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注目が高まる

Microsoft Teams

顧客をデジタル変革に導く

エンジニア集団

日本マイクロソフト株式会社
カスタマーサクセス事業本部 モダンワーク統括本部
カスタマーエンジニア第一本部 本部長

小原 里花

取材日 : 2021/2/4 | 記事掲載日 : 2021/2/24

本インタビュー記事は2021年2月4日にMicrosoft Teamsを使用してオンライン取材を行い作成いたしました。

グローバルと協業しながら仕事をする楽しさを実感

小原様のこれまでのキャリアをお聞かせください。

小原里花氏

Rika Obara 日本企業に4年ほど勤めた後、2002年にマイクロソフトに転職しました。バックオフィス系を中心にコントラクト・ネゴシエーターやプログラム・マネジャー、ビジネスアナリスト、マーケティングなど様々なロールを経験した後、2011年にサービス事業本部の役員付きビジネスマネジャーになりました。

これは役員の右腕となり、一緒に大きな事業を動かしていく仕事です。
私はもともと経営に興味があったので、ビジネスを日々ドライブしていくためのあらゆるテーマについて、米国本社やアジア地域本社と共に仕事をする機会をもらったことは大きな刺激になりました。

当時はちょうど子育ての真っ只中で、仕事との両立が大変な時期もありましたが、マイクロソフトの優秀なリーダーたちと働くことができて本当に良かったと感じています。これを機に、自分のキャリアを作る楽しさを実感するようになりました。

キャリアの転機になったのですね。

小原里花氏

Rika Obara その後、コンサルティングサービスのソリューション・ストラテジー・マネジャーの職務に就いた時も、貴重な経験ができました。
新規ソリューションを日本でローンチさせるためのGo to Market戦略を担当したのですが、戦略を提案するだけでなく、実際にお客様先に行ってビジネス開発を行い、最終的にあるクライアントとマイクロソフトの間でビジネスアライアンスを結ぶことができたのです。

これはスマートシティやスマートビルディングに関する案件で、弊社が提案したのはMicrosoft Azureの基盤を使ったアーキテクチャを活用し、デジタル変革を起こして新規ビジネスにつなげるソリューションでした。
伝統的な手法や仕組みが根強く残る都市開発や建設の世界にデジタルの力を持ち込んだことで、非常に大きなインパクトを生み出すことができましたし、それを支援できたことで私も達成感がありました。これも弊社のグローバルと連携し、世界中の優秀な人たちと協力しながら進めたのですが、本当に得がたい経験でした。

スマートシティ・スマートビルディング
小原里花氏

Rika Obara こうした成果が社内でも評価され、「マネジャーをやってみないか」と声をかけて頂きました。現在はModern Workplace と呼ばれるMicrosoft365やMicrosoft Teamsなどの製品群を扱うCustomer Engineer チームのマネジャーを務めています。

スマートシティ・スマートビルディング

Microsoft 365とは、最新のOfficeアプリ・メール・オンライン会議などの業務ツールを利用できる、生産性向上のためのクラウドサービス。

そもそもですが、なぜ転職先にマイクロソフトを選んだのですか?

小原里花氏

Rika Obara 以前勤めていた日本企業は年功序列で、若いうちはどんなに頑張っても得られる機会や権限は制限されていました。
でもマイクロソフトの面接を受けた時、「私はこんなことをやってみたい」と言ったら、面接官だった役職者が「いいね、任せるからやってごらん」と即答したのです。「失敗してもいいからまずやらせてみる」が会社のポリシーだと知って、チャレンジできる環境で働けるのは素晴らしいことだと思い、入社を決めました。

実際に入社してからも、自分がやりたいことを実現できるように周囲がサポートしてくれました。マイクロソフトではお互いに助け合うカルチャーが根付いているので、例えばヨーロッパで面白そうな事例があったら、現地の担当者に問い合わせると本当に親身になって情報を教えてくれるんです。

米国本社へ行った時には、皆が目を輝かせながら新しい技術の開発や改良に取り組んでいる姿を見て、私もモチベーションが高まりました。“やらされ感”で働くのではなく「楽しいから仕事をする!」という熱量に圧倒されてしまって。それでマイクロソフトの魅力にはまってしまい、気づいたら19年が経っていました(笑)

スマートシティ・スマートビルディング

手を挙げれば周囲がサポートしてくれる、そんな文化が国内外を問わず浸透している。

MBAも取得されていますね。

小原里花氏

Rika Obara イギリスの大学のプログラムをディスタンス・ラーニングで受講し、土日と平日夜の時間を利用して勉強しました。ビジネスマネジャーの時に仕事を共にした経営層のリーダーたちは皆さんMBAを持っているので、それを前提に話が進んでいくんですね。私自身も経営層の間近で経験を積むうちに、「実戦で学んだことを体系立ててアウトプットできるようになりたい」と考えるようになりました。

仕事をしながらの勉強は大変でしたが、経験で得たものを自分の中で整理できたことで、本社の役員とも対等にコミュニケーションできるようになりました。ちょうど日本でも働き方改革が推進され始めた時期で、人事の役員と話す機会が多かったのですが、MBAで人事施策や組織マネジメント、社員の行動様式などを体系的に学んだことでスムーズなやりとりができました。

コロナ禍を機にMicrosoft Teamsのニーズが急拡大

スマートシティ・スマートビルディング

小原様のチームが扱うマイクロソフト製品について紹介して頂けますか。

小原里花氏

Rika Obara 私たちが扱うのは大企業向けのMicrosoft365で、ExcelやOutlookなどのOffice製品やメールサービスのExchange、ファイル・情報共有サービスのSharePoint、クラウドストレージサービスのOneDriveなどを含みます。なかでもコロナ禍以降、リモートワークが拡大する中で急速に注目度が高まっているのがMicrosoft Teamsです。

Teamsというと、日本ではまだビデオ会議ツール、もしくはチャットや通話もできるコミュニケーションツールというイメージが強いかと思いますが、この製品のすごさはそれだけにとどまりません。これは様々な人たちとコラボレーションしながら、より効率的で生産性の高い仕事を実現できるツールなのです。

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具体的には、どんなことが実現できるのでしょうか。

小原里花氏

Rika Obara 実際に私たちがどのようにこのツールを使っているかご紹介しましょう。例えば新しい企画を立案するとします。PowerPointで企画書を作り、Teamsで関係者とファイル共有したら、チャットでやりとりしつつ、提案や修正の指示があればその場でコメントをどんどん書き込んでいくと、あっという間に全員の意見が反映された企画書に仕上がります。

これまでは企画書を作ったら、ミーティングの時間と場所をセットし、関係者の前でプレゼンをして、各部署と交渉や調整をしてからやっとリリースしていたのが、今では一度もプレゼンミーティングをしないまま企画が通ることもよくあります。

つまりTeamsを使えば、単に会議や情報共有ができるだけでなく、書類作成の作業や社内調整の手間を省いて、自分は考えることに時間を投資できるのです。しかも様々な人たちと自由にディスカッションしながら、想像力や創造力を膨らませて、より良いアイデアやプランを生み出すことが可能になります。

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Word、PowerPoint、Excel など使い慣れたOfficeアプリでの共同編集をリアルタイムで行うことができる。

小原里花氏

Rika Obara セキュリティについても、「誰もが自由に使うためのセキュリティ」をコンセプトに開発されています。

マイクロソフトは「地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする」というミッションを掲げているので、安全性を担保するためにユーザーができることを制限しようとは考えません。あらゆる人があらゆるデバイスからログインできて、いつでもどこでも機能をフルに使えるからこそ、Teamsを介したコラボレーションが世界中で活発化しています。

まさにリモートワーク時代には欠かせない製品ですね。

小原里花氏

Rika Obara 以前は「リモートワークはまだ必要ない」とか「ワーキングマザーなど一部の社員のための限定的な施策」と考える企業様が多かったのですが、コロナ禍を機に「Teamsを入れないと仕事が回らないので、今すぐ導入したい」という応援要請が殺到しました。

さらに最近では、リモートワークの生産性をさらに高めるため、「業務のデジタル化を進めたい」というご相談が多くなっています。例えば書類を紙のまま自宅に持って帰ると紛失や流出のリスクがあるので、業務をオンライン上で完結させたいといったご要望です。これもMicrosoft365のサービスを活用すれば様々な解決策をご提案できます。

加えて、Power Platformという製品へのお問い合わせも増えています。これはより迅速かつ簡単に業務アプリケーションを開発・運用するためのプラットフォームです。ローコードのアプリを構築できるPower Apps、ワークフローを自動化するPower Automate、データ分析するPower BIなどのサービスで構成されています。
従来の業務アプリケーションは企画からリリースまでロングタームで作られていましたが、これからは「市民開発者の時代」と言われ、技術の専門家以外の人も開発や運用に参加して、企業や社会全体のDXを推進する必要性が高まっています。それを実現する基盤として、Power Platformに注目するお客様が増加中です。

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Power Platform は、データ収集から解析・予測までローコーディングで実現するプラットフォーム。

「技術への飽くなき探究心」を持つ人が向いている

小原様のチームを構成するCustomer Engineerの方たちは、どのような仕事を担当されているのですか。

小原里花氏

Rika Obara Customer Engineerは、お客様に対してリモートや対面で技術支援を行う職種です。私たちのチームのお客様は、有償サポートサービスの契約を結んでいる大手企業のシステム部門や大手Partner様が中心となります。

技術支援といっても、お問い合わせに答えたり、製品の使い方をアドバイスしたりするだけではありません。お客様のスキル強化のためのワークショップを開発・提供したり、健全な運用を維持するためのアセスメントを行ったり、業務効率化の計画をお客様と一緒に立案したりと、様々な形でサポートします。

また最近では、イノベーションを促進するためのソリューションを提案したり、TeamsとPower Platformを使ってお客様にアプリケーションを作成してもらうハンズオンを実施したりと、非常にクリエイティブな仕事が増えています。

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Customer Engineerに必要なスキルや求める人物像を教えてください。

小原里花氏

Rika Obara Modern Workplaceの技術について導入や運用保守の経験があれば望ましいですが、それ以外でもセキュリティやネットワーク、電話会議システムの経験などが役立つと思います。

加えて大事なのが、「技術への飽くなき探究心」があること。マイクロソフト製品は日々進化するので、新しい技術が出たら自分から能動的に調べに行く。それも義務感からではなく、「楽しくてつい調べてしまう」というくらい好奇心旺盛な人が向いています。

お客様と接する仕事ですから、責任感と誠実さがあり、「どうすればもっとお客様に貢献できるか」を考えられることも必要です。お客様のご相談の中には複雑なものや難しいものもありますから、「お客様のゴールを何とかして実現したい」という気持ちがないと、この仕事はなかなか続きません。

この仕事でどのようなやりがいや醍醐味が得られるでしょうか。

小原里花氏

Rika Obara マイクロソフトは世の中のあらゆる大手企業様や有名企業様とお取引や接点があります。私たちの技術力を活かして、社会的影響力のあるお客様のビジネスや業務を進化させ、デジタル変革へ導くことは大きなやりがいになりますし、自分自身も成長できます。

また先ほども話した通り、メーカーであるマイクロソフトでは次々と新しい技術が生まれます。最新のテクノロジーに日常的に触れられることは、エンジニアにとって何より嬉しい環境ではないでしょうか。

メンバーでもグローバルのエンジニアとコミュニケーションできるチャネルがたくさんありますので、英語力とやる気があれば、海外の優秀な人材からいくらでも最先端の技術や情報を学ぶことができます。

スマートシティ・スマートビルディング

グローバルのエンジニアから最先端の技術や情報を学べることも、外資系企業ならではの強み。

Customer Engineerとして経験を積むと、将来的にはどのようなキャリアパスが拓けますか。

小原里花氏

Rika Obara マイクロソフトの社内には、多種多様なエンジニアのロールがあります。私たちのチームとは別の製品群を担当するエンジニアもいますし、プリセースルを担当する技術営業の職種もあります。Customer Engineerとして経験やスキルを身につけた上で、他の領域や仕事に興味が出てきたらそちらへ移ることも可能です。
あるいはエンジニア職以外にも、コンサルタントやお客様企業の営業窓口となるアカウント・サクセス・マネジャーなどへの道も拓けています。

もちろんCustomer Engineerを極めたい人は、職種を変えずに「シニア」「プリンシパル」とより上のレベルを目指すこともできます。またはエンジニアチームを率いるマネジャーを目指す選択肢もあります。

また、日本以外の国でサービスを提供するグローバルチームでもCustomer Engineerを募集していますので、英語力を活かしたい人や海外志向の強い人は、そちらの面接を受けることも可能です。
マイクロソフトでは、どのロールもいつでも自由に応募できるので、やりたいと思った時に手を上げれば面接の機会をもらえます。これから入社する人たちにも、ぜひ自分のキャリアを自分で作っていく楽しさを味わって頂きたいですね。

幅広いキャリアと成長の可能性が拓ける職場であることが伝わって来ました。
本日はどうもありがとうございました。

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(左上から反時計回りに)小原様・同社Recruiter 高谷様・CDC 中谷・ライター 塚田様

取材・文/塚田有香

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