ペイメント/キャッシュレスにまつわる市場価値について

ペイメント/キャッシュレスにまつわる市場価値について

小山輝晃
2021 / 06 / 02

以前、コロナ過における転職先選びに関しましてキャッシュレス分野の求人に関するお話をさせていただきましたが、コロナ禍が年単位で続いている現状況でも依然として業界の盛り上がりは薄れていない印象でございます。

そこで今回は、求人という視点だけでなく決済/キャッシュレス領域の経験者に関する市場価値についてお話しできればと存じます。

数年前まではペイメント系の知見・経験を持った経験者が求められるのは、クレジットカード会社や決済代行などの会社が主でしたが、直近ではカード以外の金融機関や流通・小売、通信など活躍の場に広がりを見せています。

金融機関で言えば、銀行・保険・証券などの企業様も経営戦略として総合的な金融サービス展開を進める動きを活発化させており、顧客接点としてのカード/ペイメントに力を入れている状況です。また、多様なサービをス展開する通信会社や小売企業においても同様の動きをみせており、先々は自動車/MaaSなどの領域でも需要が発生しつつある状況です。

このようなビジネスの流れから、新規サービスの創出やモバイルを軸とした顧客接点のUI/UX、システム連携などの取り組みでペイメント人材の需要は高まっている状況です。さらに、こうした動きを支援するコンサルティングファームでも、これまで銀行、保険、証券が中心であった金融出身者の採用において、カード・ペイメント人材を求める求人が増えている印象がございます。

ちなみに、ペイメント・キャッシュレスに携わる場合はFinTech領域の専門知識だけでなく、コアスキルとしてECや小売、通信などの様々な『ビジネスモデルを理解するスキル 』や『様々な関係者との調整を進めていくスキル』が重要になります。

コンサル業界や決済代行・ソリューション企業の場合は、競争が激しくなりつつあり、機能やサービス品質による差別化が容易とは申し難いことから、クライアントへの影響力や信頼関係の構築力で是非が決まることも多くある状況です。

そのため、ソリューション営業からのネクストキャリアとして【コンサルティングファーム】や【事業企画系のキャリア】を将来的に希望される方は、決済領域のビジネス経験を積むことがキャリア形成における一つ選択肢となるかと存じます。