音声メディアでお気に入りの番組と出会うには

アプリをダウンロードして聴き始める準備はできたものの、コンテンツが多過ぎてどれを聴いたらいいのか分からない! 音声コンテンツを聴きなれない初心者が「耳からインプットできてる〜!」と思える番組を見つけるにはどうしたらいいのでしょう?
※記事内の情報は2023年4月時点、編集部調べによるものです。

公開 : 2023/04/27 更新 : ----/--/--

「ながら通勤」で学びも、癒しも
音声コンテンツ、聴き始めガイド

リモートワークは増えたけれど、まだまだ出勤派が大多数。転職を機に、“ながらインプット”を始めたいと思った方も多いのでは?
通勤時間の有意義な過ごし方として定着してきた音声コンテンツの嗜み方について、「耳から情報収集歴15年」の音声メディアフリークがレクチャーします。

教えてくれた人
のりおさん

のりおさん

『type転職エージェント』のキャリアアドバイザーでもあり、Podcast歴15年の音声メディアフリークでもある。
愛用しているアプリは『Spotify』『radiko』『Audible』など
聞き手
ねもやん

ねもやん

通勤時間片道1.5時間の会社員。のりおさんの部下。
電車の中ではもっぱら『Pokemon GO』をしていたが、腕の筋力が低下してきたので音声メディアに乗り換えたいと思っている

芸能人以外の番組を見つけるのは至難の業?

芸能人以外の番組を見つけるのは至難の業?のイメージ-type転職エージェント

『Spotify』をダウンロードしてみました! が、パッと見た感じ聴きたいと思えるPodcast番組が見当たりません。私は何を聴いたらよいのでしょう?

ねもやん

のりおさん

ねもやんは“推し”はいないんですか? 芸人、アイドル、声優の冠番組は無限にあるので、推しがいるなら検索してみてはどうでしょう?

あんまりそういうのいないんですよねー。でも、とりあえず人気の芸人さんのを聞いてみようかな。

ねもやん

のりおさん

まぁおすすめはしたものの、実は芸人系やアイドル系の音声番組は、その人のことを好きなファン層向けに作られていることも多いので、一見さんならぬ一耳さんには面白さが分かりにくい可能性もあります。もちろん一発でハマることもあると思いますけどね。

確かに、興味がない人のトークを楽しむ自分を想像できません……。でもレコメンドされるのってそういう芸能人の番組ばっかりで、その他の番組をどう探していいのかが分からないんですよ。

ねもやん

のりおさん

『Spotify』だけでも500万以上のPodcast番組があるそうですからね。レコメンドのロジックも単に再生回数が多いだけじゃなくいろいろな要素が組み合わさってるでしょうから、どうしても著名人系に偏ってしまうのかもしれません。

っていうか私、もともと通勤時間を使って仕事に役立つ知識とかビジネスっぽいインプットがしたくて音声メディアライフを始めたいんだった。

ねもやん

のりおさん

であれば、人気ランキングとか年間アワードから探してみてはどうでしょう。

ランキングですかぁ? 人気があるからといって自分に合わない番組を聴いてもつまらないんじゃないですか? ちょっと浅はかじゃないですか?

ねもやん

のりおさん

……そういうのは何かしら聴いてから言いなさいよ。確かに、人気がすべてではありません。でも、人気がある番組はそれだけ多くの人が「面白いと感じている」とも言えるので、初心者にはやはりおすすめです。

なるほど、説得力ありますね。

ねもやん

のりおさん

しかもあなたは「ビジネスっぽいやつ」とか言ってるくらい、興味・関心がふわっとしていますから、食わず嫌いしないでいろいろ聴いてみた方がいいですよ。

ぐうの音も出ません。

ねもやん

のりおさん

よろしい。『ポッドキャストランキング』は、日本の主要なPodcastアプリのランキングが毎週更新されていますから、お使いのアプリのランキングを見てみてください。あとはちょうど今年の『JAPAN PODCAST AWARDS』が3月に発表されたところなので、それを見てみましょうか。

JAPAN PODCAST AWARDSのイメージ-type転職エージェント

大賞は『Audible』の独占番組みたいですね……。

ねもやん

のりおさん

あ。

でも『Spotify』の番組もたくさんありますね! ベストナレッジ賞のノミネート作品とかが私のイメージする「ビジネスっぽい」に近いかも!

ねもやん

のりおさん

去年ベストナレッジ賞を受賞している『a scope ~リベラルアーツで世界を視る目が変わる ~』は私もおすすめです。

確かに面白そうです。聴きたいものが見えてきました!

ねもやん

「話し手」ではなく「作り手」で番組を選ぶ

「話し手」ではなく「作り手」で番組を選ぶのイメージ-type転職エージェント

ランキングやアワード以外にも良い番組の探し方はありますか?

ねもやん

のりおさん

「誰がしゃべっているか」ではなく「誰が作っているか」に注目して探すのも良いかと。例えば先ほどの『a scope』の番組詳細欄を見てみると「NewsPicks制作」と書いてありますよね。

ほんとだ!

ねもやん

のりおさん

制作者がテレビ局、ラジオ局、出版社あたりだと良コンテンツが多い印象です。なぜなら、「コンテンツ作りのプロ」が作ったということですから、番組としての聴きやすさがかなり保証されるんですよね。あくまで私の経験上ですけどね。

参考になります!

ねもやん

のりおさん

内容を気に入ったら、次にパーソナリティーの話し方やトークの雰囲気が好みに合うかどうかを実際に聴いて確かめてみてください。
あとは、一回の放送の長さや更新頻度などもそれぞれ違いますから、自分の生活サイクルに合うものが見つかるといいですね。

ふむふむ。
確かにもう更新されていない番組は、“ドラマの一気見”みたいに休日に「一気聴き」するのもいいですね。

ねもやん

のりおさん

ラジオ番組はだいたい週一で更新されるので、いくつかお気に入りの番組が見つかったら自分だけの「時間割」ができてきますよ。

知的なインプットが習慣化されそうです。

ねもやん

のりおさん

私はルーティンで聴く番組がある程度決まっていて、そこにゲストで登場した人が面白かったらその人の番組を探す「数珠つなぎ方式」で新しい出会いをするパターンが多いですね。

ちなみにのりおさんのルーティンの番組は何ですか?

ねもやん

のりおさん

『COTEN RADIO(コテンラジオ)』とか『荻上チキ Session』とかですかね。あとは『POP LIFE』も更新が終わってしまいましたが好きでした。それから、宇宙……

あ、ちょっと長くなりそうなのでもう大丈夫です!
お先に失礼しまーす。

ねもやん

のりおさん

ひどい。
でも、これで通勤時間が有意義になる日も近そうですね。お疲れ様でしたー。

本日の音声コンテンツ第一歩

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