく言われる性格は「スーパーポジティブ」