「ベンダーフリー(非製品ベンダー)」が100%良いとは限らない。

「ベンダーフリー(非製品ベンダー)」が100%良いとは限らない。

武藤卓麻
2018 / 12 / 10

前回までは「キャリア」とは、なかなか結びつけづらいコンテンツをアップしてましたが、改めて、「キャリア」に紐付いた内容でブログを書きたいと思います。今回のテーマは「IT製品(ソフトウェア・ハード・クラウド等)ベンダーとシステムインテグレーター(SIer)への転職」という内容です。

IT業界へのご支援が長い私の経験が一つの要因にあると思いますが、IT業界経験者(セールス、SE・PM等)の方とのカウンセリングを多く行なっています。そういった方々の転職の方向性としては、昨今採用活況下であるコンサルティングファームのご希望も多いですが、同等にIT製品ベンダー、SIerへのご意向の声も多くいただきます。

また、ベンダー、SIer双方の採用が活況ですので、いずれの求人もご紹介いただくケースが多いかと思います。ここでは、意外と懸念材料の声もうかがう製品ベンダーにて上げさせていただきます。

ITベンダーと聞くと、SAP社、IBM社、Dell社、HP社、SFDC社、AWS社のような企業になりますが、ベンダーに対してどのようなイメージをお持ちでしょうか。

上記企業へのご転職において、しばしば伺うご転職者様の声(懸念)に、「ベンダーロック(1ソリューション)の提案しかできないのではないか?」、「技術経験が限定的になってしまうのではないか?」というご不安をいただきます。

一方でベンダーロックをされないと考えられている、コンサルティングファーム、SIerへのご志向される方も多いのではないでしょうか。こちらでは、ベンダーならではのメリットとして上げさせていただきます。

一番はベンダーだからこそ、自社製品の専門性を高めることができる!という点です。自社ソリューションだからこそ、標準技術(要素技術)や独自Laboなどで専門性の高い技術を習得することができます。ベンダーならではで、グローバルのユーザー会(導入顧客の声)も保有している企業も多いため、世界各国での導入事例、活用事例、成功事例なども早期に顧客提案へと活かしていくことができると言えます。

また、上記のようなベンダー製品に関しては、エンタープライズ領域の中でも業界大手(Tear1相当)の顧客にも幅広く活用されているため、限定的ではなく汎用的なスキル・経験となります。コンサルティングファーム、Sierによっては、ある特定製品のライセンスを強みとしてある意味限定的にプロジェクトを行なっている企業・ポジションもありますので、ベンダーフリーだからこそ汎用的な経験・スキルが身に付くとは一概には言えません。

現在では、各ベンダーが協業しながらアカウント戦略を計画しているベンダーも少なくないため(IBM×Salesforceの提携など)、自社ソリューションに依存・限定せずスキルアップすることも可能であるとも言えます。

各ベンダー、採用ニーズも強い今日この頃ですので、1つの転職先の選択肢としてご検討されてみてはいかがでしょうか。