カジュアル面談の活用方法・準備の方法に関して

カジュアル面談の活用方法・準備の方法に関して

坂本拓生
2021 / 04 / 14

直近カジュアル面談の活用に関して、求職者側はもう少しうまく使えるのではないか?という事を思いましたのでまとめさせていただきます。

◆カジュアル面談とは

近年の採用活動で一般的になった手法で、選考フロー上とは別で行う、選考要素の無い面談の事。
応募前にライトに話をするケースや、選考の途中で社員の方や役員の方とフラットに話すケースがオーソドックスかと思います。
対応頂く方は、人事や現場の方、場合によっては役員/代表など様々です。

【より良い面談にする為に】

①自身のスキルや経歴はあらかじめ渡す/公開しておいた方が良い。

特に自己応募のケースでよくあると思うのですが、自身の経歴の分かるものを相手側に渡す機会があれば見せておいた方が良いです。

面談頂く人事や、現場の方も何かしら良い話と自社に興味を持ってもらおうと思いながら面談されている方がほとんどです。
企業の説明やポジションの説明、事業のフェーズの説明等を行う上で、経歴を事前に知っておいた方が、任せられそうなポジションや、興味を持ってもらえそうな話を事前に想定しながらお話し頂ける為、結果的に興味のある話を持って帰れるケースが多くあります。
聞けるはずであった話を聞けないで時間を無駄にするリスクを考えれば事前にお伝えしておく方が得策かと思います。

②会社の事はある程度調べてから面談に

カジュアル面談という形だと、選考要素も無い為、ラフに行かれる方も多いのですが、面接だと聞かれる立場になるのに対して、求職者側がヒアリングをかけられる時間でもある為、あらかじめ気になる事は持っていく事をお勧めしています。

特に役員の方などと話せる場合には当該のポジションの実際の課題感や、今行っている事業の全体感などより広い視野で聞けることも多い為、良い情報を持って帰る為にも、基本情報や事業のフェーズ等はあらかじめ調べておくと良いかと思います。
(当たり前のことではあるのですが、意外と現職が忙しく、なんとなくカジュアル面談に向かうという方も一定いらっしゃるように感じます。)
お使いのエージェントがある際は、担当に聞いてみるのもお勧めです。

<方法の一例>
 ・HPの確認(特にニュースリリース等は直近の動向も分かって有用です。)
 ・Wantedly等の採用広報上のメディア
 ・代表の名前のバイネームでの検索(インタビュー等見つかるケースが多いです。)
 ・面談者のSNS(LinkedInやTwitter等を更新されている方も増えている印象です。)

③面談の目的がある場合には事前に伝えておく

採用担当の方が、目的によっては別の面談者をアサインしてくれる為、自身で進められている際にも希望は伝えておくとよいです。
もしエージェントを介している場合には、そちらに依頼すればすむケースがほとんどですが、自身で進められる際にも人事の方に依頼すれば対応頂ける事もございます。

当然ですが、企業の中でもポジションによって見えている景色は様々ですので、誰から聞くか?で粒度の違った情報を聞く事が出来ます。

以上になります。

現在の市況では売り手市場であり、様々な採用チャネルの中で、一回の面談を企業様側はかなり大事にされているような印象ですが、折角の面談の機会をより有意義なものにする為にも準備をして、より良い面談にして頂けますと幸いです。