忘年会や新年会に参加したくない! 転職先での「公式飲み会」を考える

忘年会や新年会、歓送迎会のシーズンになると必ず話題になるのが、”会社の飲み会参加したくない問題”。今回は、ただの飲み会ではなく「中途入社後の初めての職場公式飲み会」に関するお悩みを取り上げます。

公開 : 2023/12/20 更新 : ----/--/--

新しい職場・仕事で活躍するには何が必要?
転職1年目、なんでも相談室

本連載では、転職後のさまざまな壁を乗り越えて、新しい職場で活躍するためのコツをアドバイス! 入社直前の不安な気持ちから、入社後の仕事・人間関係のトラブルまで、転職後1年目に起こりうる「あらゆるお悩み」を取り上げていきます。

今回のお悩み

新しい職場で初めての忘年会に行きたくない

転職して初めての年末を迎えます。職場で大きな忘年会があるらしく、全員参加する雰囲気なのですが、私は会社の飲み会があまり得意ではありません。前職では「飲み会行かないキャラ」だったのでスルーできたのですが、新しい職場ではやはり参加するしかないですよね……。

初参加だからこそ今回の飲み会は「楽勝」です

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こんにちは、『転職そのあとLABO』のねも姉です。

会社の大きな飲み会って、なじみのない人とうわべの会話をしなきゃいけなかったり、お酌をするタイミングに気疲れしたりと、面倒に感じてしまう要素も多いですよね。参加するメリットは理解していても、「飲み会ではこう振る舞わなきゃ」と真面目に考えてしまう人ほど、ハードルが上がってしまいますよね。ましてやご相談者さんは、転職後初めての忘年会ですから、緊張や人見知りの発動度合いもきっと大きいのでしょう。

しかし、実は逆なのです! 「転職して初めての忘年会(公式飲み会)」だからこそ、どう振る舞ったらいいか不安な人も、「気軽に参加できる」ということをまずはお伝えしたいと思います。

転職後初の忘年会こそ「気軽に参加できる」理由

1、話しかけてもらえる

あなたが中途入社の新人さんであることは周囲もよく分かっています。あなたから話しかけなくても、誰かが話し掛けてくれるはず。「話しかけなきゃ」「お酒をつがなきゃ」といった能動的なアクションは意外と必要ないのです。

2、難しい質問はされない

質問される内容も、あなたが新入りであるがゆえに、「前職は何してたの?」「どこに住んでいるの?」など、シンプルなものが多くなります。大人数の飲み会ですから、一人と長時間会話するシーンはほとんどないでしょうし、こうした質問には、「面白い回答」は求められません。当たり障りない会話をしているだけで十分成立するのが、「初参加」の特権ではないでしょうか。

3、お酒を強要されない

令和ですからそもそもお酒を強要されることは極めて少ないと思いますが、新人に対してならそんなことをする人はなおさら少ないはず。「アルコールが飲めない」ことを気にして飲み会に気後れしてしまう人も、転職後初というタイミングであれば周囲が「飲めるかどうか」を聞いてくれるので安心して参加できるでしょう。

冷静に考えれば会社の飲み会にはメリットがいっぱい

初参加ならではの特権を知って、参加したくない気持ちが少し和らいできたのではないでしょうか?

そもそも会社の飲み会が苦手な人は、「自分の立ち居振る舞い」に自信が持てず、参加するデメリットに意識が向きすぎているのかも。冷静にメリットを理解すれば、前向きに参加する気持ちが湧いてくる可能性があります!

メリット1:社内の文化や雰囲気を理解できる

会社の飲み会は、職場の文化や社内の慣習を知るための良い機会です。例えば、忘年会のような大きな規模の飲み会の幹事はどう決まっているのか、定番の催しはどんなものでどの役職の層が主体なのか、同僚たちはどんなスタンスで参加しているのかなど、デスクで業務をしているだけでは分からない「社風」が見えてくるかもしれません。

また、そういった場で必ず話題になる内輪ネタや、伝説エピソードを知るのも、組織に馴染むための材料になります。転職後は組織についてまだまだ知らないことがたくさんあるはず。いろいろな情報をインプットすることで、「会社の一員」になっていけるのではないでしょうか。

メリット2:人間関係構築のチャンス

業務外の場は、リラックスした雰囲気で上司や同僚と交流する良い機会です。仕事仲間との親睦を深めることはシンプルに仕事のやりやすさにつながります。忘年会など大規模な飲み会の場であれば、同じチームだけでなく、普段なかなか接することのない部署の社員と交流するシーンもあるでしょう。そこで少しコミュニケーションしておくことが、将来的な協力関係につながったり、意外な人脈として仕事の役に立つかもしれません。

私も実際に、飲み会では話すけど仕事では一切絡みがなかった他部署の上司のもとに数年後異動することになり、「親しい」状態で上司部下の関係になれたという経験がありました。その会社で長く活躍したいと考えるなら、社内人脈は広いに越したことはないですよね!

まとめ

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気分が乗らない会社の飲み会も、理屈で考えたら意外とメリットがたくさんあります。 もちろん飲み会を断ることも一つの選択肢ですが、どうせ参加するなら前向きに楽しみたいですよね。

転職後の初めての忘年会はこの一回しかありません! このチャンスを逃さず、会社員なら今後も避けては通れない、忘年会、新年会、歓迎会、送別会といった「公式飲み会」に、気軽に参加できるマインド醸成に役立てれば幸いです。

相談室の人
ねも姉

ねも姉

転職情報誌の編集・ライティング、求人広告営業、新卒採用人事、転職サイトのマーケティングなど、さまざまな立場で人材業界にどっぷり浸かり15年超。転職者や人事、経営者など300人以上への取材などで得た知識や自身の転職経験を生かして、転職ノウハウや転職後の活躍応援コンテンツを発信中。最近は小一の息子の忘れ物癖が直らないのが悩み

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