記事掲載日: 2018/03/20 取材日: 2018/02/20

グローバル戦略「Advisory Connected」によるFinancial 領域の変革を実現

EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社(ファイナンシャル領域)へのインタビュー

#1 Jason Freedman氏のキャリア

五十嵐 : ご自身の自己紹介及びEYアドバイザリー・アンド・コンサルティング(以下、EYACC)以前のキャリアについて教えていただけますか?

Jason氏 : 私はアドバイザリー事業において重要な位置づけである金融機関向けアドバイザリー業務を担当しており、EYアドバイザリー(現EYACC)には3年前に入社しました。その前は、IT系コンサルティングファームに16年間在籍していました。フランス、ニューヨーク、シカゴ、南アメリカ等、様々な国で、そのうちの6年間は東京で仕事をしてきました。特に多く関わってきた業務は、保険会社のテクノロジー及びオペレーション業務になります。また、長年の保険会社、銀行に対するコンサルタントとしての経験に加え、米国の保険会社の最高技術責任者(CTO)としても3年半の実績を持っています。

もう少し遡って話をすると、コンサルタントになる前はエンジニアをしていました。大学では電気工学を専攻しており、コンサルティング業界に入る前には、ハードウェアの開発者として働いていました。 そのため、学生当時はコンサルティング業界に入るとは、まったく想定していませんでした。

五十嵐 : なぜEYACCを選んだのですか?

Jason氏 : 前職では1999年から2005年まで東京にいましたが、その後アメリカに戻った際、当時の同僚から電話があり、日本に戻って仕事しないかと誘われました(彼は今ではEYのシニアパートナーの一人となりましたが)。私は、EYがクライアントの事業を大きく変革させる支援をし、それに係る人々のキャリアを成長させるコンサルティング事業を今作ろうとしていることを知って非常に興奮したのを覚えています。EY及び日本にとっても、そのようなビジネスを作ることは、大きなチャンスですし、私もその一員になりたいと思いました。それが、私がEYACCに加わった理由です。

これから更にEYACC成長させるために、まだやれることはたくさんありますし、日々成長していることを実感しています。既に、クライアントのビジネスを変革させ、関わるスタッフのスキルもキャリアも成長させる大きなプロジェクトをいくつも抱えています。私はそのようなプロジェクトやクライアントをfoundational project/foundational clientと呼んでいます。そのようなプロジェクト/クライアントはクライアントの事業にも大きな変革をもたらすだけでなく、市場におけるEYのブランドも築き、EYメンバーを次世代のリーダーとして育てていきます。こういったチャレンジングなプロジェクトを経験することにより、EYのチームがより強くなり、より新しい機会を生み出すというサイクルを作ることが、私の目標です。

#2 グローバル戦略「Advisory Connected(融合)」を掲げるEYACCで働く魅力

五十嵐 : EYACCと他の企業との違いは何ですか?

Jason氏 : 私は過去に他のBig4や、IT系コンサルティングファームでも働いていました。各社とも強いブランド力、グローバルネットワークを標榜しており、EYもその一員ではあります。あえてEYと主なコンサルティングファームを比較すると、彼らは定型業務のアウトソーシング事業を行うことにビジネスのウエイトを置いていると感じています。こういったコンサルティングファームはもちろん優秀な人材を抱えていますし、このようなビジネスモデルは事業の利益にも貢献すると思います。ただし、このビジネスモデルの追求は本当の意味でクライアントの変革には必ずしも繋がらないのではないか、と私は考えます。私がコンサルタントとして興味を持っているのは、いかにクライアントに変革をもたらすことができ、創造性を発揮することができるかです。

またEYと他のBig4を比較すると、他社に比べてもEYがより真の意味のグローバルな運営をしていると思います。なぜなら、他社は必ずしもグローバルに、予算の投資や人材の育成ができていない面があるように思えるからです。ご存知のように、他のBig4でも多国籍企業をクライアントとして抱えていますが、各国間での連携よりも、各国のパートナーがそれぞれの地域でビジネスを行っているように思えます。当然、各国単位で注力することの強みもありますが、グローバル視点では必ずしも競争力が高くなるわけではないのです。なぜなら、その体制では各国間の連携を必要とするようなグローバルプロジェクトへの取り組みは、EYよりも難しいケースがでてくると考えられるからです。他社もグローバルにコミュニケーションを取ろうとしていますが、他国のビジネスとの全体的な連携、最適化といった観点ではEYが抜きんでているとみています。EYはグローバルの視点で予算の投資や人材の育成をしており、非常にグローバル連携に強みがあると思います。「真にグローバルであること」がEYとBig4の違いです。

EYのようなグローバル企業、かつ国際的な環境で仕事することは本当にエキサイティングなことです。日本事務所のスタッフがアメリカ、香港、ロンドンなどに行き、現地のチームと一緒にプロジェクトをしてから日本事務所に戻ってくることや、反対に海外事務所のスタッフが日本に来て、一緒にプロジェクトすることも多くなっています。例えば、私が、抱えているプロジェクトの一つでは、アメリカのチームメンバーのうち、3人が日本に来て、日本のメンバーと一緒にプロジェクトを推進しています。他にも香港と日本の行き来があるプロジェクトもあります。このようなプロジェクトを増やし、日本のチームメンバーにも海外のプロジェクトにもっと経験させたいと考えています。そのようなグローバルな文化を醸成したいと思いますし、それこそが他社と差別化できる強みだと考えています。

#3 Financial Service Teamの現在と未来

五十嵐 : 現在EYACCの金融チームではどのような分野に注力していますか。また今後はどのような分野に注力する予定でしょうか。

Jason氏 : 金融チームは本当にたくさんのチャンスに恵まれている時期にあると考えています。いくつかの分野は既に私たちに競争力があり、いくつかの分野は今後成長させる必要があると思っています。

弊社内の分類で恐縮ですが、主に”PI(Performance Improvement: 業績向上)”を目的としたサービスと”Risk(リスク管理、規制対応)”に分けてお話しします。“PI”という視点では、人口減少・少子高齢化により、多くの金融機関が大きな問題を抱えています。労働力が不足するとともに、顧客の高齢化が進んでおり、彼らのニーズは変わりつつあります。銀行や保険会社が私達に求めるものも変わってきているのです。この課題を乗り越える支援をEYができれば、EYにとってもクライアントにとっても大きな機会になると考えています。課題を乗り越える為の変革としては、顧客業務の自動化やコスト削減などを行う場合もありますが、最も重要なのは、いかに顧客により良いサービスを提供できるかだと考えています。例えば、多くの銀行が人口減少のため支店を閉鎖せざるをえないという課題がありますが、我々はそういった課題の解決に役立つことができると思います。例えばそのような状況では、カスタマーエクスペリエンスや商品開発がより重要であり、EYはそれらの導入でクライアントを支援することができます。なぜなら、大きな変革を伴う課題の解決は、多くのクライアントにとって非常に大きなチャレンジを伴います。EYはクライアントの変革を支援することができると信じています。

例を加えると、生命保険業界においては、システム投資を十分にしていない企業がまだ多いと考えています。私たちは今、海外も含め開発が進んでいるいくつかのプラットフォームとソリューションに投資しており、日本のクライアントにどのように役立てられるかを検討しています。既に一部のクライアントは今後数年の間に、新たなプラットフォームやソリューションを基幹システム、保険請求システム、新規事業用のシステムに導入することをEYと共に検討しています。

一方“Risk” という観点では数多くの規制や各種制度変更、サイバーセキュリティといったトピックが次々と出てきています。それぞれクライアントからサポートが直接求められている課題であり、現状、大きなビジネス機会となっています。これは銀行証券における(ホールセールだけでなく)リテール業務や保険会社も含めたトレンドを内包しており、EYはそのクライアントのニーズに(欧米はもちろんのこと)中国、韓国、タイなどのアジア各国を含んだ実績を活かすことができると考えています。またリスク管理の業務こそinnovationが求められる分野であり、いったん革新が起こったら他社も含めて追随することになる分野だとみています。そのため、コンサルタントとしてクライアントのためにこの分野についても戦略的な視点でのサービス提供が求められるものとなっています。

#4 活躍出来る人材とは

五十嵐 : どのような方を求めていますか?

Jason氏 : 私達は金融のバックグラウンドを持っている方だけではなく、新しい事へのチャレンジを恐れない優秀な方々を積極的に採用したいと思っています。例えば、この十数年で激変している自動車産業出身の方を金融機関向けのチームの一員として採用するなど、柔軟な考えを持った若い方々を多く採用しています。また、コンサルタンティング業界がハードな業界であるのに加え、対象クライアントのレベル・期待値が非常に高い業界でもあるので、顧客の期待値をコントロールできるコミュニケーションが可能な人材、その中で「プロフェッショナル」として働ける人材は常に歓迎します。

五十嵐 : 金融以外のバックグランドの方々も積極的に採用されているとのことですが、金融機関向けのコンサルティング業界で活躍することはできますか?

もちろんです。10年前の日本でしたら、ミーティングルームに入ってくると、皆が振り返ってかしこまるような金融の専門家でなければ、この業界では活躍できなかったかもしれません。しかし、この10年で大きく変わり、今日では必ずしもそうではありません。もちろん今でも専門家は必要ですが、一方で他業界出身の世界を変えようと気概のある若手も必要なのです。専門家と一緒に働き、顧客のビジネスに貢献できる方々を求めているのです。そういった理由で、伝統的な金融業界のバックグラウンドがある方々以外も積極的に採用しています。

五十嵐 : 先ほどコンサルティング業界は非常にハードな業界と仰っていましたが、どういう点で厳しいのでしょうか?他業界から入ってくる方はワークライフバランスも心配かと思います。

Jason氏 : 私がハードな業界と申し上げたのは、長時間労働をしなければならないという意味ではありません。もちろん締め切り前に一時的に長時間働くこともあるかもしれませんが、大抵の場合はそんなことはありません。ただ、コンサルティング業界にはきっちりとしたマニュアルがないので、常に創造的でいることが、他の業界と比べてより強く求められると思っています。また、多くのステークホルダーとコミュニケーションを上手くとって、一緒に業務を行う必要がありますし、豊富な知識も求められます。創造的で社交的な方も入れば、一つのことに集中することが得意な方もいると思いますが、コンサルティング業界では、どちらの能力も時々に応じて必要になるのです。私達は常に成長を求めます。あるプロジェクトでは、スプレッドシートを使って分析をし、またあるプロジェクトでは社内のチームとあわせてクライアントまでもコントロールすることが求められるかもしれません。ある意味、常に色々な機会があります。チャレンジすることが好きな方にとっては非常に好ましい業界だと思います。

#5 転職者へのメッセージ

五十嵐 : 最後に候補者に言いたいことはありますか。

EYACCで働くことは非常に刺激的です。EYACCはクライアントのビジネスの変革を支援し、スキルやキャリアが伸びていくことを毎日感じ取れる、そんな組織です。創立以来、既に大きく成長していることがその証拠です。もし私達と一緒にチャレンジして頂けるなら、皆様にとっても非常に良い機会になると確信しています。

type転職エージェント五十嵐 有紀

インタビューアー : 五十嵐 有紀

大学卒業後、都市銀行にてリテール営業に従事。約1年間の海外生活を経て、人と企業を繋ぐ人材ビジネスに魅力を感じ、株式会社キャリアデザインセンターに入社。以来、幅広い企業の採用支援とミドルエグゼクティブ層の転職支援を行い、入社以来延べ150名以上の採用を支援。

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