「2025年の崖」の先に求められる市場価値の高いエンジニアとは?

「2025年の崖」の先に求められる市場価値の高いエンジニアとは?

赤岩直紀
2021/ 10 / 20

日頃、多くIT企業様のエンジニア採用支援に関わらせていただいておりますが、当然ながらお客様が抱える課題も十人十色です。
そんな中、業界を代表するような事業会社や、事業会社へのITデリバリー支援を行うコンサル会社などで、昨今よく耳にするのが<マイクロサービス>という開発技法になります。

直近、「2025年の崖」とも称される既存システムの複雑化、ブラックボックス化よる経済損失は約12兆円とも言われています。私がご支援させていただいているIT企業様の中でも、レガシーシステムのモダナイゼーション経験をお持ちの方の引き合いは非常に強くなっておりますが、モダナイゼーションの先の出口戦略のとも言われているのが「マイクロサービス」という考え方になります。

ご転職先を検討する上で、「次の5年、10年で求められるスキルとは?」とお考えの方も多くお見受けするため、志向整理の一助となればと思い、本記事にまとめさせていただきます。

■マイクロサービスとは
ソフトウェア開発の技法の1つであり、複数の小さなサービスをAPIによって連携させるアーキテクチャのことを指します。
変化の激しいビジネス環境において、よりスピーディに顧客の変化に気付き、ニーズを汲む姿勢が企業に求められている背景もあり、AmazonやLINE、グノシーなどの大企業が導入していることで注目が集まっている考え方になります。

昨今では、ご転職先として人気の高い事業会社の社内SEなども、エンジニアの技術力を内製化して自社内にノウハウをため込みたいという傾向も強くなってきておりますので、ぜひご転職先の企業の”ブランド名”だけでなく、”積むことができる経験”を考える上で、ご参考にしていただけますと幸いです。