コロナ禍での転職活動における企業選びについて(キャッシュレス編)

コロナ禍での転職活動における企業選びについて(キャッシュレス編)

小山輝晃
2020 / 10 / 14

2020年はコロナウイルスの影響で、様々な領域・場面で混乱を招いたそんな年になりましたね。
転職市場においても、募集ストップ・即戦力採用限定など『有効求人倍率の低下』が顕著で大きな打撃を受けたなという印象です。

withコロナというキーワードが表すように、この影響はもうしばらく続くかと存じますので、これから転職活動を始める方にとってはご不安なことが多いのではないでしょうか?

そこで、コロナ禍での転職市場の状況とその中での求人選びとしてお勧めしたい業界をピックアップしてお伝えできればと存じます。

題名の通り、今回はキャッシュレス市場についてお話します。

1.コロナ禍とキャッシュレス業界

報道でもよく耳にするかとは存じますが、外出自粛の影響によるレジャー・飲食・店舗・小売り市場の厳しさや巣ごもり需要による特需(IT/インターネット業界など)など業界ごとで明暗が分かれておりますので世に出回っている求人群も比例して募集数に開きがあるのが現状です。

キャッシュレス業界という観点で見ると『明』だと思います。 国策の一つとしてコロナ禍以前から推進されている業界ではありましたがコロナ禍によってEC利用が増えた観点から電子決済の活用場面もかなり増えました。 リアル領域でも濃厚接触回避のために、非接触で会計を済ませられるキャッシュレス利用への意欲はかなり高まっていると言えます。

2.日本におけるキャッシュレス業界のミッション

そもそも日本は現金主義が強い国として有名です。 (イギリスや中国、韓国などはキャッシュレス決済比率が50%以上に対して日本の比率は20%以下)

コロナ禍以前の話ではありますが、経済産業省は「2025年までに、キャッシュレス決済比率を40%まで高める」という目標を掲げておりオリンピックや万博に向けて、外国人観光客を見越したインフラ整備にかなり意欲的でした。
(コロナ禍で先行きは不透明ですが、基本戦略としては大きく変わらないと考えられます)

キャッシュレス推進のメリットを挙げるとすると下記4つであると言われています。

・そもそもの利便性向上による消費の活性化
・実店舗などの無人化・省力化
・不透明な現金資産の見える化
・支払データの活用による消費の利便性向上

つまり、日本におけるキャッシュレス市場はまだまだブルーオーシャンの領域で市場成長は今後かなり高まっていく業界と言えます。ただ、現在日本で展開されているキャッシュレスサービスはかなり増え、競合は多い業界となっております。

選択肢が多いキャッシュレス業界ですが、リサーチする上でのポイントは「保有顧客」「初期費用」「セキュリティ」です。

「保有顧客」

 大前提、当たり前ですが活用してもらうことが重要です。
どれだけユーザーを囲えているか、プロモーションに力を入れているか次第で戦闘力が決まりやすいです。

「初期費用」

 クレジットカードや電子マネーは、導入店舗側が初期投資費用や支払手数料がかなり高いです。そういった点では、コストをなるべく抑えたサービスにおいて導入の勢いが強いです。

「セキュリティ」

 お金が絡むサービスなので安全面で担保がとれていることが大前提必須で信用問題に関わりますので安全なサービスであるという信頼性が大切です。

とはいえ、普段の生活では中々イメージのつきにくいバックグラウンドが多い業界ですので、キャッシュレス業界へのキャリアにご興味があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。