転職市場の落とし穴
現在、転職市場は売り手市場となってきており、転職希望者にとって転職先を選びやすい環境にあります。
だからこそ、気をつけなければならないのが、売り手市場と聞いたからなんとなく転職活動を始めて、内定をもらって、条件も悪くないので転職をしてしまうという転職です。
転職活動において重要なのは、キャリアの棚卸しをして今後の方向性を定めていくことです。
・なぜ転職するのか
・それは現職では叶えられないのか
・転職先では何をしたいのか
・その先にどんなキャリアをイメージしているのか
・それはなぜか
上記を考えた上で転職先を決定していただければと思います。
たとえば、「いつか独立して会社を経営したい。」と考えるのであれば、
どんな業界でチャレンジしたいのか、どんなビジネスモデルで戦いたいのか。
それは今からチャレンジできないことなのか。
それが出来ないのであれば、できない理由は何か。
それをかなえるためにどんな転職が必要になるのか。
転職はあくまで手段です。
転職理由や転職の軸があやふやなまま転職活動をしてしまい、ご入社してしまうと、入社後思っていたことと違った、描いていたキャリアに繋がらないといった事象が発生します。
そうすると、短期で転職を重ねることになってしまい、コアスキルがつかなくなってしまう可能性があります。
売り手市場だから転職するのではなく、自分自身が転職する意味があるのか振り返るきっかけになればと思います。