記事掲載日: 2018/06/20 取材日: 2018/06/10

組織が抱えるリスクと課題を解決するリスクトランスフォーメーションとは

EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社(リスクトランフォーメーション領域)へのインタビュー

Interviewee

渡邉 誠 氏 / EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング Risk部門(Risk Transformation) シニアマネージャー

BIG4系ファーム、外資系コンサルティングファームなどでリスクマネジメント体制構築、内部監査高度化、不正リスク分析、業務分析、GRCツール導入などに従事した後、2015年にEYに参画。現在もリスクマネジメントを中心に、企業内のあらゆるプロセスのシステム化の支援に従事、公認内部監査人(CIA)、公認情報システム監査人(CISA)、公認不正検査士(CFE)、内部統制評価指導士(CCSA)、ITコーディネーター、Project Management Professional(PMP)

ー 本日はよろしくお願い致します。まずはご経歴を伺えますか。

大学を卒業してSierでSEを経験しました。その後、監査法人、コンサルティングファームを経て、EYに参画しました。監査法人以降は一貫して、リスクマネジメントや内部監査等のプロセス構築の支援を行っています。またそのプロセスの定着のためのシステム導入も手掛けています。加えて、リスクマネジメントをメインとしたデータ分析手法の導入支援も行っています。対象のクライアントは、自動車、製造、流通、不動産、製薬、商社など多岐にわたります。

ー EYに参画して頂いてから気づいた魅力を教えてください。

EYの魅力は何と言ってもチームワークでクライアントニーズに応えるところです。コンサルティングファームということ、ドライな競争的な雰囲気を想像する方も多いと思いますが、EYはグローバルを含め、チームで活動する素養が備わっています。例えば案件が識別されると、その知見を持った人材が提案チームを組成して対応します。知見や経験、ノウハウのある人がクライアントニーズに応える土壌があるため、最高のクライアントサービスの提供が可能です。

ー 現在担当されているサービス領域について教えていただけますか。

現在私が担当しているサービスは大きく分けて2つです。1つが、Governance Risk Compliance(GRC)導入とデータ分析手法の支援です。

GRCは企業をリスクから守るため、またリスクを上手くマネジメントし利益を上げていくために導入するものです。リスクマネジメントなくしては、企業の安定的な成長はできません。そのようなニーズのもと、最近は多くの企業で導入が活発になってきています。GRCの導入では、リスクマネジメントや内部監査、コンプライアンスを管理するためのプロセス設計およびそのプロセスを定着させるためのシステム導入を支援しています。

プロセス設計においては、EYのメソドロジーや他社事例を元に、クライアントの風土や成熟度に適した支援を行います。その上で、そのプロセスをしっかり定着させるために、また効率的に運用できるようにシステムの導入を行います。EYはシステムの販売を行っていないため、システムの選定にあたっては、クライアントに要件をヒアリングし、いくつかのGRCベンダーのシステムから選択いただけるように準備します。どのシステムにも傾斜しない、中立的な立場からクライントに一番フィットするものを提案できる。これが、EYの特徴であり、これにより、クライアントファーストが実現できていると考えます。

もう1つのデータ分析手法の支援は、主にComputer Assisted Audit Techniques(CAAT)と呼ばれるものです。さまざまなプロセスの中で、リスクだと思われるデータを抜き出し、調査・監査できる体制を構築するための支援です。ビックデータの活用が世間では叫ばれていますが、CAATはこのビックデータを不正や誤謬の検出・予防に活用する手法です。私たちはEYのグローバルの知見や日本でのノウハウを生かして、様々なシナリオを準備しており、それを活用して、クライアントニーズに応えています。

それ以外にも、データの特定や入手、クレンジングなど様々なノウハウがグローバル、日本の経験を元に蓄積されており、クライアントの支援に生かされています。上記の2つにより、企業のリスクマネジメントを総合的に効率化、高度化できる支援を実現しています。

ー それでは次に、所属されている部門について教えてください。

私が所属している部門は、リスクトランスフォーメーション(Risk Transformation,"RT")です。

EYのリスクトランスフォーメーションサービスは、組織が抱えるリスクと課題を浮き彫りにし改善の方向性を示すことで、進むべき正しい道筋を照らし出します。

具体的には、下記の3つの分野で組織のリスク対応を支援しています。私の担当分野は、Risk Control Technology Serviceの一環です。

Risk Enabled Performance Management
リスクや課題への守りの対策だけではなく、ビジネスの最適化や成長につなげられるような攻めの対策も立案し、着実に展開する。

Program Risk Management
プロジェクトを成功へと導くために、リスクや課題への対策を適切に施しながらプロジェクトが進んでいるかを第三者的な見地から検証する。

Risk Controls Technology Services
リスクや課題への対策を組織により深く浸透させるために、ガバナンスの仕組みをIT技術を活用して高度化する。

ー 部門の特徴や近年の動向を教えてください。

アドバイザリー部門は、提案を主とする「セクター(インダストリーチーム)」とプロジェクトのデリバリーを主とする「ドメイン(ケイパビリティチーム)」に分かれています。ケイパビリティチームは、プロジェクトのデリバリーを主として業務効率化の実現を目的とした部門であるPerformance Improvement(PI)と、クライアントのオペレーションや組織のガバナンスに潜むリスクを抽出・特定、管理することを目的とした部門のRisk、および人に関わるアドバイザリーを専門とするPeople Advisory Service (PAS) に分かれています。

これらのアドバイザリー部門が1つになることによって、クライアントのニーズにより的確に応えられるようになったと思います。最近のクライアントニーズはリスクとPIの区別がなくなりつつあります。戦略立案とリスクは表裏一体のため、その両方の支援が必要です。このクライアントのニーズに応えるために、チーム編成がより柔軟にできるようになったと思います。

ー リスクトランスフォーメーション部門で求められる人材像を教えてください。

協調性と自律性のある人が良いと思います。個を生かしつつ、チームで活動するインフラがEYにはあります。それを最大限に生かせる人材が活躍できると思います。バックグラウンドとしては、ITや会計(経理)などの知識があるとよいと思いますが、それ以外にも事業会社での購買や内部統制などの業務に就いていた方などは歓迎します。

ー コンサルタントは事業会社に比べてハードワークというイメージがありますが、ワークライフバランスはいかがでしょうか。

コンサルティング会社は、ハードワークというイメージがあると思います。これは一般的には当たっている見解かと思います。クライアントのニーズを満たすためには、時にハードワークになることもあります。また、複数のクライアント支援が同時に進行する場合もあります。しかしEYには、それを緩和するいくつかの施策があります。

1つは、在宅勤務です。これは通勤時間の削減(効率化)や柔軟な勤務形態が可能となります。当然ながらその運用にはいくつかのルールがありますが、コンサルティング会社で導入しているところは少ないのではないでしょうか。

もう1つは、フレックスタイム制です。これもコンサルティング会社での導入はまだ少ないと思います。これによりワーク&ライフバランスの実現を図っています。これらの導入は、EYという組織が人を信じ、大事にしている証拠だと私は思っています。

ー それでは最後に、転職者をお考えの方にメッセージをお願いします。

コンサルティング会社への転職は、不安かもしれません。いろいろ疑問もあると思います。まずは話を聞きに来てみていただければと思います。そこで皆さんの疑問をいろいろ聞いてみてください。EYのコンサルタントは、的確にその疑問に答えてくれると思います。日頃クライアントの質問に答えているように。

EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社(リスクトランフォーメーション領域)へのインタビュー写真

取材協力: EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社

事業内容: EYグループによって開発された手法及びツールを使い、世界で統一された品質サービス基準を元に「アドバイザリー領域」のコンサルティングサービスを提供。
資本金: 4億5千万円
設立: 2017年 01月
従業員数: 約1,300名(グループ連結:230,800名)

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