『新規事業』や『新規立ち上げ』におけるギャップについて

『新規事業』や『新規立ち上げ』におけるギャップについて

斉藤由梨
2019 / 9 / 17

『新規事業』や『新規立ち上げ』と聞くと新しいチャレンジにワクワクし、裁量を広く持って活躍できそうなイメージを持つで方が多いのではないでしょうか。

実際、チャレンジングでやりがいを感じることも多い業務に携われるのは事実ですが、一方で、新しいからこそ不確定要素も多く、ギャップが生まれやすい側面もあります。

これから作り出すからこそ、求人側と求職者側のイメージが刷り合いきらず、入社後にギャップが生まれやすい『新規事業』や『新規立ち上げ』に関して、どのようなギャップのリスクがあるのか紹介していきたいと思います。

■新規というのはどの範囲か

もしあなたが『新規事業』や『新規立ち上げ』に関わりたいと考えている場合、具体的にどの範囲をイメージしているでしょうか?

例えば、「何の事業を行うのかをゼロから検討し考える」、「事業の骨子はできているのでそれをオペレーションに乗せる」など、イメージの範囲が異なる可能性があります。企業側のイメージを把握するにはその企業の特徴によって把握できる場合があります。

①企業理念や事業方針が明確な企業の新規事業の場合

既存で掲げている企業理念や事業方針とは全く異なるものを立ち上げたいと明言していない場合、ある一定の経営/事業方針や構想に沿って、企画や立ち上げを行っていく可能性が高いです。

その為、どの市場に対して何をするのかをゼロから決めたいと考えている方は、マッチしないかもしれません。

一方であなたが具体的に携わりたい領域や事業イメージを持っている場合、既存の事業の特徴を捉えることでその企業のビジネスの癖(マネタイズの考え方、成長スピード、売上規模等)のようなものは理解できる可能性があります。

②様々な領域の事業を多角的に展開している企業の場合

様々な領域の事業を多角的に展開している企業の場合、必ずしも企業理念や事業方針がないわけではありませんが、この市場でなければならない、領域はココといったこだわりを持たないことも多いです。

一部の企業ではある一定の予算を提供し、その中で新しい事業を好きに立ち上げて良いという企業もあります。(もちろん、一定期間での収益化も求められるのですが。)

その場合、どの市場に対してどのような事業を行うのかをゼロから自身で構想し実現していくことになります。

③これまでの事業方針や既存事業とは異なる新たな事業を立ち上げたい企業

①②と多少異なるのが、既存事業や事業方針は既にあるけれども、長期的な企業成長を見据えて、次の売上の柱となる新しいビジネスを立ち上げたいというニーズです。

この場合、新しい事業であってもこれまでのビジネスのリソースを使用するのか、これまでの事業と全く関連性を持たせないのかという点によって全くのゼロからの構想なのか、ある一定は決まった部分からの構想なのかに差が出てきます。この部分は企業毎に確認が必要です。

■その企業にとっての新規事業とはどういう意味を持つのか

前項では新規の意味合いについて触れましたが、その企業にとって新規事業がどういう位置づけで、どのような意味を持つのかによっても大きく変わってきます。

①新規事業に慣れていて珍しくない企業

多角化してて様々な事業を展開している企業は新規事業にもある程度慣れていて、社内での新規事業に対する特別感が少ないです。(多少の失敗は織り込み済みという企業もあります。)

この場合、新規事業だからと変なプレッシャーを感じすぎずすむとも捉えられますし、1つ1つの事業に全社で注力する、全社から協力を得るということにはなりずらいかもしれません。捉えようによって良くも悪くもなり得ます。

②新規事業に慣れていない企業

今後の企業の未来を占うような新規事業である場合、大きな予算をかけ全社からの協力を得つつ、一方で成否に対するプレッシャーも良くも悪くも大きくなります。

また、新規事業に対して社員全員が良い感情を持っているとも限らない為、実は全社プロジェクトだけれども、社内の協力や理解が得られないといったことも考えられます。

この場合、新規事業に対して誰がどこまで理解を示しているのか、協力を得られるのかは予め理解はしておきたいところです。

2つのポイントで『新規事業』や『新規立ち上げ』に関してギャップになりそうな点を見てきました。細かく見れば色々なポイントが他にもありますが、エージェントではこういったポイントを把握した上で可能な限り情報提供いたします。